月9ドラマ「君が心をくれたから」もクライマックスにさしかかりつつありますが、舞台となった長崎のロケ地のうち4か所をめぐりました。
1)まずはオープニング画面の場所の諫早市「結の浜マリンパーク」へ。県内屈指の人工海水浴場で、前方にはその形から亀島と呼ばれる2つの島があります。
昼間に訪れた時には家族で遊びに来ていた男の子2人が、ドラマと同じ場所でポーズをとってくれました。
この日は曇っていましたが、広い砂浜が広がっており晴れていれば最高のロケーションの様でした。二つの島がある為か波も穏やかでした。
ドラマでは朝日が昇る頃、主人公の二人がマカロンを食べるシーンがありました。
私も朝日の写真を撮るために日の出前の結の浜マリーンパークに行きました。二つの島の間からは雲仙岳のある島原半島が見えて、その部分の空がオレンジ色に変わってきました。
そして二つの島の間から朝日が昇って来ました。小さな雲に少し邪魔されましたが、綺麗な朝日を見る事ができました。
テレビのシーンとは若干、太陽の位置がずれましたが、こんな感じでマカロンのシーンの撮影が行われたのだと思います。
2)主人公の「雨」が祖母と一緒に暮らしている家で、家の中でのシーンが何度も出てきます。このシーンは家の前で2人と祖母が待ち合わせている所です。左の坂がオランダ坂です。
ここは東山手甲十三番館と言う建物で、日本が鎖国をやめた後、外国人受け入れのために整備された外国人居留地の中に建てられました。一時期、フランス領事館としても使用されました。
この建物は人気観光スポットであるオランダ坂の入り口近くにあり、多くの人が訪れます。
3)2人がデートをして、「今まで見た夕日のうちで一番きれい」と言った所で、長崎水辺の森公園です。
ここで2人は10年後にパティシエと花火師になろうと約束をしました。
鍋冠山展望台から見た長崎港ですが、正面に突き出ている木々の茂る広場が2人がデートした水辺の森公園で、船が停伯していのが公園前着岸壁です。
テレビのシーンと同じ夕日が沈む時間帯に同じアングルで写真を撮りました。
この広場では様々なイベントが行われますが、これは4月下旬に開催される長崎帆船まつりの様子です。左側の女神大橋の下をくぐって帆船が入港してきて公園前着岸壁に停泊します。
4)中島川にある飛び石の上で見つめ合う2人。向うには国重要文化財の眼鏡橋が架かっています。
その飛び石を上の方から眺めた所です。鯉が泳いでいたり、ハトが寄ってきたり、近くにハートストーンがあったりして人々が集まる場所です。
橋の下流側にも飛び石があり、ここは恰好の撮影スポットで、眼鏡橋をバックに思い思いのポーズで写真撮影が行われます。私は人々の個性あふれる姿を映すのが大好きです。
この中島川に沿って公園があり、ここでも様々なイベントが行われます。これは今年1月9日から25日まで行われ、ドラマの中で何回も出てきたランタンフェスティバル様子です。
このドラマを制作するにあたり「長崎でしか撮影できない場所」「異国情緒あふれる風景」での撮影にこだわったとの事で、長崎市内のみならず、県内の各所を100か所以上回って調べたそうです。その甲斐あってか、本当に美しくてエキゾチックな場所でのシーンが多く、「行って見たいけど、どこですか?」との問い合わせが多いそうです。そこで要望に応えて長崎県観光連盟が聖地巡礼のための「ロケ地マップ」を作りました。しかし、なかなか実際に訪れる事ができない人もおられると考え、マップで紹介されている29か所の中の一部を取り上げてみました。