ピナ・コラーダ飲みたい。。 -18ページ目

愛・地球博訪問記

三連休、みなさんはいかがお過ごしでしたか?


私は一足先に金曜日からお休みをいただいて、4連休でした♪この金曜日、何故お休みにしたのかというと…最後のチャンス!とばかりに「愛・地球博」を訪問。


万博会場は、彼の実家から30分ほどの場所。そのため、ぜひ行きたい!と思っていたら、彼のお母さんがチケットを下さったのです。


うちの両親用にもいただいていて、パパとママは一足先に行っていました。それは…あの強行スケジュールの京都旅行の翌々日…ママ、あなたのパワー、いったいどこから来るんだ…?!その母が「もう一回行きたい!」とのたまっていたので、やっぱり行きたくて…。忙しい彼に無理を言って、なんとか都合をつけてもらいました。


当日は、前日夜中に東京から実家に移動した彼と、会場ゲート前で待ち合わせ。行きたかった割に、集合がお昼前…だめじゃん、私。。。


意気揚々と乗り込むと、会場にめぐらせた木のボードウォークがいい感じ。日本で開催している割に、外国のテーマパークみたいなつくりが何となく別世界…エコ(森?)が主なテーマだからでしょうか。


企業館ははなからあきらめていたので、外国のパヴィリオンを目指します。それにしても、そこまでが遠い!トラム、というたくさん乗れるカートも、2人のりの自転車タクシーもすごい行列…。結局歩くしかありません。


神戸から来ている私は、すでに結構疲れ気味…だけど、おばあちゃんも元気にお孫さんと歩いていて、自分の体力のなさを痛感。私、軽くヤバイのでは?!


やっとヨーロッパの国々のパヴィリオン群に到着。しかし、どこもすごい行列。まずは腹ごしらえ…なんだけど、またここでも行列…。1時間くらい並んで、イタリアがやっているレストランに入りました。

本場のシェフが来ているしく、現地っぽい味。すごく美味しい!てなわけじゃないけどウェイターさんもイタリア人だったり、中のインテリアもああいうところにしてはなかなか凝っていて楽しかった。でもここで8000円も使う私たち。。。何やってるんだろ。万博来て、酔っ払ってるし!!


外に出るともう3時前。ようやく本腰を入れてパヴィリオン見物です。(遅…)


まずは北欧館に行きました。展示は…特に面白い!というものでもなかったです、正直。淡々と北欧の人々の暮らしであったり、輸送船の技術力の紹介、みたいなものだったので…。ただ、ショップ!これはよかったです。マリメッコのテキスタイルを使ったグッズや、イッタラの食器、ポールヘニングセンのランプ…要するに小さい「イルムス」です…って別に関西でも買えるんですけど…。分かっていても北欧好きの人は心躍るラインナップでしょうね。ただ、全く安いとか言うことはありません!正価です…安かったらいいのに!あとはムーミングッズでしょうか。


北欧お土産


私が買ったのはこれ。「LABAN(ラーバン)」という、スウェーデンの児童書ですごく有名なおばけのキャラクターのフィンガードールと、ムーミンの木のオブジェ。なんでキャラクター?と彼にけげんな顔をされながらも、どうしてもほしくなっちゃって。

次はモロッコ館。ここが私の中で一番のヒットでした。


モロッコ天井


壮麗な飾り天井のエキゾチックかつゴージャスな雰囲気。部屋は暗めで、青い光がなかなかムードを出していました。案内の女性たちが着ている、黒に金刺繍のロング・カフタン(チュニック)も可愛い!


そんなに大きなパヴィリオンではないのですが、壁の装飾や、床のモザイクタイルなどがとても凝っていて、インテリアがすごく見ていて楽しい。入ってすぐの広間はサロンのようになっていて、お茶も飲めます。(モロッコといえば、のミントティーなど。)


モロッコ角ボックス


ショップもなかなか。バブーシュや銀の装飾のついた器、エッチングがきれいな銀細工のお皿やポットなどがありました。私はここでも銀細工がほどこされた瑠璃色のお椀と鹿の角でできた小さな宝石箱(?)をゲット。しめて2000円也。現地ではびっくりするほど高いのかもしれないけど、思い出の品としてはお手頃です。これを新聞紙でくるんで、ナイロン袋に入れ、ほいっと渡してくれました…ここも現地っぽい?!


そしてスペイン館に行きました。スペイン館のオフィシャルスポンサーはかのロエベで、ロエベのものを置いたショップまであるんですよ。外壁も陶器でできた六角形の赤・オレンジ・黄のブロックで組まれていて、そのモチーフを案内の女性の制服のシャツの模様に繰り返していたり、おしゃれでした。


ロエベ天井


これはショップの丸天井。ロエベのマークが黒のバックに金色にうかびあがっていて、思わず見とれました。また、サッカー好きにはこたえられない、チャンピオンズリーグのカップだとか、選手のサイン入りウェアだとかも。


その後イタリア館、トルコ館などに寄りました。もういい加減疲れ果ててきたので5時半ごろ帰路に着いたけど、最寄りの地下鉄に乗れたのが6時半ごろ。そりゃあ、人だらけでした。それでも、この日は数日間で一番入場者数が少ない日。きっと閉幕まででは一番空いていたのでしょう…。


この後、彼の実家に寄って終電で神戸まで帰ってきました。まだまだ彼のご両親に会うのは緊張してしまうので余計ぐったり。いろんな意味で盛りだくさんの一日でした。


次の万博はいつなのでしょう…ママとパパは30年前の大阪万博に結婚前に行って、今回また愛知万博に行けたことを印象深く話してくれたので、私たちにもそんな思い出ができて嬉しかったです。疲れたけど、行ってよかった!

