【007SKYFALL日記⑨】
緊迫したシーンの中でも、こういう ちょっとしたジョークをはさむのがボンド映画らしいところ。
本作は『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』と同じくシリアス路線ですが、
ボンドのふとした表情や一言に、本来のボンドらしい‘シャレ’が復活してるのが昔からのファンには嬉しいところです。
こういう 少し暗い、影のあるようなシーンでも最高にカッコイイのがクレイグ=ボンド!!
こういう表情もまた ボンド映画の悪玉らしくて、こっちもニンマリ^^
実写で上手く撮れてるけど、なぜか迫力をさほど感じない 地下鉄の脱線シーン。
乗客が乗ってない電車に設定したのはボンド映画の良心か?w
MI6から脱走したシルヴァを追うボンド!
ボンドの本丸に敵が攻め込んでくるのが逆に新鮮!!
「英雄的な心は 今も変わらずに持っている」
「意志は強く、戦い求め―
見い出し、屈服することはない」
この公聴会のシーンが本作のハイライトと言っていいかと思います。
007であるジェームズ・ボンドの存在意義は、ボンド映画の存在の意味にも繋がる
ファンにとっては胸が熱くなるシーン。
後にM・マネーペニーとなるマロリー(レイフ・ファインズ)・イヴ(ナオミ・ハリス)と共に戦うことにも
非常に意味があります。
マロリーにボンドがウィンクして合図するシーンで、
既に二人の間にお互いを信頼する気持ちがあるのを感じられるのがいい。
シルヴァの目を眩ませたとしても危険には違いないのに、
敢えて立ったまま銃撃するボンドのカッコよさ!!
往年のボンドファンなら歓喜間違いなしの、アストン・マーチンDB5が登場するシーン!!
新しいボンドが、自身の過去へと回帰するクライマックスへの最高のお膳立て!!
サム・メンデス監督がボンド映画を愛していることがよく分かって 嬉しくなりましたね!^^