お留守番・春4-2.(櫻葉小説・王子王子短編 | なうのこたつ保管部屋

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【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】

このお話は
以前ずっと書いていた


王子王子の短編になります♪



初めての方は
テーマ:王子王子( 櫻葉小説に
説明ページが2Pあります




本編最終話
王子王子Last




テーマは
櫻葉storyに入っています♪




本日は9時から
王子王子書いております







4-2.お留守番・春





「 あのね・・ 」



理由を聞けば、やはり仕事
雅紀らしいけど・・



「 せっかくだから、ちょっと研究出来るかなって。今使ってる繋ぎの小麦粉とか、パン粉とか、それを米粉にしたり出来ないか考えてて 」





相変わらずの研究熱心さ
そこも雅紀の良い所なんだけれど


それでもせっかくの休みなら構ってもらいたいと言うか



ここに来てやっと新婚旅行のような時間を大切にして欲しい




「 ・・じゃさ、時間決めてよ。オレだって研究されたいんだけど、雅紀に 」




「 翔ちゃんがオレに? 」



白い耳に長くなりつつある髪がかけられ
うなじに続く襟足が見えていた



「 どうすればオレが喜ぶとかね 」



「 ・・・ バカ 」



あぁ~めちゃ幸せ
こんな可愛い子が一週間も側に居て


オレの物だよ?


もう隙を見つけては食べてやる覚悟ですから



顔を赤くさせる雅紀に手を伸ばそうとして、タイミング良すぎに玄関のチャイムが鳴る



他のヤツに、こんな恥ずかしさを見せる可愛い子を見せれる訳がない




「 はーい 」



多分、さっき雅紀が言ってた粉屋とかそんなだろ



確認もせずドアを開け、三秒フリーズ




「 おはよう、翔 」



「 えっと、間に合ってますんで。じゃあこれで 」



思わず反射神経で閉めようとしたのに、ガンッ!!と大きな音をさせ何かがドアに挟まる




「 なによ!実の母親に、どう言う事!?翔 」




そうだ粉屋だ、こいつは
黒いスーツを着たアーマー化粧の



「 粉屋が来ますんで、お引取りを 」



紳士の対応をしているのに
その粉屋は無理矢理にオレを通り抜け部屋の中へと歩いて行く



そして数歩のところで自分に向かいヒールが投げられた




「 あっ、庸子さん。いらっしゃいませ 」



粉屋の母親の背中から
オレの嫁は、なんちゅー可愛げに客を出迎えるのか



これがクローバーではプライスレスで聞けるのだから、マジで心配で仕方がない



全員店が困るほどに弁当を買ってくれて
早々に売り切れましたで、この子を早めに家に帰して欲しい




「 姫くーん、息子がね私に冷たくするの~もう罰として今から触らないでいて 」




この母親、なんちゅー最悪な罰を考えるんだ
それの言葉に雅紀もニコリとして




「 分かりました、もう翔ちゃんには触りません 」



えー!!!
思わず焦って雅紀の前に立ち



母、庸子からの雅紀への視線を遮った



「 雅紀、そんな約束守らなくても良いから!
それに一体、何しに来たんだよ!? 」



庸子は近くのソファーに座り
ロングの長いスリットの入った膝を組む



そして、ふ~っと溜息をついた



「 あのね、お母さん。今からパリに買い付けに行くんだけど・・お父さんがねぇ 」




すっげぇ嫌な予感がする
いや、嫌な予感しかしない


だいたい雅紀とストロベリータイムに入ろうとすると



オレの家族が乱入する




「 春先生がどうしたんですか? 」



「 もう、姫くん聞いてくれる?いつもは私に着いて来るんだけどね、今回は行きたくないって言うのよ 」




・・今のうちに帰さなければ
絶対に手遅れになる




「 親父が行かないとしても、稲が居るだろう 」



稲はうちの昔からの家政婦で
今では母さんよりも稲が父の面倒を見ていると思う



食に関しても、きっと誰よりも父の好みを把握しているだろう




「 それが稲さんにお孫さんが生まれるらしくて、娘さんの所に昨日から帰ったのよね 」




いくら妻が居なくても
そして家政婦が居なくても


もう良い大人の男だ
飯ぐらい炊けるだろ




「 じゃあオレ、春先生のお世話しに行きましょうか? 」



ええっ!!まさかの立候補かよ!!
ちょ、それだけは勘弁してくれよ~・・・



涙目になるオレに母親の瞳が光るのを、オレは見逃さなかった



















・・・つづく





可哀想笑

だけど可哀想で可愛い翔くんが大好き

優しくて
思わず人の為に動く嫁葉さんも♡


ボス父が
田舎に職人さんと行っており(まだ帰らず


なので急に、、
夕飯にボス母に


今日はちょっとゆっくりしたかったのに



良いランチを
ダンシャリもしたいのになぁ


次は16時頃かな
消えないと思うけどね

なうーー;



 

これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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