☆自由☆
夏休みになるとほとんど家に帰らなかった。
誰かの家に泊まったりオールしたり。
学校の友達とばっか遊んでた。
地元の友達とは、ほとんど連絡をとらなくなっていった。
リアは家が嫌いだった。
パパはリアが中三ぐらいから家に帰ってこなくなった。
パパがいなくて寂しい時もあった。
でも、最近はいない事に慣れた。
リアはパパっ子だったけど時々ウザイ時もあった。
パパもリアが大好きだったから何でもワガママ聞いてくれた。
欲しい物は何でも買ってくれた。
そんなパパが帰ってこなくなった。
ママと喧嘩ばっかだったし。
毎日、お金の事で喧嘩してた。
そんな事もあってリアは家が嫌いだった。
たぶん、ずっと我慢してたリアの何かが崩れた。
小学校から頭が良かったリアは期待されていた。
小さい頃はその期待に答えようと必死に努力した。
よく成績表には責任感が強い、人に対しての思いやりがあるとか、イィ事ばっかり書かれていた。
周りから見れば何でも出来る子だった。
中学ではヤンキーの先輩とつるんだりもした。
多少悪い事もした。
それがかっこいいと思ってた。
担任の先生が家に来る事もあった。
でもママ達はあんまり気にしてはいなかったみたい。
元々、リアのお姉ちゃんがかなりのヤンキーでレディースをしてたから慣れてたみたい。
怒られる事があってもそこまでだった。
きっとリアはお姉ちゃんに憧れてたのかもしれない。
でも結局、リアは中学も頭がよかったからまだ期待されていた。
中学は中途半端なヤンキー気取りだった。
だから高校生になってから何かが弾けた。
自由になりたかった。
どんどん服装が派手になり、口調も悪くなり、家にも帰らず、学校にも行かず。。。
これがかっこいいと思ってたんだよね。
親の気持ちなんて何一つ考えた事なかった。
今ならわかるけどね(o_ _)o
リアがこんなにも変わってしまった事にママに迷惑かけてたなんて思わなかった。
ママが精神的にかなり病んでる事なんて知らなかった。
処方されたたくさんの薬を飲んでた事も。
そんなの全然知らないまま遊びまくってた。
夏休みに家に帰るのはせいぜい一週間に一回ぐらいだった。
何に対して反発してたんだろぉね。
怖いものなんてなかった。
自分が楽しければそれでよかった。
★A Song for×××
いつも強い子だね
って言われ続けてた
泣かないで偉いね
って褒められたりしていたよ
そんな言葉1つも
望んでなかった
だから分からないふりをしていた
人を信じる事
っていつか裏切られ
はねつけられる事と
同じと思っていたよ
あの頃そんな力
どこにもなかった
きっといろんな事
知りすぎてた
いつも強い子だね
って言われ続けてた
泣かないで偉いね
って褒められたりしていたよ
そんな風に周りが
言えば言う程に
笑う事さえ苦痛になってた
一人きりで生まれて
一人きりで生きていく
きっとそんな毎日が
当たり前と思ってた
誰かの家に泊まったりオールしたり。
学校の友達とばっか遊んでた。
地元の友達とは、ほとんど連絡をとらなくなっていった。
リアは家が嫌いだった。
パパはリアが中三ぐらいから家に帰ってこなくなった。
パパがいなくて寂しい時もあった。
でも、最近はいない事に慣れた。
リアはパパっ子だったけど時々ウザイ時もあった。
パパもリアが大好きだったから何でもワガママ聞いてくれた。
欲しい物は何でも買ってくれた。
そんなパパが帰ってこなくなった。
ママと喧嘩ばっかだったし。
毎日、お金の事で喧嘩してた。
そんな事もあってリアは家が嫌いだった。
たぶん、ずっと我慢してたリアの何かが崩れた。
小学校から頭が良かったリアは期待されていた。
小さい頃はその期待に答えようと必死に努力した。