生みのよろこび

お茶3種

私が関わっていた、きれいになるお茶のプロジェクト が完成に近づいています。これは簡単に言うと漢方の生薬などを用いた、体や美容にもいいお茶。東洋版ハーブティです。


先日ついに最終のプロトタイプ(試作品)ができました。パッケージデザインを含めて夏の間中これに集中していたので、形になった今はよろこびもひとしお!


今までこういった商品作りの全過程に関わったことはなかったので本当に楽しかった。「思い」が「形」になることのすばらしさを感じました。


ご協力したのはそんなに大きなメーカーさん、というわけではなく、関わる人も少人数でのプロジェクトだったので、思ったよりスムーズに進んだところもよかったかも。


私は社外の立場でありながら、かなり深く関わらせてもらって…。こんな機会はめったにない!チャンスを与えてくださった会社の方に感謝しています。


まだ発売前なので詳細を明らかにできないのが残念ですが、効能も十分に考えつつ、味や見た目にもこだわったものが完成したと、プロジェクトメンバーは自画自賛しています♪


おそらくそんなにたくさんの人の目には触れることはない商品だと思うのですが、それでも嬉しかったです。なにせ、私が飲みたい!と思うものになっているのですから…。


冷えを解消するよう体を温めるもの、お肌をきれいにするもの、リラックス効果をもたらしてくれるもの…この3種の効能のお茶たちは、それぞれ味も全然違っていてどれも自信作★


徹底的にいろんな生薬の効能を薬剤師さんから教えてもらったので、かなり漢方にも詳しくなり、今じゃ薬局の棚のどこになんの生薬があるか、すぐ分かるほどに。「pinacさん、ここに就職したら?」って言われちゃった…。


また、主に関わった下さった薬剤師さんが女の先生で、職業柄か美容や健康にとても興味をお持ちの方。彼女とお話できてためになることいっぱい。


劉 影

女性のためのはじめての漢方―肌・体・心がきれいになるレシピBOOK


すすめて下さった本がこれ。いまや私のバイブル。分かりやすいし、ビジュアルもきれい。初心者用にはぴったり。。。でも内容も薄っぺらくなく充実しています。症状別に合う生薬が書いてあり、コラムとしても読み応え充分。女性をターゲットに特定しているところもよかったです。


例えば「冷え性」。症状を改善するのによいお茶・食材・漢方薬の例・ツボ・ちょっとした心がけなど、いくつかの項目を挙げてくれています。また、レシピつきだったりも。(冷え性の場合は「しょうが粥」)


そして買い足したのがこれ。


峯村 静恵, 新井 友加里

キレイ&元気のための「漢方」+「薬膳レシピ」


さらにもっと入門用。かわいらしいイラストと、症状別に全て薬膳レシピが載っています。でも薬膳、といっても一般的な食材で簡単に作れるものばかり。「疲れた時は…このお野菜食べたらいいのねーふむふむ」くらいの軽いノリで読めます。お夕飯のメニューを考えるのにもいいかも。一番初めに漢方の考え方も分かりやすく解説してくれています。


今、薬膳や漢方が取り沙汰されていますよね、メディアで取り上げられることもすっかり増えて。でも何も構えて漢方の処方箋を出してくれるところへ行ったり、薬膳料理専門店へ出向かなくても、ごく日常的に取り入れられるものが実は多いところが、漢方のいいところ。


そりゃ、中国の人は暮らしにこういった考え方が密着しているんですもの、当然と言えば当然かもしれません。


そんなヒントをこんな本や先生のお話を聞いて、いただくことができました。これはプロジェクトに関わった大きな収穫だった★


中身


試作で作ったお茶たちを一足先にいただきながら、正式リリースを待ちたいと思います。あー癒されるう。。。

便りの香りは…?

小さな台湾★

最近、仕事がタイト気味な上、夏の疲れと結婚式の本格準備始動でバテバテ…。


日曜日は彼の運転免許更新のため、締切時間ギリギリの3時に更新センターに滑り込ませようと芦屋⇔伊丹間の運転手をつとめただけで、帰ってきたらものすごい疲労感に襲われ…。仕事をする彼の横で思い切り熟睡しちゃった…ダメな彼女(略してダメカノ。。。)だよーーー。


週末はできるだけ彼のおうちでご飯を作るようにしているのですが、その気力もなくて。ふと目が覚めると同時に、空腹を感じました。ダメカノの私は一言。「おなかすいたねーー」


寝てて、起きたら空腹を訴えるなんて、いい根性です(><)もはやこの時点でご飯を作る気ゼロ。そして無性に餃子が食べたくなって。近くのお店に食べに行くことに決定★


それにしても寝てる私を起こさずにいてくれるダー。。。ありがとね。クーラーまで切ってくれて…うう。「ちゃっと(さっと)食べに行こうよ」って言ってくれたのも彼だったし…。そんなに甘やかすと後が知らないよー。。。


福福


国道2号線沿いの芦屋川少し手前、有名な彩華ラーメンのちょうどお向かい辺りにある「港式餃子舗 福福」です。ボケボケの写真ですみません。。。


小さな小さな間口のお店。実は「福福」って言う名前って知らなかった…「餃子」と言う文字しか見えてなかった私。ふらっと入ってみたんですが、ここの餃子、めちゃくちゃ美味しいんです!


