ジョーズ2(1978) 【
2/3】
登場はしないものの、前作で強い印象を残した海洋学者のフーパー(リチャード・ドレイファス)に
ブロディが連絡をとろうとしたシーンがあるのも、続編として正しい描写。
こういう 親子の情を感じるシーンも、前作の食卓での名シーンを思い出しますね
シュワルツ監督は きちんと前作をリスペクトしているのがよく分かります。
先のブログでも書きましたが、ヨットのシーンで流れるジョン・ウィリアムズの音楽の『ジョーズ』らしからぬ軽快さが、青春映画っぽいノリの演出にすごくマッチしています
思えば前作のサメ狩りのシーンでもかなりノリのいいスコアを書いて盛り上げてたから、
ジョンって本当に天才的な映画音楽家やなぁ(!!)って思います。
本作はジョンの音楽を堪能できるだけでも、彼のファンは楽しめるハズ
明るい描写と、サメのショックシーンを組み合わせるバランスがいいので
飽きさせない展開になっています。
序盤のヤケドで“スカーフェイス”になってw ‘悪役’としての存在感が増したJAWSも見もの
今回観て気づきましたが、シュワルツ監督はデュッセンベリーちゃんが気に入ったようで^^
本来、若者の中では一番目立たないといけないはずの?!ブロディの息子クンより明らかに目立っています
ヨットにティナちゃんの名前がww 彼氏イタイかも(笑)
デュッセンベリーちゃんは迫真の演技もなかなか素晴らしいので、
他の出演作が見当たらないのがホンマに残念
本作は彼女にとって“青春の思い出”的作品なのでしょうか?w
本作のサメの見せ場の大きなポイントは、
前作ではブロディらがサメを狩りに行くのが終盤の見せ場であったのに対し、
本作ではサメが若者たちを‘狩る’側になってて、人間とサメの立場が真逆になっているのが面白いです。
ブロディ家の兄弟も獲物の中にいるから、サメの【復讐映画】的な要素もあるのが怖いところ
この展開は4作目の『復讐篇』でも引き継がれています。
ちなみに散々な評価を受けた4作目も実はボクは好きやったりします(^^ゞ
3作目は観ててさすがにコケたけどねwww(爆)
今回はアクション的な見せ場が豊富なのも見どころ
娯楽肌なシュワルツ監督の職人魂が炸裂してると言ってもいいでしょう
ジョー・アルベスによるサメ 通称ブルース君の^^出来が本当に素晴らしくて、
迫力タップリです
その腕を買われて、アルべスが監督を任された3作目はアレでしたけどね…www(笑)
次回はクライマックス!!