ようやく今回から、心理の話が中心になっていきます。
ダイエットは心理面が非常に重要だと考えています。
ただ、心理の話は、心の内面にかかわるような話をすることになるので、神様がどうとか、ちょっと宗教的な感じの話もちょくちょく出てくることになると思います。
どういう考え方で、こういうことを言っているのだろうか?といろいろと疑問に思うこともきっと増えるだろうと思います。
そういうわけで、まず、私の宗教的な立場や考え方を明らかにしておいたほうがよいだろうと思います。
と言っても、そんなおおげさな話ではないのですが。
特別何かの宗教を信仰しているということはないです。
神社に行ったら、手を合わせて、お祈りや感謝の気持ちを伝えるし、お寺に行ったら、仏様に、手を合わせてお祈りや感謝の気持ちを伝えます。
ごくふつうの日本人と同じような感じだろうと思います。
無宗教で無神論者ということになるのかもしれません。
でも、それは西洋的な価値観から見ればそうだというだけだと思います。
日本人は無宗教で無神論者だと言われることが多いですが、そんなことはまったくないと思っています。
いろいろな神さまのようなものをなんとなく大切に思っていて、初詣には出かけるし、先祖の供養もとても大切にしているし、どう考えても、無宗教で無神論者とは、思えません。
私自身は、高校生のころとか、なんとなく科学万能論に傾いたこともありました。
しかし、最近の科学の発展によって、宇宙や生き物の体、そして物質の根源、これらは、とんでもなく複雑なものであるということが、かなりはっきりとしてきたこともあって、宇宙、自然、生き物、もの、などなど、あらゆる存在に畏敬の念を強く持つようになりました。
150億光年のかなたに宇宙の果てがあると私たちがイメージしている宇宙なんて、多宇宙のごくごく一部、ほんのコップの中のサイダーの泡の一粒みたいな存在かもしれないわけです。
同じようなものが、恐ろしいほど存在している可能性もかなりあるようです。
マルチバース(多宇宙)という考え方がかなり一般的になってきていて、少なくとも9次元の宇宙はあるみたいだとか、そんな説が有力になったりしてきています。
4次元の宇宙でさえ、まったくイメージすることができないというのに、9次元の宇宙とか11次元の宇宙とか言われても、もう何がなんだかさっぱりわかりません。
もはや神がかり的としか思えないというような気持ちが強くなりました。
そんなわけで、ちょっと宗教的な雰囲気の話がちょくちょく出てくることになるかもしれませんが、「宇宙すごすぎ」、「生き物すごすぎ」、「わけがわからなすぎて、神がかり的すぎ」というような気持ちがもとになっている、ということを理解していただき、なんとなく雰囲気で流していただけたらと思っています。
それでは、ダイエットにおける心理の話です。
「浦島太郎のお話に学ぶダイエットの心理学」
浦島太郎は、「何があっても、決してあけてはいけません。」
と言われて玉手箱を手渡されました
しかし、決してあけてはいけないと言われていたのに、玉手箱をあけてしまいました。
「決して振り返ってはいけません。」
「決して見てはいけません。」
「決して話してはいけません。」
というような話は浦島太郎のお話だけではなく、鶴の恩返し、雪女、さらにはギリシャ神話や日本の神話にもいくつもあります。
人間の心理の本質と深くかかわっているのでしょう。
「あけてはいけない、絶対にあけてはいけない。」
「でも、やっぱりあけて、中を見たい。いったい何が入っているのだろう?」
そういう心の葛藤を何百回、何千回と延々と続けて、疲れきって、もうこんな苦しい葛藤を続けるのはいやだとなって、最後はあけてしまうのです。
人間の心理の本質にかかわることなのであって、これは精神力の強さでどうこうできる問題ではないのです。
ダイエットを頑張っている人は、
「あまり食べてはいけない。」
「間食は食べてはいけない。」
というふうに強く思っています。
そして、「食べたい、食べてはいけない。」
「でも、やっぱり食べたい。おいしそう・・・。いや我慢だ。」
と心の葛藤を繰り返すことになります。
14勝1敗は、相撲だったら、たいてい優勝です。
でも、ダイエットでは、負け越しです。
199勝1敗でも、負け越しです。
「食べたい、食べてはいけない。」という葛藤を延々と繰り返すのは、「無限」と戦っているようなものです。
まさに無間地獄(むげんじごく)という感じかもしれません。
「食べたい、食べてはいけない」というような心の葛藤が延々と続くようなダイエットをやってはいけない理由というのは、人間の意志は、もともと際限のない心の葛藤には勝てないようになっているからです。
そういう状況を作ること自体が間違っているのです。
ひたすら頑張るダイエットでうまくいく人というのは、玉手箱をずっとあけないで我慢できるという人だけだと思います。
「食べたい、食べてはいけない」というような心の葛藤が延々と続くようなダイエットをしていないか、自問自答してみてくださいね。
P.S.
宮崎で口蹄疫が広がっている問題は、とても悲しいですね。
宮崎牛の伝説の種牛が安平(やすひら)という名前で、同じ読み方の名前なのもあって、余計に悲しく感じてしまいます。
牛の血統というのは、人工授精で特定の種牛の子供ばかりだったのですね。
そんなふうになっていたのか、と知らないことだらけでした。
きっと、知らなかっただけで、安平の子供や孫たちの肉をたくさん食べていたのだろうと思います。
今回の問題をきっかけに、お肉のありがたさを余計に感じるようになりました。
これから、どういうふうになっていくのか分かりませんが、少しでもはやく収束に向かってほしいものだと思っています。
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