いわゆるラーメン屋さんの餃子、とは全然違う、上品なあっさり味。もちっとした皮の食感と、中の貝柱(?)とかの魚介スープのじゅわっとしみ出る具の味が…よく合うんですよね。一つ一つも小さめなので、女性には嬉しいかも。


福福 餃子


これで2人分。あっさりしてるから、一人2人分でもいけそうです。紹興酒の種類も豊富でやビールもチンタオビール他、地ビールもあったりして飲みながら…なんてのもよさそうです。(私たちはただただ、がっつり食べにいったんだけど)


そして!ここに来たら絶対食べて欲しいのが白ねぎの汁そばをはじめ、麺類!


福福 汁そば


これは汁そばですが、スープがとても澄んでいて、あっさり。でもコクのある滋味が感じられるお味。上にトッピングされた白髪ねぎとあいまってうーん、好きだなあ。細くてつるっとした麺自体も美味しい。こういうねぎ汁そばに目がない私としては、元町・トアロードの中華料理「順徳」のねぎそばに匹敵する味だと思います(地元以外の方、わけが分からなくてすみません…)


また、画像はないけどローメン。お汁のない合え麺ですが、チャーシューが刻んで入っていて、これも上にどっさり白髪ねぎが…。2種類しかないんだけど、どっちもいけますよー。


この他蒸し鶏、チャーシュー、ピータンなど単品のメニューがあります。カウンターしかない小さいお店だし、メニューもそんなに多くはないけど、全部レベル高いですよ。しかも安い!汁そばは630円。安くて旨い!これ基本!!(そう、私は関西人…)そしてどこにもうたってないけど、台湾系の中華な気がしました。


だから勝手にここを「小さな台湾」と命名している私。12時までしているので、芦屋辺りで夜、小腹が空いた時に便利です。


美味しかったけど…ダーごめんね。ダメカノ返上できるようにせめても…ってことで帰ってからせっせとグレープフルーツとオレンジの皮むきに専念しました。タッパにストックして…満足♪してちゃダメよね、やっぱり。。。


■港式餃子舗 福福

芦屋市前田町5-8
0797-22-6729 おそらく夜だけ。火曜はお休みです。

スタンプ・ラバー?

ラバースタンプ


重い腰をあげ、やっと結婚準備に取り掛かっている私。明日はついに第一回の打ち合わせが始まります。


それでもじみーにしか動いていない。。。(><)先日やっとメイクさんを決定し、今はカメラマンさんの選定に迷う日々。メイクさんは結局外注にしました。どうしても、一度だけメイクリハーサルでお会いして→本番という流れ作業のようなものに抵抗を感じてしまい、悩んだ挙句、親身になって挙式までとことんお付き合いいただける方にお願いすることにしました。このことに関しては、また後日ゆっくりと…。


そして他にしていることといえば、招待状のデザイン。これもほぼ決まりました。自分ですると決めたので、一からの作業は楽しかったけど、紙にこだわったりしてたらやたらと労力がかかってしまいました。。。


その他、今日やってきたのがラバー・スタンプです!例のオリジナルの二人の家紋をモチーフにしたマーク の、あれでオーダーしてから約1週間弱、早かった。しかし…やたらとスタンプばっかり作ってる気がします。シーリングスタンプ から始まって…。


一応、ロフトで買ったシルバーのインクパッドを使ってみたのですが、いかがでしょうか?ちなみにこのインク、結構重要。


スタンプアートなる分野があるのをご存知でしょうか。アメリカなどで結構盛んらしく(分かる気がしますね…)ただのはんこと侮るなかれ!まるで絵画のような一つの作品を作り上げるのです。


それに用いられる多種多様なインク…そのスタンプアートの世界でも高評価の会社が日本にあるのです。その会社はツキネコ さん。


ホームページを見ると、そのアートの一端がうかがえます。使い方次第でいろんなことができそうで、紙好きの私はつい見入ってしまいました。


上のようなメタリックカラーも充実しているし、濃い紙などに押すと透け効果を出してくれる面白いインクなどもありました。


こんなのをうまく使うとオリジナリティのあるペーパーアイテムができそうですね。他人とちょっと違った演出をしたいというウェディング準備中の方だけでなく、日ごろからお手紙などを書く際、オリジナリティを出すのなんかによさそうです。


さっそくインクも取り寄せ手配中。こういうのを調べては興味を持ってしまって、寄り道ばっかりしてるから準備が進まないんだよね…反省。そろそろエンジンかけて行きますか。。。先輩花嫁の皆様、ご指導、アドバイスいただければ幸いです♪