よく成績表には責任感が強い、人に対しての思いやりがあるとか、イィ事ばっかり書かれていた。
周りから見れば何でも出来る子だった。
中学ではヤンキーの先輩とつるんだりもした。
多少悪い事もした。
それがかっこいいと思ってた。
担任の先生が家に来る事もあった。
でもママ達はあんまり気にしてはいなかったみたい。
元々、リアのお姉ちゃんがかなりのヤンキーでレディースをしてたから慣れてたみたい。
怒られる事があってもそこまでだった。
きっとリアはお姉ちゃんに憧れてたのかもしれない。
でも結局、リアは中学も頭がよかったからまだ期待されていた。
中学は中途半端なヤンキー気取りだった。
だから高校生になってから何かが弾けた。
自由になりたかった。
どんどん服装が派手になり、口調も悪くなり、家にも帰らず、学校にも行かず。。。
これがかっこいいと思ってたんだよね。
親の気持ちなんて何一つ考えた事なかった。
今ならわかるけどね(o_ _)o
リアがこんなにも変わってしまった事にママに迷惑かけてたなんて思わなかった。
ママが精神的にかなり病んでる事なんて知らなかった。
処方されたたくさんの薬を飲んでた事も。
そんなの全然知らないまま遊びまくってた。
夏休みに家に帰るのはせいぜい一週間に一回ぐらいだった。
何に対して反発してたんだろぉね。
怖いものなんてなかった。
自分が楽しければそれでよかった。
★A Song for×××
いつも強い子だね
って言われ続けてた
泣かないで偉いね
って褒められたりしていたよ
そんな言葉1つも
望んでなかった
だから分からないふりをしていた
人を信じる事
っていつか裏切られ
はねつけられる事と
同じと思っていたよ
あの頃そんな力
どこにもなかった
きっといろんな事
知りすぎてた
いつも強い子だね
って言われ続けてた
泣かないで偉いね
って褒められたりしていたよ
そんな風に周りが
言えば言う程に
笑う事さえ苦痛になってた
一人きりで生まれて
一人きりで生きていく
きっとそんな毎日が
当たり前と思ってた
★虚しさ★
最高の夜を迎えた次の日。
朝から二人とも学校だった。
もっと一緒に居たかったケドしょうがなく学校に向かった。
バイクで二人乗りして学校まで送ってくれた。
幸せな時間だった。
学校に行くとみんなに報告した。
嬉しい事はみんなにも分けてあげたかった。
みんな喜んでくれた。
やっとリアにも幸せがきた。
しかし幸せは長くは続かなかった。
悪魔のリアにはやっぱり幸せになんてなれないのかも。
ある日、むつみの家にお泊まりする事になった。
夜ごはん食べてカラオケに行くとムネからメールきた。
《今日俺ん家に来いよ!》
悩んだ。
でもムネと一緒にいたかった。
むつみに相談すると快くムネのところに行ってきなぁ(^O^)
と言ってくれた。
むつみの家からムネの家はバイクで十分ぐらいだった。
九時に駅で待ち合わせをした。
ムネと今日一緒に過ごせる。
楽しみだった。
九時まであとちょっと。
そろそろ駅に向かおうとしてる時に……
“ムネ”
メールだった。
何か嫌な予感がした。
《今日やっぱり無理になった。ごめん。》
急すぎだよ。
返事を返す事すらできなかった。
最悪。
ムカツク。
このまま、むつみと景気づけに花火やろぉって話しになった。
ムネがいなくたって楽しんでやるって気持ちだった。
二人で花火は寂しいから誰か誘おうってなった。
盛り上げに的してるのは、啓輔だった。
さっそく啓輔に電話すると運悪く直人も一緒だった。
まぁいっか。
何て思いながら4人で花火をする事になった。
でも突然直人が電話越しに言った。
《ムネ、女と花火してるよ-》
またかよ。
よりによって何でまた直人から聞かされるの??
