本日の日経朝刊の記事です。
記事によると、世界各地の海鳥の52%からプラスチックに添加剤として加えられる化学物質が検出された、らしい。
国内外の18の大学・研究機関が(北極や南極付近を含む)世界の16か所で海鳥を調査したところ、その52%の「尾腺ワックス」からプラスチックを燃えにくくしたり紫外線による劣化を防ぐための添加剤が検出された。中には胃の中にプラスチック片が見つかったケースもあった、とのこと。
画像はお借りしました。
海鳥の胃から見つかったプラスチック片。(ケープタウン大のピーター・ライアン博士提供(C)Peter Ryan)
海鳥でこの状況だから、魚はきっと、もっと汚染されてますね。
でもそのことについての具体的な記事をみかけたことがありません。
それを知らせたら水産業に甚大なダメージが及ぶから、調査の対象は「海鳥」だったのでしょうか?(←個人のうがった見方です)
恐ろしいことに、海は世界の産廃処理場のようなもの。
世界中で原発の処理水が廃棄されてるし、原発の冷却水を海に流すから海水温の上昇にもつながっている。
そしてプラごみ。
「これが人新世」 で紹介されていた衣服の埋め立てを止めて燃やしたとしても、有害物質は多分雨となって地上や海に降り注ぐ。
だとしたらもう、プラスチック系のものを作らない以外道はないですね。
プラスチックを使わない生活って・・・とっさに想像できません。
記事で、高田秀重・東京農工大教授は「生物の体内に蓄積せず、毒性が低い添加剤への転換が急務だ」と指摘している、という。
「毒性が低い添加剤」への転換で済むならいいのだけれど・・・