野分のあと

初秋の空


台風、事前に騒いでいたわりには神戸はあっさり昨夜のうちに往ってしまいました。


それでも今日の朝の風は激しくて。うっかり開けたままにしていた窓から、カーテンを吹き上げる風の強さにしばし見とれていました。


こういう風って…野分、というんだっけ、確か。。。台風が往ったあとに、必ず思い出すお話があります。


それは、源氏物語のあるくだり。それこそ「野分」と名づけられたその章です。


台風が往った後、手入れした庭の草花に心を痛めた紫の上が思わず端近(軒先)に出たその時…お見舞いにと様子を見に来た源氏の息子、夕霧が風に煽られた御簾ごしに彼女を見てしまう、というところ。


烈しい風に吹き上げられる御簾…その隙間からまるで樺桜がさきこぼれているかのような、あたりがさっと匂うような美貌を持つ女性の仄かな姿がちらと見える…彼にとっては夢のような光景だったことでしょう。その垣間見の後、しばらく夕霧はその姿が頭から離れないのです…。


源氏物語は、小学生の頃からの愛読書。確か、初めて手に取ったのは高学年のころだったかな。思えばませた小学生ですが、このころからこのくだりは印象深い箇所の一つでした。


嵐のあと、吹きすさぶ風、樺桜、美しい姫君…印象的な言葉たちに私の想像は膨らむばかりで…源氏物語の好きなところは、文脈から色や香りなど、見えるはずも薫るはずもない数々の場面が想像できてしまうところ。その世界観には今でもずっと魅せられています。


田辺 聖子
新源氏物語 (上)

色々な対訳のものなどを読みましたが、文体や構成からお気に入りは田辺聖子さんのもの。「新源氏物語」(新潮文庫、上・中・下巻と宇治十帖編の2巻があります)という題名からも分かるように、忠実な訳、というよりは田辺さん独自の解釈に基づく、原文の雰囲気をそこなわずにオリジナリティをも加味した素敵なお話になっています。


文体の優美さ、注をよまなくてもすらすら読める小説としての魅力…何度も読み返してぼろぼろになっても年に数回は手にとってしまう本。この本に受けた影響ははかりしれません。色や、香りの魅力にとりつかれたのも、この本のせいといってもいいのかも。。。そして女性たちの思い。源氏物語に出てくる女性たちは1000年前の人と思えないほど自分に身近なテーマで物思いしているのに驚くのです…。


そんな源氏物語の記憶と結びついた、今日の野分のあと…夏の背中がはっきり見えてしまったような、寂しさも感じる秋の気配が漂っていました。空も妙に高くて…。気温の明らかに下がった夕方の空の下、なんだか切ない気持ちになったのは、私だけでしょうか。。。

京都プチ・トリップ(錦編)

たった1泊だったのに、あまりの内容の濃さにながーくなってしまった京都話。今回で最終回です(笑)もういい加減飽きて(あきれて)おられるむきもありましょうが、記録なのでお許しを。。。


茶わん坂を後にした私たちは、一路最終目的地、錦市場周辺へ。大丸京都店を目指します。(※ちなみに大丸は「だいまる きょうとみせ」「だいまる こうべみせ」と読むんですよー。なんで「みせ」なんだろ??)


駐車場に着くも満車。効率よく私は列に並び、母を先にお店へ。わずかな時間もムダにしない、このチームワーク!伊達に30数年の付き合いじゃあありません♪しかし、この時点でまたもや私はヘロヘロ気味、対して母はピンピン!おかしい、ママ!!なんでそんなに元気?目をきらきらさせちゃってさ。。。


以外に早く駐車でき、お店に入って地下でママと合流。すでにママは「阿闍梨餅」をゲット。この間、初めて食べてからすっかり家族のお気に入り。(※唐紙のブログ参照 )熱いリクエストに応えてのアンコールです。


さらにここでの目的はお豆腐コーナー。京都の有名どころのお豆腐がずらっと…!豆好き家族にはたまりません。。。とようけ屋山本 さんのおあげさんや青しそ豆腐・ごま豆腐、森嘉 さんのひろうすなどをお買い上げ。時は夕方なので、これらは今日の夜の食卓に並ぶのです。。神戸⇔京都だからこそできるワザ♪


あんまり私がぐったりしているので、母がお茶タイムを提案してくれました。しつこいですが、ここにもイノダコーヒさん、入ってます。。。


私たちが行ったのは北山の「ペーパームーン」と京漬物の「なり田」さんがコラボしたという3階の「ペーパームーンカフェ」。どこでもよかったので適当に入った割に、お漬物寿司とか置いてて面白かったです。ちなみに食べたのは「和あんみつ」。結構ヒット!デパートの中でもやりますねー。。。


和あんみつ


お豆腐が下に入っていました。お豆腐に黒蜜…イケる!


