Ⅲお留守番・春3-2.(櫻葉小説・王子王子短編 | なうのこたつ保管部屋

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本編最終話
王子王子Last



テーマは
櫻葉storyに入っています♪


おさらい
→本日14時に上がっております♪





Ⅲ<3-2.




春先生の申し出は、先生らしくなく可愛い




エンジンがかかり自動で駐車場のシャッターが上がる



そしてハンドルを持つと同時に、車が動き始めた




「 先生とドライブって久しぶりですね 」



そう言えば前に調味料ラックをプレゼントしてもらったんだ




「 そうだね 」



春先生って前から思ってたんだ
絶対に将来の翔ちゃんの姿なんだって


だからオレがずっと一緒に居れたら
何十年か先に、この姿の翔ちゃんが隣に座るんだなぁ



「 聞きたいんだが、何て呼べば失礼じゃないかな 」



えっ?
それって先生がオレの呼び方を聞いてるの?



そうかそうだよね・・
翔ちゃんの恋人なら先生も迷うよね



「 あの雅紀でも、恥ずかしいけど庸子さんや亜紀ちゃんが呼んでくれてる姫でも好きに呼んで下さい 」




「 そうだね、うちの家族は君をそう呼んでた。じゃあ私は雅紀と呼んでも? 」





うわぁ・・
春先生に呼び捨てにされるって


かなりドキドキして、ちょっと顔見れないかも


「 雅紀? 」



呼ばれた・・
あの春先生がオレを呼び捨てにした


クローバーの工事中は翔ちゃんとずっと一緒だって思って、とても楽しみだったけれど



この渋い翔ちゃんとデートなのも楽しい



だからオレも提案してみる
恥ずかしいけど、オレも少し呼んでみたいって思ってたんだ



「 あのっ、春先生
オレも先生の事なんですが・・ 」



「 ん?どうした 」



運転中の先生は
多分オレの表情を見ていないから


余計に恥ずかしいというか
安心だというか


「 一度だけ、お父さんって呼んでみても良いですか? 」



少しの間があって
先生が突然に笑い出した



「 あはは。何を言い出すと思ったら、好きなだけ呼んでくれたら良い嬉しいよ 」



・・オレ、春先生。とっても好きだよ
翔ちゃんの事で先生を傷つけてしまったと、ずっと後悔してた



こんなオレでも側に居ても良いのかなって
だから凄く嬉しくて



数秒深呼吸すると


  「 お父さん・・ 」



小さく囁くように呼んでみた



「 どうした雅紀? 」



ゴメンなさい翔ちゃん
オレ、お父さんって呼んだの久しぶりで


こんなに嬉しいのも久しぶり
お昼寝の彼を置いて来たけれど


翔ちゃんのお父さんに自分のお父さんを少し重ねていた




















・・・つづく


シーンが動くので
もう一話書きます♪


すんませんー


でも、この二人が
何気に好きなんだ。なう


次でラストになります♪


なう


 

これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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