☆七夕☆ | DEBILorANGEL

☆七夕☆

学校にも慣れて来た六月。

友達もたくさん増えた。

学校って楽しい。


遊んでばっかだった。


学校終わってからは夜中まで遊んだ。


和宏の事忘れるためだったのかな?





最近はムネとよく連絡をとるようになった。




直人からも着信はあるんだけどなんとなく気まずくてでれなかった。








この頃にはムネがリアに気があるんじゃないかと思うようになった。





リアってモテるかも。
なんて思いだした。


悪魔のリアが誕生しようとしてた。









ムネからも好きな人がいるって聞いてた。


絶対にリアだって自信があった。



だからわざとムネを試すような事ばっかした。





《~をしたら教えてあげる》

《~を買ってくれたらイィよ》


なんて言いながらたくさんのブランド品を買ってもらった。













最高だった。



全てが上手くいってるような気がした。


リアを中心に世界がまわってるような気分。













でもそんな一途なムネにだんだんリアも惹かれ始めた。






でも和宏が何かひっかかる。

この頃には和宏の事好きではなくなってた。


だけど………





直人の事も何かひっかかる。












和宏と別れて一ヶ月が過ぎようとしてた七月。



リアはみきやかれん達とリアの地元の祭に行く事になった。



結構でかい祭で毎年人で溢れてた。



7月7日七夕。





祭に行った後みんなリアの家に泊まる事になっていた。



ビデオとかお菓子とか買ってリアの部屋でまったりしていた。









突然、携帯がなった。










“ムネ”





ムネかぁ-。
なんて思いながら電話に出た。







リアがムネの事気になってる事はみき達みんな知っていた。


だから話しの内容聞かれるのが恥ずかしくてリアだけ別の部屋に移った。






普段通り他愛もない話しをした。

何かドキドキする。

みんなが近くにいるからなのかなぁ?


突然、

















《付き合って欲しい》

嬉しかった。


しかも七夕の今日に。







もちろん返事はオッケー★



嬉しくてみんなにすぐに報告した。


みんなも喜んでくれた。



祝酒だって言って朝まで飲んだ。


また幸せな日が来る。



嬉しかった。












でもリアとムネには問題があった。

直人の事だった。

ムネも直人がリアの事好きなのは知ってた。


しかも地元一緒で仲がいい。




ムネは直人に言いたい気持ちもあるけど言いにくい。



直人はムネ達の地元の中で頭をはってる男だった。





リアも考えた。


ムネと直人達が仲悪くなるのは嫌だった。




リア達は隠れて付き合うようになった。




でもムネといるだけで楽しかった。





ある日ムネの家にお泊まりする事になった。



ムネの家に向かうために電車に乗った。


そしたら……………















電車の中に直人と和宏がいた。





絶対にリアに気付いた。



しかもこの電車にリアが乗ってるって事はムネ達の地元つまり直人や和宏の地元に行くって意味をさしていた。










ムネと付き合ってる事バレる。











駅に着いて速攻でムネに電話した。


ムネに状況を説明してると後ろから…












《あれ-リアにかけてもムネにかけてもお互い話し中だ。あいつら付き合ってるんじゃねぇ。》




わざとらしくリアに聞こえるように直人が和宏に話してるのが聞こえた。










直人最低。









リアは急いで近くのコンビニに入ってムネを待った。







ムネはすぐに来てくれた。




《ごめんね。》
リアは一言ムネに言った。





ムネはすぐにごめんねの意味がわかったらしく

《気にすんな》

って笑ってた。




ムネの家に着いてからムネは驚く事を言い出した。











《俺、地元離れるわ。
もう直人達と関わらない。他の地元のやつと遊ぶ。
リアが気にすることないよ。》






何も言えなかった。




でも、リアは今が幸せだったからムネと直人達がどうなろうとあんまり気になんなかった。




リアって最低でしょ。

やっぱり悪魔なんだよ。

自分がよければそれでいぃ。










ムネと二人でビデオを見てると突然、ムネが肩に手を回してきた。

心臓はバクバクだった。


軽いキスをしてだんだん激しいキスになって…


幸せだった。


こんなキス今までした事がなかった。




だんだんムネの手が下がっていって優しくリアの体を撫でた。


胸を激しくもみ、リアはもうおかしくなりそうだった。

おかしくなってた。


リアは処女だった。



でもムネだったらよかった。

それより早く処女を捨てたかった。




セックスの最中はあんま覚えてない。


痛くなかったし血もでなかった。



終わった後、処女を捨てた嬉しさとムネと愛し合えた嬉しさ、両方がいりまじっていた。



今日はムネの腕枕でゆっくり寝た。

深い深い眠りについた。

幸せの眠り。













★Way To Love
最後に交した
意味のないジョークを
思い出し笑う一人の帰り道

柔らかな気持ち溢れて
街のノイズが心地よく響いて

ワガママでも勝手でもね
今君に会いたいよ
明日が待てないなんて
おかしいね

明け方の空眺めて
確かめているきっと
私恋に落ちてく途中