そしていよいよ錦市場へ!大丸の錦方面に面する出入り口から出て、すぐです。ここは母の独壇場。行きたい場所をこまかーく決めておいでだったので、私はそれについていくのみ。


まずは味彩 のと与。川魚専門店。簡単にいうとうなぎ屋さんて感じかしら…。母はすかさず「お茶漬けうなぎ」と「うなぎの肝の串焼き」をお買い上げ。2階は食事処になっているらしいです。


そしてお向かい丸常蒲鉾店 へ。ここの天ぷらバリエーション、すごいですよ。じゃがバター天とか玉ねぎベーコン天とかあるんです。もちろん、クラシカルなごぼ天などもね♪練り物好きなのでうれしい!


さらに進んで三木鶏卵 へ。ママのお目当ては「出し巻き」と「たまちゃん」。出し巻き、本当に美味しかったです。うちは母の出し巻きが結構レベル高いので、出し巻きにはうるさいのですがみんな「美味しい」とうなっていました。並、とか上、とか特上があって、出汁が違うんですって。私が食べたのは「上」。そして「たまちゃん」とはふりかけのことです。しかし、なんでこんなの知ってるの…母よ。。。


富小路通の手前にある河善陶器も面白かった!狭い店内だけどいいうつわがいっぱい!可愛い豆皿のバリエーションなんかはかなりのものでした。ただ、身軽でないと店内に入っていくのに勇気がいるかも。なんせ、小さなお店に陶器が積み上げられていますので…。


ずんずん歩いて、包丁で有名なかの有次 も冷やかす。ただしこの頃になると荷物もちの私のキャパが少々オーバー気味に…だからじっくり見るどころじゃありませんでした…もったいないーー。刃物がずらっと並んでいる様はこわいというより美しかった。職人さんが磨き上げた包丁はさすがに存在感がありました。


最後はお漬物の高倉屋 へ。うちのお使い物(お中元やお歳暮)は最近ここのを好んで使っているほどはまっています!私はお茄子と白菜が一押し!塩のちゃんと効いた、ぼけていない味が好き!これとご飯でお茶漬けすると至福ーー★ちなみに送ってくれるときは竹篭に入れ、藍に「高倉屋」と白で染め抜いた、しゃれた風呂敷に包んでくれます。どなたに送ってもなかなか好評ですよ。。。


お漬物でとどめの一撃!腕がもげそうになったところで帰路へ着く…はずが最後にどうしてもいってみたかったオーレリーへ。


ここは以前ののはなさんのブログ で紹介されていたケーキ屋さん。そのエクレアのビジュアルに釘付けになった私は、脳裏にその映像が焼き付けられてしまい…食べたくて食べたくて。


麩屋町通をまがり、1ブロックほど歩くと…ありました!おまけに5時前でのこってないかも…の想像が嬉しく覆されて残ってた!エクレール・オ・キャラメル!!


エクレオールキャラメル


ばりっとした厚めの皮に、とろーんと甘いキャラメル風味のクリームと外に塗った焦がし風味のキャラメル…最高。。。行ってよかった。ありがとう!ののはなさん!ちなみに「カーンズ」というラムレーズン風味のクリームをメレンゲを焼いたものではさみ、キャラメルクリームが乗っかったのと、クレームブリュレを一緒に買ったのですが、どれも秀逸でした。もう一回食べたい!!


こうして、ケーキまでゲットしてやっと車に戻り、京都を後にしました。少し混んでいたので、1時間半ほどで神戸に到着。それでも近いですね。


ごはんとお味噌汁の用意だけして待っていてくれた妹のおかげで、帰るなりいきなりうちの食卓に「錦市場」が出現!どれもこれも美味で、家族4人感動しながら食しました。おいしいものを食べている時ってどうしてこう幸せなのでしょうね。。。


たった二日だったのに内容が濃かったおかげでとても充実した旅になりました。父はルートを聞いて「聞いてるだけでしんどいわ…」って言ってましたが…京都は奥が深いのだ。。。まだまだ行きたい所があったもん。それにしても母のタフさには脱帽です。50代で、40キロそこそこしかない細い体の、どこにそんなパワーがあるのか…。私も見習ってタフにならなくちゃ!母は偉大だ。。。(しみじみ)

京都プチ・トリップ(東山編)

さて、京都二日目。心地よい目覚めで上々のスタート…ん?なんだ、おなかが…空いた!おなかぺこぺこ、どうして?ここしばらく空腹で目覚めるなんてことなかったのに。昨日あれだけ食べたというのに動き回ったから…?


本当は朝昼兼用で二条の川とも でご飯のはずだったのに、たまらずホテルでモーニングを。それにしてもブライトンの朝ごはん、とってもパンが美味しかった。目からうろこでした。


おなかも満たされ、いざ出発!最初の目的地は銀閣寺道のうるしの常三郎 さん。ここは母が偶然見つけ、以来よく行くお店。昨日の象彦さんがちょっとかしこまった漆器とすれば、ここのはふだん使いの漆器。


というのも…とってもリーズナブルなのです!思わず、ええ?と思ってしまうお値段。なのにデザインはすっきりしていて使えるものばかり。聞くと職人さんから直接仕入れるのでお安いんだとか。


梅盆


梅盆とか、片口、小さなフォーク、スプーンなど色々買い込んでしまいました。梅盆はちらし寿司を盛ったりするのにも大活躍♪漆器ってなんだか古くさいイメージもあるかもしれないですが、モダンな洋食器にもすごく合って、私は好きなんです。ここは本当におすすめ!


