臥竜の天 火坂雅志 | ピンゲンのブログ

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火坂雅志さんの「臥竜の天」を読みました。
 

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火坂雅志さんは、NHK大河ドラマ「天地人」の著者
この本の主人公は、独眼竜伊達政宗
同じ時代ですが、直江兼続とは大きく生き方が異なります。

兜の飾りは、大きな大きな三日月
紺地に金の日の丸の旗印

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派手を好み、それを粋に着こなすことから、そのような人を「伊達者(だてもの)」ということになりました。

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超合理主義者で、天下取り、自分のためなら、迷わず排除、切り捨て
ある意味、目的志向、ある意味、自分勝手
沢山のものを切り捨てましたが、御存じのように天下は取れませんでした
晩年、天下取りの最後のチャンスとして、大博打を打っっていたことが書かれてましたが、初耳のエピソードで大きな発見でした。

小説のタイトルの「臥竜」とは、低く地を這う竜
生まれる時期や場所が違えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に変わったかもしれないが、天を想い、天に昇れなかった竜のお話でした。

本としては、歴史もの、特に武将ものにありがちな、文献の記述に照らす下りや諸説を上げるようなくだりが、後半に多くなり、読み物としてストーリーだけを楽しめなくなる点が残念ではありますが、伊達政宗の生き方/考え方が判って良いものです。

ま、簡単に言うと勝手なやっちゃ(^o^)

---------- おまけ ----------
兼豚しか持ってないけど、同種のTシャツで
前回の前田さんのと伊達さんの(^o^)

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