ありえない。
信じたくない。
こいつらの地元はみんなリアをなめてんの??
和宏もムネも同じような手で。
そんなにリアを悲しませたいの。
一体何がしたいの?
リアはすぐにムネが女と花火してるという場所にむつみと向かった。
結果、やっぱり花火してた。
ムネ達が楽しそうに花火してる横を気付かれないようにバイクで走った。
リア、何やってるんだろう。
普段のリアだったらすぐさまその場に乗りこみに行くのに……
今日はそれができなかった。
乗り込んだらすごい惨めな女になりそうだったから。
強くなりたかった。
むつみの前だったし平然な顔した。
本当は今すぐにでも泣きたかった。
涙を堪え笑顔で隠した。
とりあえず、啓輔や直人、むつみと花火した。
でも何も考えられない。
花火ってキレイ。
暗闇にパチパチと明るくみんなの顔が照らされてキレイだった。
嫌な事忘れられそうだった。
みんな笑ってた。
きっとリアも笑ってた。
よくわかんないけど。
どぉでもよくなった。
結局、次の日ムネからメールあった。
案の定《別れよう》
はい、はい。
もぉわかってたよ。
もぉ慣れたよ
涙なんてもぉ出ないよ。
バカみたいじゃん
リアは何もかも壊れたよ。
きっと誰にも止められない。
暑い夏が始まったばっかりでした。
リアの大好きな夏。
★HAPPY ENDING
立ち込める雲
隙間ぬうように
星たちがせめぎあう
叫びにも似た
祈りのような輝きが
胸を締め付ける
どうかこんなとこから
私を連れ去って
全てが思い出になる前に
あなたがいない
だけでこんなに
夜が寂しい
なんて不思議ね
後どのくらい
同じような
罪を犯して繰り返したら
私は人でなくなって
しまうのだろう
誰の目にも写らなく
なるのだろう
朝から二人とも学校だった。
もっと一緒に居たかったケドしょうがなく学校に向かった。
バイクで二人乗りして学校まで送ってくれた。
幸せな時間だった。
学校に行くとみんなに報告した。
嬉しい事はみんなにも分けてあげたかった。
みんな喜んでくれた。
やっとリアにも幸せがきた。
しかし幸せは長くは続かなかった。
悪魔のリアにはやっぱり幸せになんてなれないのかも。
ある日、むつみの家にお泊まりする事になった。
夜ごはん食べてカラオケに行くとムネからメールきた。
《今日俺ん家に来いよ!》
悩んだ。
でもムネと一緒にいたかった。
むつみに相談すると快くムネのところに行ってきなぁ(^O^)
と言ってくれた。
むつみの家からムネの家はバイクで十分ぐらいだった。
九時に駅で待ち合わせをした。
ムネと今日一緒に過ごせる。
楽しみだった。
九時まであとちょっと。
そろそろ駅に向かおうとしてる時に……
“ムネ”
メールだった。
何か嫌な予感がした。
《今日やっぱり無理になった。ごめん。》
急すぎだよ。
返事を返す事すらできなかった。
最悪。
ムカツク。
このまま、むつみと景気づけに花火やろぉって話しになった。
ムネがいなくたって楽しんでやるって気持ちだった。
二人で花火は寂しいから誰か誘おうってなった。
盛り上げに的してるのは、啓輔だった。
さっそく啓輔に電話すると運悪く直人も一緒だった。
まぁいっか。
何て思いながら4人で花火をする事になった。
でも突然直人が電話越しに言った。
《ムネ、女と花火してるよ-》
またかよ。
よりによって何でまた直人から聞かされるの??
ありえない。
信じたくない。
こいつらの地元はみんなリアをなめてんの??
和宏もムネも同じような手で。
そんなにリアを悲しませたいの。
一体何がしたいの?