そして東大路通をずっと下って、東山方面へ。清水寺周辺を目指しました。茶わん坂の上のほうの駐車場に車を止め、少し上って清水さんに。


清水寺


京都へ来て二日目にしてやっと神社仏閣を訪ねる私たち…だって、喪中なんだもん、神社はいけないし。。あーでも、清水へ来ると京都!って感じがしてやっぱりいいものですね。ちなみに私が一番好きなのは銀閣寺だったりするのですが…。


母と二人、舞台へあがってしばし市内を眺めました。高いところだからか涼しい風が吹いていて…人はたくさんいたけど時が止まったよう。ここからの眺めは、いつ来ても変わらないなーなんて。


そしておみくじを引いたり、ダーに「健康」お守りを買ったりして清水寺を後に。胸に吸い込む空気までがすがすがしい、そんな気分になりました。


お決まりの産寧坂方面へ。清水坂から曲がってすぐの角にある七味屋 さんに寄るのも定番パターン。ここでは「赤しそ」を買うのです!いわゆる「ゆかり」、しそのふりかけですね。


いつも10袋!とかいっちゃう私たち。絶妙の塩加減でいくらでもご飯が食べられる!薄くてかさばらないし、おみやげにもおすすめです♪


さらに下ってあちこちの陶器屋さんをのぞいたり。繊細な清水焼、素敵だなあ…。ちなみに、一日目で出てきた「イノダコーヒ」の産寧坂店もあります。


産寧坂は京都の代表的なお店の支店がたくさん出ていて、一気に見るのに便利ですね。北尾 のお豆を買ったり、松栄堂 のお香を見たりしながら坂を下ります。松栄堂は、産寧坂オリジナルの「ときの香」シリーズがあるのですが、これは10本の束を、好きな和紙の柄の筒を選んで入れられます。私はお気に入りの香りのお徳用100本入りを買ったけど。。。(><)


そして二寧坂へ。ランチ!ってほどヘビーにはおなか空いていないけど、小腹は減ってきたのでかさぎ屋 さんで休憩がてら、おはぎをいただくことに。


かさぎや


ここはとても小さいけど、楽しいんですよ。ふるーくて時が止まったような店内。お侍さんがとなりで甘いもの食べててもおかしくない、そんな感じです。


かさぎやおはぎ


どうですか?三色おはぎ!甘さも上品で控えめ、やわらかーいもち米が舌の上でとろけて…さーっと消えちゃうんです。本当にこの言葉ばっかりでボキャブラリーの少なさに嫌気が差しますが、「美味しい!」


壁に所狭しと張られた、千社札を眺めるのもまたよし。宝塚の人のものが多くて、もう茶色く変色してしまったそれらを見ていると、ここがいろんな人に愛されてきたことがわかります。


すっかりリフレッシュして二寧坂をぶらぶら。焼きたてのお煎餅をつまみ食いしたりして…もう食べすぎ!(笑)


もと来た道を下って茶わん坂方面へ戻ります。最後に見るのは、食器。ちょうど駐車場の前のうつわ屋さんが面白そうだったので寄ってみたかったのです。


無造作に並べられているうつわたちですが、気になるもの多数。じっと母と見入っていると、上品なおばあさんが出ていらっしゃいました。


「これは、ちょっとおひたしを盛ったりするのにもいいし、白和えなんかもいいですね」「これは卵をちょっと割ったりするのにちょうどいい大きさやね」「煮物にもいいけど、お刺身を並べてもいいわね」ととても説明が的確。うつわを見ながら、料理を盛り付けたところが想像できて助かりました。


聞くと料理人の方が買いに来るお店だそう。どうりでお料理が映えるうつわばかり、その上、お値段良心的!神戸から来たことをお話しすると、偶然、家の近くの割烹のご主人も常連とのこと!意外な縁に驚きます。なんでもわざわざいつも買いに来て、おせち料理を送ってくれる…と親しくしているよう。


そのエピソードもほほえましくて、またまたお買いもの。とはいっても、だいぶセーブしたつもり。また10月に来るので、じっくり考えようと思ったのです。とにかくふだん使いの和食器が思わず色々手に入って嬉しい!すっかり気に入ってしまいました。


こんな出会いも旅の醍醐味です。興奮冷めやらぬ私たちの次なる目的は…京の台所、錦市場なのでした…(続く)

京都プチ・トリップ(祇園編)

お部屋に通され、濡れた服を着替えて、しばし休憩すると私もすっかり元気に!そして車を置いてすかさず祇園へ繰り出す母娘…いやー、欲張りですねえ。夕食までのわずかな時間、まだ買い物しようというわけです。


閉店間際の原了郭 へ。うちの山椒、七味はきらさずここのもの。おすすめは黒七味!かけると料理の腕が上達したのか?と思うほど風味がアップ!


