役に立った監視カメラ | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

92才(要介護1)ひとり暮らしの母の家に監視カメラを設置して4か月。

 

先日、とうとうそのカメラに助けられる事案が発生しました。

 

午前10時ごろ、電話しようとして、(起こしたら悪いので)寝てないかどうかを監視カメラでまずチェック。

すると、トイレのドアの前にぺたんと座って天井を見つめている母。

 

(ちょっとニュアンスの違う画像ですが)

 

! 何?

 

まず録画をチェック。

すると、朝1時ごろトイレに立って、その後画面から消えていることが判明。

再び画面にあらわれるのは5時ごろで横たわった状態。

トイレの帰りに倒れて立ち上がれなくなって四苦八苦した様子が映っていまして・・・

 

腹筋がほぼない母はいったん横たわると自分では起き上がれません。

 

1時にトイレに立ってから9時間・・・やばい!

すぐに妹に電話しました。

 

普段、勤務中はつながらないのですがたまたまつながり、手短に事情を話して妹が実家へ向かいました。

 

40分後、鍵やらチェーンやら傘やらで頑丈にロックした玄関を開けて妹が現れると、母はケロッとして宣う。

 

あら、どうしたの?

 

どうしたのってお姉ちゃんから電話が来たのよ、ばあばが倒れてるって!

 

そうなのよ、急に足が動かんくなってね。どうしたんかね?(←どうしたんかねって人ごとかい

 

水分とってないんじゃないの?熱中症?

 

そういう会話を交わしながら妹が母を持ち上げようとするも、どうにも持ち上がらない。

母は自己申告では55㎏。妹はそれより体重ありますが、全然ダメでした。

結局ベッドまでひきずって(←トイレから2m)運び、ベッドにつかまらせてようやく持ち上げに成功。

 

その間、このまま運べなかったら救急車で病院 とか 私の体力がじゃ運べないからやっぱり施設に入って とか妹が言うたびに

 

そんなとこ行ったら私死ぬよ

 

そんなとこ行かなくてもこのままじゃ死ぬよ、お姉ちゃんがたまたま見つけたからこうして助かったけど!

 

と妹の語気も強くなり

 

最期まで家にいたい高齢者とその家族のどうどうめぐりが続くのであります。

 

この時点で、私はスーツケースを引っ張り出し、午後の便に乗ろうと準備に取り掛かりました。

今度こそ説得して施設の手続きをしようと。

 

しかし・・・

 

妹がOS-1(水分補給剤)を飲ませて一息つくと元気になり、

 

もう大丈夫。冷房が効きすぎたかね、ハハハ。

○○ちゃん来てくれて助かった、ありがとう・・・

 

とにっこり。

 

妹が言うには、冷房24℃とやっぱり水分不足だったんじゃないかと。

いったん様子見しようということになりました。

 

待機登録している施設からは先月空きの連絡がありましたが見送ったばかり。

 

屈託なく、赤ちゃんと変わらない高齢者。

かかりつけ医はこんな日常をもってしても、○○さんはまだ大丈夫 とおっしゃるのでしょうか?

 

ため息しか出ません。

 

とりあえず OS-1 をケースで送りました。

 

 

 

 

 

 

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