TAKASHIMAYA SALONというデパートの機関誌の記事です。
ボイジャー計画は、(NASA) による太陽系の外惑星および太陽系外の探査計画で、探査機は1977年に打ち上げられました。
いずれ太陽にのみ込まれて消滅する地球に、文明があったことを地球外の生命に伝えたいという思いで、「ゴールデンレコード」が搭載されています。
「ゴールデンレコード」は地球文明のタイムカプセルであり、人類の遺書なのだそうです。
「ゴールデンレコード」の中身は55種類の言語によるメッセージや、音楽、画像など。
搭載された音楽27曲中3曲がバッハ。
現代では、音楽は芸術と捉えられていますが、中世では天文学や数学同様規則性を持った学問という位置づけでした。
そいう言う意味で、数学的音楽と言われるバッハが選ばれたそうです。
ボイジャーが太陽系を離れる際、ある女性研究者が「ママ(地球)を振り返って」と言うと、太陽系の家族写真と言われる64枚の惑星の写真をボイジャーが送ってきました。その1枚に、針の先ほどの小さい地球が写っていました。「『Pale Blue Dot(淡く青い点)』と呼ばれるその写真を見ると、この小さい点の中で領土争いや殺し合いなど、人類は何をやっているのだろうという気持ちにさせられるのです」とはプロジェクトに携わった佐治晴夫氏の言葉。
写真の赤枠の中の儚い点が地球
(画像は全てWikipediaよりお借りしました)
「ママを振り返って」に『Pale Blue Dot(淡く青い点)』で応えたボイジャー。この文章を読みながら、なぜか涙が出ました。
ゴールデンレコードに搭載されたバッハ 平均律クラヴィーア曲集より BWV 870 by グールド
「ボイジャー」というタイトルのユーミンのアルバム(1983年リリース)もあります。
大好きだった曲
(スンマセン・・・ユーミンの声と思って貼ったらカバーでした・・・でもユーミンのyoutubeないのでこれで!)