リアはすぐにムネが女と花火してるという場所にむつみと向かった。
結果、やっぱり花火してた。
ムネ達が楽しそうに花火してる横を気付かれないようにバイクで走った。
リア、何やってるんだろう。
普段のリアだったらすぐさまその場に乗りこみに行くのに……
今日はそれができなかった。
乗り込んだらすごい惨めな女になりそうだったから。
強くなりたかった。
むつみの前だったし平然な顔した。
本当は今すぐにでも泣きたかった。
涙を堪え笑顔で隠した。
とりあえず、啓輔や直人、むつみと花火した。
でも何も考えられない。
花火ってキレイ。
暗闇にパチパチと明るくみんなの顔が照らされてキレイだった。
嫌な事忘れられそうだった。
みんな笑ってた。
きっとリアも笑ってた。
よくわかんないけど。
どぉでもよくなった。
結局、次の日ムネからメールあった。
案の定《別れよう》
はい、はい。
もぉわかってたよ。
もぉ慣れたよ
涙なんてもぉ出ないよ。
バカみたいじゃん
リアは何もかも壊れたよ。
きっと誰にも止められない。
暑い夏が始まったばっかりでした。
リアの大好きな夏。
★HAPPY ENDING
立ち込める雲
隙間ぬうように
星たちがせめぎあう
叫びにも似た
祈りのような輝きが
胸を締め付ける
どうかこんなとこから
私を連れ去って
全てが思い出になる前に
あなたがいない
だけでこんなに
夜が寂しい
なんて不思議ね
後どのくらい
同じような
罪を犯して繰り返したら
私は人でなくなって
しまうのだろう
誰の目にも写らなく
なるのだろう
☆七夕☆
学校にも慣れて来た六月。
友達もたくさん増えた。
学校って楽しい。
遊んでばっかだった。
学校終わってからは夜中まで遊んだ。
和宏の事忘れるためだったのかな?
最近はムネとよく連絡をとるようになった。
直人からも着信はあるんだけどなんとなく気まずくてでれなかった。
この頃にはムネがリアに気があるんじゃないかと思うようになった。
リアってモテるかも。
なんて思いだした。
悪魔のリアが誕生しようとしてた。
ムネからも好きな人がいるって聞いてた。
絶対にリアだって自信があった。
だからわざとムネを試すような事ばっかした。
《~をしたら教えてあげる》
《~を買ってくれたらイィよ》
なんて言いながらたくさんのブランド品を買ってもらった。
最高だった。
全てが上手くいってるような気がした。
リアを中心に世界がまわってるような気分。
でもそんな一途なムネにだんだんリアも惹かれ始めた。
でも和宏が何かひっかかる。
この頃には和宏の事好きではなくなってた。
だけど………
直人の事も何かひっかかる。
和宏と別れて一ヶ月が過ぎようとしてた七月。
リアはみきやかれん達とリアの地元の祭に行く事になった。
結構でかい祭で毎年人で溢れてた。
7月7日七夕。
祭に行った後みんなリアの家に泊まる事になっていた。
ビデオとかお菓子とか買ってリアの部屋でまったりしていた。
突然、携帯がなった。
“ムネ”
ムネかぁ-。
なんて思いながら電話に出た。
リアがムネの事気になってる事はみき達みんな知っていた。
だから話しの内容聞かれるのが恥ずかしくてリアだけ別の部屋に移った。
普段通り他愛もない話しをした。
何かドキドキする。
みんなが近くにいるからなのかなぁ?
