長崎・最後の桜は大村公園の八重桜・オオムラザクラです。花のアーチが出来、向こうに青空と玖島城の一部・板敷櫓が見えています。
大村公園では最近までソメイヨシノが満開でしたが(写真右側)、その後は八重桜(左側)が満開なりました。
公園の中を通り抜ける道(二重馬場)に咲いているのは八重桜で、道に落ちているのはソメイヨシノの花びらでした。
進んで行くと南堀と大村公園のシンボルの板敷櫓が見える開けた場所に出ます。ソメイヨシノに変わってオオムラザクラが満開でしたが、堀の中には6月開催の花菖蒲まつりに備えて花菖蒲がすくすくと育っていました。
大村公園の八重桜はオオムラザクラと言って花弁が多く、びっしりと重なって重厚感があるのが特徴です。
写真の撮り方によってはオオムラザクラの花のリングかアーチに見えますね。
南堀からくねくねした通路を登って行く(お城跡の名残)と玖島城跡があります。
そこに大村神社の神殿が建っています。
神殿の両側にある2本の木が国の天然記念物に指定されているオオムラザクラの木です。
花は八重桜を2段に重ねたような2段咲きで、たいへん豪華です。
ピンクがかった八重桜の中からもう一つの白い八重桜が出てきている様に見えます。従って1つの花の花弁が多く80枚以上になり、時には200枚になることもあるそうです。
同じ大村公園内にある他の種類のサトザクラ(八重桜の園芸品種)と比べて見ると、花弁の数が全然違うのが分かります。①は楊貴妃、②はカンザンで赤みが強く桜湯の材料となります。③は松月、④は祝桜で、4つとも花弁は20~45枚ほどとの事です。
毎年、帰りには大村名物の大村寿司とゆでピーナツを買って帰ります。大村寿司は500年の歴史を持つ郷土料理でシュガーロードと結びついた甘い味付けのお寿司で、日本遺産「長崎街道・シュガーロード」の構成資産の1つとなっています。ゆでぴーは落花生をそのまま塩ゆでしたもので、こちらは砂糖ではなく塩を使っています。2つ合わせてでソルティー&シュガーです。
今年は寒さのせいで西山神社の寒桜(元旦桜)も1か月近く開花が遅れ、続く西海橋などの河津桜もかなり開花が遅れました。その後、ソメイヨシノも開花後、寒波に見舞われ見頃が長くなり
何とか入学式の間に合いました。そして、最後は八重桜で国の天然記念物のオオムラザクラでの締めでしたが、これも若干遅れました。今年は天候不順により翻弄されましたが、これからはこのパターンが異常ではなく、普通になっていくのかも知れません。また夏の暑さの為か、県の天然記念物のクシマザクラは枯れてしまっており非常に残念でした。












