2017/7/2:今川探索その2

テーマ:
2017/7/2:

6/24の恵みの雨を受けて、平水を取り戻したであろう九州北部の各河川😀

再び渇水とならない内にどこか探索に出かけようと意気込んでいた私は、日曜AM5:00、添田町の今川上流域にやって来た。5/21に探索、というよりちょっと川の見学に来て、一度はちゃんと探索してみようと考えていたのである☝️

という訳で前回良さそうだと思った、油木ダムに程近い橋のたもとから川に降りた。当然、福岡県内共通遊漁券は購入済み(年券3000円)。もっと上流は県道沿いで両岸護岸のやや悲しい渓相なのだが、この辺りにはまだ「らしい」雰囲気が漂っていた😗
{721A5312-B2A9-4BF0-B91A-B50A5E9F1A29}
今川は祓川(はらいがわ)と並んで筑豊地域では数少ない毎年エノハの放流のある漁協管轄下の河川の一つだ。

しかし毎年放流があるにも関わらず、ネットを調べる限り、渓流釣りの釣果情報は余りに乏しい🙄なぜだろうか?情報的にはどちらかと言えば祓川の方が多いのだが...

何だか、ちょっと嫌な予感が、しないでも無い...😑私は前回見学時の感想をこうまとめていた。


『今川上流部はダム湖への注ぎ込み口から源流部までの流長が短く、明暗に欠ける開けた場所が大半であるが故に渓流釣りで狙えるポイントは多くないと感じた』


ちゃんと入ってみた事も無いのに、こんな事書いて、今川についての正しい見解なのか?この日はまさにそれを確かめに来たのである。

そして、水温は20度ちょいと高くて不安だったが、入渓早々チビエノハが釣れた!写真は無いが、この時はこれで今日の釣果は安泰だと思ったね😆

次に婚姻色ばっちりのオイカワも釣れた。久々に見たが、やっぱり綺麗だな〜。
{CB9D701D-7A1A-46AB-9E0B-C1BB615455B0} 

本格的に遡行を開始する。ご覧の通り、渓相は決して悪くない。ちゃんとした(?)渓流釣りのそれである。水質もダム湖近くの割に綺麗なものである👍チビエノハも既に一匹釣れたし、これはやはり良型も多数いるんじゃないか?
{3F15B682-E25D-488A-B284-812986C7C7CF}

ちょっと進むと両岸葦のボサが続く。ボサの際から良型エノハが出るんじゃないか?
{B838EDA0-16FF-454E-98F8-7A200F1594DC}

こんな感じの場所も沢山あったぞ。落ち込みの流心脇辺りからガツンと出るんじゃないのか?
{42B38D50-EA1A-4486-9FCD-E06887603D73}
ネット情報では京二川漁協による今川のエノハ(アマゴ?ヤマメ?)放流量は祓川と合わせて稚魚16000尾。

半分の8000尾としても毎年放流しているなら上流域のどこでも良型が潜んでいる可能性はある。定期放流のない近郊の河川でも既にエノハ生存の調査結果を出している私としては、当然そう確信していた...😶

ここに至るまでに既に可能性のある多数のポイントを経て来た。少なくとも最近釣り人がきた様な痕跡も無かったし、どこから良型が飛び出してきてもおかしく無い筈だ。
{BCFCCCA9-3B56-436E-938C-2BADB9F45456}

しかし...釣れない!😵良型はおろかチビエノハさえ釣れない...間違いのない様なエノハのポイントでも、飛び出してくるのは例外無くコヤツらなのだ。
{A7A7EA00-055D-44EF-817E-573174168204}
どこをどう狙ってもカワムツしか出ない。しばらく釣り上がってカワムツの密度が半端無いのが解る。エノハの気配が全く感じられない......💧

さらにはアブラメも全く釣れない。間違いない、ここは完全にカワムツの楽園だ😓完全に入る区間を見誤ったようだ。もっと上流から入り直した方が良いのか?


先へ進むと両岸足場の無い水溜り。毎度ながらこういう場所の渡渉は嫌である。正直もうこの辺りで一旦脱渓したかったのが...
{63DFD7C9-9691-465D-9F39-FC5BDA35FE1F}

慎重にどうにか進んできてしまった。ここが支流との合流点で、大淵となっていた。奥が支流筋、右手が本流筋だ。流れは非常に緩くエノハの気配はやはり無い。
{30704F8F-B9ED-4761-836F-DEE43C470186}
この大淵右岸はどうにも足場が悪くて、正直かなりの危険を侵しながら岩場を一つ乗り越えてしまうと、途中どうにも退くに退けなくなって...💦

{E1C78AD8-1519-4621-A60E-E77A699E323C}
進んで来てしまった。奥の方が先程の大淵である。淵を越えて、手前辺りは比較的浅いのだが、振り返るとちょっとしたゴルジュの雰囲気となっていた。

大淵右岸を進んでしまったのは安全面から考えて賢明な判断では無かった様な気がする😓ちょっぴり反省。とにかく無理は禁物、安全第一と改めて自分に何度も言い聞かせました...🙇


先へ進むと切り立った絶壁のある、なかなか美しい渓谷の様相を呈していた💕ここに至り、もはや前回想定していた今川のイメージは完全に消えていた。

当然、事前に地図を何度も見て来たのだが、こんな場所があるとは全く想像できなかった。やはり川通しに歩いてみないと、実際にどうなっているのかは判らないものである☝️
{EEDE439A-8EAF-403C-98FB-A459E781F2AF}

そしてこのポイントで待望の二匹目が出たが、この小ささであった...😵しかしついにここから先はエノハ域になるのか?期待せずにはおられないが...
{950CF1D4-D701-4B61-9014-9C41EA92172E}

この先は傾斜が増して、まさにエノハの好みそうな流れの速い落ち込みポイントが連続したが...それでもなお出るのはカワムツばかりであった😢

予想を超えて展開する渓相に反し、理解を超えて密度を減らさないカワムツ達に、一体どうなってんの〜⁇と私はかなり混乱気味であった😱
{18871747-9F6A-4C4F-BE10-4F95C505C496}

こんなに良さげなポイントでも、
{CA4E6753-38AD-4778-98C4-CFA9DD0F723C}

最後のこんな場所でも、
{1836AF54-8D02-404E-9782-3F78E8ABD62D}
この区間、最後の最後まで釣れるのはどこまでもどこまでもカワムツばかりであった...撃沈😭


この先にはかなりの落差の大堰堤があり遡行不能となる。この少し手前の小堰堤右から県道に続く林道に出る事ができた。この辺りは地図で予想していた通りである👍


脱渓直前、カワムツ釣りに来た地元の親子連れに出会い、また車に戻る道で別の地元の方にも出会ったので、双方に今川のエノハのポイントを訊いてみると...

「ヤマメとかが居るのはもっと上流で、具体的には高木神社より上の辺りから」との事であった。

そこはつまり、前回私が一番最初に写真を撮った悲しい渓相辺り、という事になる...💦


さて、今回の撃沈の探索を終えて、私は今川について今やこう書き改めねばならない☝️

『今川上流部は、ダム湖への注ぎ込み口から途中の大堰堤までの区間では明暗もあり、ちょっとしたゴルジュ然とした場所や、絶壁の切り立つ渓谷然とした美しい場所等もあり、なかなかの渓相であるが、残念ながらここはカワムツの楽園である。この大堰堤から先、源流部までの流長は短く、明暗に欠ける開けた場所が大半であるが故に狙えるポイントは多くないと感じるが、目下未釣行。ただし地元の方によるとエノハが釣れるポイントは少なくとも高木神社より上から、との事である』