原了郭


さらにお店をさらに八坂さんの方向へ行き、祇園小石 へ。ここは飴屋さん。奥で甘味も食べられます。抹茶パフェ、美味しいですよ。。。(今回は食べてないけど) いろんな飴があって目移りするけど、一押しは「黒蜜しょうが」ですかね…コクのある黒飴に生姜の風味が利いててちょっと他にない感じ。ちなみに瓶入りの黒蜜も売っていて、白玉にかけると…あーたまりません♪


横のかづら清 さんも見過ごせないお店。可愛いかんざしが並んでいて、見ているだけで気持ちが高揚します。ちりめんの花かんざし…欲しくなるも、さすがにもうつけることはできないな。。。洋装にも合いそうな、素敵なものもたくさんありました。


そして少し戻って井澤屋 さんへ。和装小物のお店です。母がどうしてもお風呂敷を買ってあげたいから!とありがたい申し出をしてくれて…母についてこのお店に。ちなみに2店舗あって、本店の方が数は多いです。


正絹の素敵な柄のものをどんどん見せてもらい、迷う迷う。結局渋い桜色と鈍色(ブルーグレー)の2トーンに染められたものに。名入れをすすめられたのでお願いしちゃった★本当にありがとう!おばあさんになっても使うからねーーー!


いい時間になってきたので、本日の夕食処へ。母のお誕生日のお祝いということもあって、今まで行ったことのないところに…と思い予約したのが、花見小路を少し入ったところにある豆皿懐石のお店豆寅 。酒の肴をのせる小さな手塩皿を京都では豆皿というらしく、それに京懐石を盛り付けたのが豆皿懐石なんだそうです。


予約したときに女性二人というとお座敷をすすめてくれたので期待しながらお店に向かいました。このころになると雨の勢いもおさまってきて、雨の花見小路はしっとりいい風情…。


お店は静かでした。雨の音を聞きながらお部屋でくつろいでいると、さっそくお料理が…。


豆皿


先付です。そのかわいらしさに感動!小さな器に少しずつ、いろんな味が!向かって4時の方向の自家製塩辛と、その上2時の方向のピオーネのみぞれあえが美味しかった♪


次に黒豚と梅、九条ねぎの炊き合わせ。豚の油のコクのある味にさっぱりとした梅がよく合い、感心。家でもやろうっと。


お造り


そしてお造り。お造りまで豆皿の上に載っています。少しずつこれも味が違うの。12時と10時の方向のものはまぐろの漬けとかつおの漬けだけど(確か…)、同じ漬けでも味付けが全く違ってて驚きました。ちなみに真ん中のはつまをミョウガと一緒にあえ、お塩を振っただけのもの。なのにさっぱりとしているのにミョウガのスパイシーな感じがよくあい、美味しかったです。これも家でできるよね…メモメモ。


ここらへんになると結構おなかがいっぱいに。ひとつひとつはプチサイズなんだけど…。この後鮎の塩焼きをたで酢で。もちろん頭から全部ぺろっといきました。


で、出ました!最後を飾る豆寿司!


豆寿司


木の箱のふたを開けると、おままごと?!みたいなかわいいお寿司たちが鎮座しているではありませんか。いろどりといい、見た目にも楽しくて…細工が細かくてすごいなあ、と感心。だってすごい手間ですよね。。。


右上から一気に全部食べましたよ。合間合間にお漬物のにぎりがおいてあったりしてバランスよく配置されているのです。箸休めになって、そのプログラム具合(?)にも感心することしきりでした。


最後はお抹茶風味のわらびもち。おなかがはちきれそう…って言ってるくせにぺろっと食べちゃう私たち…さすが女性の別腹って感じかしら。


目でも舌でも楽しめ、母はとても喜んでくれました。喜んでもらえて、嬉しかった…日ごろの感謝とお誕生日のお祝いをかねて、ささやかではありますがごちそうできてよかったです。


いい感じに酔っ払ってホテルに戻り、たわいない話をしながら夜は更けていきました。ママ、楽しいね。こんな機会、もう少なくなるよね。そう思うととても寂しい…。楽しかった分、そんな感傷に襲われて、疲れているはずなのになかなか寝付けなかった。。。。ダメだなあ、私。歳ばかりとって、中身は全く子どものままだなんて…いまさらながらそれが恥ずかしく、いたたまれない気持ちでいっぱいになった古都の夜なのでした。(さらに続く)

京都プチ・トリップ(三条・岡崎編)

今週、夏休みのフィナーレを飾るべく(?)京都への小旅行を決行しました。取れなかったお盆休みの変わりにちょこちょことることにしたのでこうなったのですが…結構前後が忙しくなる派目に。やっぱりガツンととるべきですねー、お休みっていうのは。


そんなことはさておき、この京都行きは母と二人水入らず。毎年夏の終わりに京都に泊りがけで遊びに行く、というのをよくやっている我が家。去年は妹と母と3人で、川床のご飯つきで来たっけ。


ただ、今回は妹の都合がつかず。結婚前で最後になるかも…という思いと、8月の最後にお誕生日を迎える母と思い出を作りたくて。そして…結婚準備のものをいろいろ見る目的で乗り込んだ京都でした。たった二日、されど二日の濃いー内容。。。どうぞお付き合いくださいね。