突然、
《付き合って欲しい》
嬉しかった。
しかも七夕の今日に。
もちろん返事はオッケー★
嬉しくてみんなにすぐに報告した。
みんなも喜んでくれた。
祝酒だって言って朝まで飲んだ。
また幸せな日が来る。
嬉しかった。
でもリアとムネには問題があった。
直人の事だった。
ムネも直人がリアの事好きなのは知ってた。
しかも地元一緒で仲がいい。
ムネは直人に言いたい気持ちもあるけど言いにくい。
直人はムネ達の地元の中で頭をはってる男だった。
リアも考えた。
ムネと直人達が仲悪くなるのは嫌だった。
リア達は隠れて付き合うようになった。
でもムネといるだけで楽しかった。
ある日ムネの家にお泊まりする事になった。
ムネの家に向かうために電車に乗った。
そしたら……………
電車の中に直人と和宏がいた。
絶対にリアに気付いた。
しかもこの電車にリアが乗ってるって事はムネ達の地元つまり直人や和宏の地元に行くって意味をさしていた。
ムネと付き合ってる事バレる。
駅に着いて速攻でムネに電話した。
ムネに状況を説明してると後ろから…
《あれ-リアにかけてもムネにかけてもお互い話し中だ。あいつら付き合ってるんじゃねぇ。》
わざとらしくリアに聞こえるように直人が和宏に話してるのが聞こえた。
直人最低。
リアは急いで近くのコンビニに入ってムネを待った。
ムネはすぐに来てくれた。
《ごめんね。》
リアは一言ムネに言った。
ムネはすぐにごめんねの意味がわかったらしく
《気にすんな》
って笑ってた。
ムネの家に着いてからムネは驚く事を言い出した。
《俺、地元離れるわ。
もう直人達と関わらない。他の地元のやつと遊ぶ。
リアが気にすることないよ。》
何も言えなかった。
でも、リアは今が幸せだったからムネと直人達がどうなろうとあんまり気になんなかった。
リアって最低でしょ。
やっぱり悪魔なんだよ。
自分がよければそれでいぃ。
ムネと二人でビデオを見てると突然、ムネが肩に手を回してきた。
心臓はバクバクだった。
軽いキスをしてだんだん激しいキスになって…
幸せだった。
こんなキス今までした事がなかった。
だんだんムネの手が下がっていって優しくリアの体を撫でた。
胸を激しくもみ、リアはもうおかしくなりそうだった。
おかしくなってた。
リアは処女だった。
でもムネだったらよかった。
それより早く処女を捨てたかった。
セックスの最中はあんま覚えてない。
痛くなかったし血もでなかった。
終わった後、処女を捨てた嬉しさとムネと愛し合えた嬉しさ、両方がいりまじっていた。
今日はムネの腕枕でゆっくり寝た。
深い深い眠りについた。
幸せの眠り。
★Way To Love
最後に交した
意味のないジョークを
思い出し笑う一人の帰り道
柔らかな気持ち溢れて
街のノイズが心地よく響いて
ワガママでも勝手でもね
今君に会いたいよ
明日が待てないなんて
おかしいね
明け方の空眺めて
確かめているきっと
私恋に落ちてく途中
友達もたくさん増えた。
学校って楽しい。
遊んでばっかだった。
学校終わってからは夜中まで遊んだ。
和宏の事忘れるためだったのかな?
最近はムネとよく連絡をとるようになった。
直人からも着信はあるんだけどなんとなく気まずくてでれなかった。
この頃にはムネがリアに気があるんじゃないかと思うようになった。
リアってモテるかも。
なんて思いだした。
悪魔のリアが誕生しようとしてた。
ムネからも好きな人がいるって聞いてた。
絶対にリアだって自信があった。
だからわざとムネを試すような事ばっかした。
《~をしたら教えてあげる》
《~を買ってくれたらイィよ》
なんて言いながらたくさんのブランド品を買ってもらった。
最高だった。
全てが上手くいってるような気がした。
リアを中心に世界がまわってるような気分。
でもそんな一途なムネにだんだんリアも惹かれ始めた。
でも和宏が何かひっかかる。
この頃には和宏の事好きではなくなってた。
だけど………
直人の事も何かひっかかる。
和宏と別れて一ヶ月が過ぎようとしてた七月。
リアはみきやかれん達とリアの地元の祭に行く事になった。
結構でかい祭で毎年人で溢れてた。
7月7日七夕。
祭に行った後みんなリアの家に泊まる事になっていた。
ビデオとかお菓子とか買ってリアの部屋でまったりしていた。
突然、携帯がなった。
“ムネ”
ムネかぁ-。
なんて思いながら電話に出た。
リアがムネの事気になってる事はみき達みんな知っていた。
だから話しの内容聞かれるのが恥ずかしくてリアだけ別の部屋に移った。
普段通り他愛もない話しをした。
何かドキドキする。
みんなが近くにいるからなのかなぁ?
