『重版出来!』第9話
「連載 決まりました!!」
自身が担当する中田の作品の連載が決定したクライマックスで最高に盛り上がりましたが
来週で最終回なんですよね~
この頃の連続ドラマって10話が主流なのかな? 昔は12話あったのに(^^ゞ
漫画の受け売りとごまかし?ながら自身の恋愛観を語る心ちゃん(黒木華)。
このドラマはサブキャラに毎回スポットをしっかり当てることで、どのキャラクターにも感情移入できる素晴らしいドラマになりましたが、
次回が最終回と思うと、一番肝心な心ちゃんの内面をもっと描いて欲しい(!!)といまさらながら思います(^^ゞ
当初は予想してた小泉君(坂口健太郎)とのコイバナもないしw;^^
まぁ、恋愛話を主軸にしないところもこのドラマの良さなんですけどね
あくまでも話の主軸は、作品を生み出す者とそれをサポートして売る者の物語。
そこで生まれる熱いドラマはありがちな恋愛モノの感動を軽く超越してますからね
ドラマ自体が心ちゃんのような爽やかな印象なんですよね
アユちゃんの笑顔が増えたという話にウルウルする和田編集長がいい^^
このドラマで今までの世間一般のイメージを打ち破った黒木華ちゃんのこれからの活躍が楽しみです
心ちゃんのクルクル変わる表情も、来週で見納めと思うと寂しいです
子供のころの体験から他人を受け入れることができない中田と向き合おうとする心ちゃん。
あくまでもキャラを貫く安井(安田顕)もいいよな。
一見冷たくても、実は一番説得力があるというか、現実をしっかり見てる。
演じる安田さんは『重版~』の番組HPの中にある http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/
動画【出演者が語る「漫画、この一冊」】で
ボクも一番大好きな『めぞん一刻』をあげてたから俄然親近感がわきました!
「登場人物の現在を高橋先生に描いていただけたら本望」という言葉にもすこぶる共感!!
ちなみに華ちゃんも高橋留美子先生の『うる星やつら』
http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/interview/mov.html
ますます華ちゃんが大好きになりましたぁ~~
安井みたいなキャラクターがいるから、理想を追いかける主役の心ちゃんのキャラがより活きてくる
今回は五百旗頭いおきべ(オダギリジョー)が主役でしたが、
ボクはいままでオダギリジョーさんの演技をまともに見た記憶がなかったんですが、
カッコイイですね! 単なるイケメン俳優にはないカッコ良さがある
キャラクターの交錯のさせ方も上手い!!
アユちゃん(蒔田彩珠)の持つものにおそらく共鳴するものを感じた中田(永山絢斗)が瞬間的に覚醒するのがいい!
天才って何かのきっかけで一気に爆発するとこあると思う
ライバル出版社のエンペラーの引き抜きにあって
『ツノひめさま』の連載を辞めそうな高畑(滝藤賢一)に心ちゃんが真っ直ぐな瞳で放った
「いい加減な畳み方は許しません!!」という言葉は、
高畑の担当者としてではなく、『ツノひめさま』のファンとしての熱い言葉やったから感動
今まで自分の感情をあまり表に出してなかった五百旗頭まで
心ちゃんのように素直に気持ちを吐露するところが良かった!!
そんな二人の気持ちに高畑は―
「こいつらみんな乗っけて、飛びてぇんだ!」
‘作品’を愛する・愛されることって本当に大切。
ビジネスに徹する方が今の世の中当たり前かもしれないけど、それで売れても多分長続きはしない。
作り手・売り手がまず作品を愛していないと!!
このドラマを観ていると、ボクがずっと応援しているアイドルさんのことがいつも頭をよぎる。
素晴らしいパフォーマンスをしても、それをレーベルが本当に愛しているのか?
愛してまでいなくても本気で売る気があるのか?
このドラマには作り手と売り手の理想的な関係が見えるから、
自分が応援してるアイドルのレーベルの担当者さんにもこうあって欲しいと願ってしまいます(^^ゞ
「宝石を抱いてる気持ちです」
「宝石にするか、石にするか、お前次第だぞ」
五百旗頭の言葉を受けての、連載決定会議―
「弱くて小さい人間だからこそ、必死で抗うんです」
「誰もが日々 何かと戦っています。
必死で戦う主人公の姿は
読んだ人たちに 明日への勇気と希望を与えます!」
「中田さん 連載 決まりました!!」
「生きててよかった。生まれてきてよかった」
ひとつひとつのセリフがこんなに心に入り込んでくるドラマは久しぶり
泣いても笑っても次週が最終回!!
今Amazonチェックしたら電子書籍ばっかやったからw
本屋さんに行ってみようか