母をフルアテンドするため、運転は私。しかし当日はあいにくの雨。おかげで予定が狂ってしまい、京都に着いたのがお昼前でした。京都のスタートはいつもの三条のイノダコーヒ です(コーヒーじゃなくてなぜか「コーヒ」)ここは京都なら知らない人はいない老舗のコーヒー店。市内にはたくさんの支店があります。でも、好きなのは本店。


レトロっぽいロゴ、なぜかほっとする、町屋風の店構え…暖簾をくぐるとそこはラウンジめいた落ち着いた空間。ここでクラブハウスサンドとアラビアの真珠(ブレンドコーヒー)をオーダー。


クラブハウスサンド


ちょっと…すごい迫力。。。ハム、チキン、野菜をトーストパン6枚ではさんで、上に焼いたベーコンをのせたもの。ベーコン、分厚くって美味しいーー。これを母と二人で食べました。ちょっと一人では厳しい量です。なんせ、トースト6枚分(お店の人も主張してた…)ですから。コーヒーの美味しさは言うまでもなく。常連さんっぽいおじ様、おば様を観察するのも面白いのです。


外に出るとまたすっごい雨。めげずに隣の石黒香舗 へ。ここは匂い袋屋さん。小さな、いろんな模様の匂い袋が所狭しと並んでいて、奥の小上がりでは実際に匂い袋を詰めていらっしゃいます。目的は匂い袋の「中身」。中身だけお分けしてもらいました。10グラムから計っていただけるそう。種類も一つだけかな、と思っていたのに2、3種あり、独特の匂いがちょっときつい…?と思っていたら「白檀」をすすめてくださいました。親切だったなあ…これを買った理由は、また後にブログでご紹介しまーす。


そして有名な俵屋旅館のグッズを扱うお店ギャラリー遊形 へ。オリジナルの石鹸や、実際に使われているタオルなどおしゃれなセレクト。「サヴォン・ド・タワラヤ」と名づけられた石鹸は本当にいい香りで、いろんなハーブや麝香などが絶妙に配合されています。この香りのシルクサシェなどもありました。


お店に入ると京都らしさに浸れてうっとり…なんだけど、いかんせん外はどしゃぶり。ゆっくり散策…どころでない雨にブルーになる私たち。歩いて回る予定の行きたかったお店を減らして、三条を後にすることにしました。


この後向かったのは岡崎。漆塗りの老舗象彦 さんと細見美術館が目的です。象彦はその歴史が300年という、おそらく日本で一番古い漆器屋さん。伝統を守りながらモダンな感覚の商品もあって、素敵なのです。象彦との出会いはかのコンラン卿が京都を訪ねる!みたいな特集で紹介されていたから。母に聞くとうちで使っているお盆が象彦だったりしてすっかりファンに。


雨の中、びしょびしょになりながらたずねた店内はとっても静か。ギャラリーのように整然と漆器たちが並べられています。デパートにも一部ありますが、数が違う!


実は引き出物にここのものを…と考えている私。お盆だったらそんなにかさばらないし(?)、軽いし。来ていただいた方にずっと使っていただける邪魔にならないものを…と考えるとお盆ってよくないですか?何より象彦のお盆は私も欲しい、と思えるもの。食器類は「重いからダメ!」とすでに彼からNGが出てるし…。


神戸から来たこと、引き出物に考えていること…とそれを話すと「遠くから、こんな雨の中を。」といたくお店の方に感動されました。そして2階の展示室まで見せていただくことに。


圧巻…そこはまるで美術館です。江戸時代の絢爛豪華な蒔絵使いの文箱、飾り棚などちょっとお目にかかれないものばかり。手の込んだ文箱は作るのに20年かかるそう。そしてお値段も一応ついていて…目が飛び出そうなケタ数にクラクラ。技法などいろいろ説明してくださり、とても楽しかったです。最後の磨き方一つでぜんぜん違ってくるんですよ…磨きは職人さんが素手にに骨の粉をつけてひとつひとつ磨くそう。


そして10月に新作の展示会があるから、それを見てからお決めになっては…とすすめられました。やった、また京都に来る口実が…えへへ。結局1時間以上いて、気になっていた竹に漆と銀箔を貼った、モダンな菓子盆をどうしても我慢できずにお買い上げした後、おいとましました。そんなわけで細見美術館は時間の関係で行けずじまい(><)

銀盆


この後、やっとホテルにチェックイン。宿は京都ブライトンホテル 。ブライトンは京都で一番好きなホテルです。20代の半ば、いろいろな問題ですごく悩んでいたときに何気なくふらっと来た京都。初めての一人ステイで泊まったのがここでした。


スタッフの方の心地よい対応、こじんまりした落ち着いた館内。客室の柔らかな雰囲気や、ベッドスペース奥にあるゆったりしたソファスペース…どれもくつろげて、癒されたものです。ベッドも大きいし、全室空気清浄機・加湿器完備、館内の水にもこだわる徹底ぶり。市内でも少し離れた立地であるにもかかわらず足が向いてしまうのです。


いつものようにお部屋に向かいながら、母に「疲れた?」と聞くと…「ぜんぜん!!」と元気な返事。。。あなた、すごいね。娘は結構ヘロヘロですわ。。。(続く)