突然、
《付き合って欲しい》
嬉しかった。
しかも七夕の今日に。
もちろん返事はオッケー★
嬉しくてみんなにすぐに報告した。
みんなも喜んでくれた。
祝酒だって言って朝まで飲んだ。
また幸せな日が来る。
嬉しかった。
でもリアとムネには問題があった。
直人の事だった。
ムネも直人がリアの事好きなのは知ってた。
しかも地元一緒で仲がいい。
ムネは直人に言いたい気持ちもあるけど言いにくい。
直人はムネ達の地元の中で頭をはってる男だった。
リアも考えた。
ムネと直人達が仲悪くなるのは嫌だった。
リア達は隠れて付き合うようになった。
でもムネといるだけで楽しかった。
ある日ムネの家にお泊まりする事になった。
ムネの家に向かうために電車に乗った。
そしたら……………
電車の中に直人と和宏がいた。
絶対にリアに気付いた。
しかもこの電車にリアが乗ってるって事はムネ達の地元つまり直人や和宏の地元に行くって意味をさしていた。
ムネと付き合ってる事バレる。
駅に着いて速攻でムネに電話した。
ムネに状況を説明してると後ろから…
《あれ-リアにかけてもムネにかけてもお互い話し中だ。あいつら付き合ってるんじゃねぇ。》
わざとらしくリアに聞こえるように直人が和宏に話してるのが聞こえた。
直人最低。
リアは急いで近くのコンビニに入ってムネを待った。
ムネはすぐに来てくれた。
《ごめんね。》
リアは一言ムネに言った。
ムネはすぐにごめんねの意味がわかったらしく
《気にすんな》
って笑ってた。
ムネの家に着いてからムネは驚く事を言い出した。
《俺、地元離れるわ。
もう直人達と関わらない。他の地元のやつと遊ぶ。
リアが気にすることないよ。》
何も言えなかった。
でも、リアは今が幸せだったからムネと直人達がどうなろうとあんまり気になんなかった。
リアって最低でしょ。
やっぱり悪魔なんだよ。
自分がよければそれでいぃ。
ムネと二人でビデオを見てると突然、ムネが肩に手を回してきた。
心臓はバクバクだった。
軽いキスをしてだんだん激しいキスになって…
幸せだった。
こんなキス今までした事がなかった。
だんだんムネの手が下がっていって優しくリアの体を撫でた。
胸を激しくもみ、リアはもうおかしくなりそうだった。
おかしくなってた。
リアは処女だった。
でもムネだったらよかった。
それより早く処女を捨てたかった。
セックスの最中はあんま覚えてない。
痛くなかったし血もでなかった。
終わった後、処女を捨てた嬉しさとムネと愛し合えた嬉しさ、両方がいりまじっていた。
今日はムネの腕枕でゆっくり寝た。
深い深い眠りについた。
幸せの眠り。
★Way To Love
最後に交した
意味のないジョークを
思い出し笑う一人の帰り道
柔らかな気持ち溢れて
街のノイズが心地よく響いて
ワガママでも勝手でもね
今君に会いたいよ
明日が待てないなんて
おかしいね
明け方の空眺めて
確かめているきっと
私恋に落ちてく途中