桜屋にて )王子は王子に食べられる?128 ( 相櫻小説 | なうのこたつ保管部屋

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初めて桜屋↓
桜屋1.





おさらい↓
桜屋127






・・・

128.王子は王子に食べられる?




結局甘えていたけれど

寝袋の中では風呂もなく、風邪をひくからとその夜遅く雅紀の車でマンションへと帰宅した




「 明日は休みだから、身体も冷えてるでしょ?お風呂沸かそうね 」



「 あ、お構いなく 」




二人で住もうと言ってくれたけど

結局雅紀が借りているのだからオレの家じゃない



だけど、オレも一緒に居たい

それならもう少し自分の身のフリを考えないと



部屋にエアコンが効き始め
着込んでいた服が暑くなる



雅紀が風呂の用意とか、寝室の準備に
Tシャツになりバタバタしていた

・・正直オレもTシャツになりたい



でも、なんか
まださっきの感触も生々しいから

あまり肌を見せると言うのはどうだろうか



そして一連の作業が終わったらしく
突然雅紀が部屋の隅で座り込んでいるオレの前にかがみ込む



「 何してんの? 」



何してんのって・・
別に恥ずかしいからここで壁のフリをしてんだけど



「 いや、隙間風が寒い気がしてな 」



「 えっ!?本当に?オレ動いてるせいか結構暑いけどなぁ 」



そうだよ、オレも暑い
けど立ち上がるのも恥ずかしいほど意識してるとか、くちが裂けても言えねぇ・・




もっとエアコン強くしょう~かぁ、なんて
エアコンボタンを触りだすから冗談じゃねぇよっ!




「 あーもう温まった、大丈夫だから。オレもシャツになるぞ 」



なんだろ、
ドキドキすんだけど


今まで感じなかった不整脈のようなこの感じ

ドキドキしてなんか雅紀の背中や腕が無性に気になる



上着をクッションに落とせば、すぐに気付いてクローゼットへ



「 おいで、
風呂に入るよ。一緒に温まろ 」




「 オレ後で良いから、
         お前先に入れよ 」



ダメだ!ダメっ
絶対に一緒に入ったら湯船がこの分だと真っ赤になる



「 ダーメっ、冷えてるんでしょ?エアコンじゃ身体の奥から温まらないし、それに同じタイミングで終わらせたいから 」






ほらってもう一度言われ腕を引かれ一緒に風呂へ




「 本気で入るのか? 」



「 うん、何もしないから入ろ 」



その何もしないってのが微妙なんだよ
でも、ちょっと風呂なら甘えて良いのかな


・・なんて



じゃあ先に洗ってるから
浸かったら入るって条件で風呂場のドアを少し開け

服を脱衣カゴへと入れ浴場へと入った
床は温かく

湯をまいてくれていたのか足元も温かい
サウナみたいに、ふんわりと湯気が漂い速攻で髪を洗い

見られるかもしれない
そんな妄想を頭に隅々まで洗う


風呂に浸かる頃には
大概にニヤ付いているオレ


「 翔ちゃんまだー? 」



あっ、そうか忘れてた
もう良いぞ、、

言った瞬間入ってくるからどうやら外でマッパスタンバイしてたらしい



出来るだけみないように
見ても背中とか腕とかその辺りで

なのに全部洗って
何も言わずに大股で浴槽をまたぐから一瞬叫びそうになる



「 ちょっ、バカ隠せや! 」



「 ふふっ、良いんだよ翔ちゃんしか見せないから。だから翔ちゃんも隠さなくても良いよ 」




そういう問題じゃない
でも背中に滑り込みオレを抱きしめてくれる

若干背中のブツが気になるが
それでも雅紀は・・


「 なぁ・・
  振り返っても良いか? 」



「 ・・良いよ、こっち向いてオレも翔ちゃんの顔見たいから 」



そして広めの風呂で
体育座りをしていた姿をゆっくり風呂の縁に手を添えて雅紀に振り返る




「 前髪全部落ちてるの可愛いね 」



雅紀は反対に髪を全部上にあげてて
やたらと男らしい


手を広げられて湯を挟み腕の中へ入りこみ
心臓が聞こえる場所はぎり湯が耳に入りそうに



「 あのさ・・
なんて言うか、好きだから 」



「 うん、オレも大好き 」



あんな遠くまで仕事で疲れているのに迎えに来てくれて

またこうして世話を焼いてくれて

きっと守られてる方なのに
全部してくれる


雅紀が恋人でいうオスならば
オレはきっと世話を焼いたり、気を使わないといけないだろうに




湯の中で雅紀へ顔を見上げ
オレは落ちてくる水滴を頬に受ける



「 オレも頑張るから、雅紀にもっと好きになってもらえるように 」


そっと頬を撫でられ
唇が重なる



「 バカだなぁ・・
もう充分過ぎるほど頑張ってくれてるでしょ

翔ちゃんが毎日桜屋に居るから
オレはあの店でもっと頑張れる

いつか・・
夢だけど一緒に店が出来たら良いね 」




「 オレと一緒に・・? 」



いつかね・・そう言って
ただ抱きしめられ


風呂の温もりと心が満たされ思わずため息をついた



「 なぁ、もう一回キスして 」



「 翔ちゃんそれ反則だよ、今まで全然懐かなかったのに。そんな風に甘えられたらオレ 」




我慢出来なくなるよ・・




呟きながらも、そっとキスしてくれた
湯けむりと温かい舌

もっと欲しくて乗り上げたら
膝に雅紀のが当たり声が出た



「 危険だね、ここじゃ 」



「 そうだな間違って入っちゃうか 」



「 もうっ、本当に煽らないで!! 」



このまま出て
続きは外でね?なんて一緒に上がると、バスタオルで包まれて

終わらないキスを受けながら
互いの身体を、ゆるく拭き合っていた





















・・・つづく 




こんばんわ
桜屋が蜜月になり始めすぎて

ちょっと戸惑う作者


いつか来るとは
思っていたけど


それでも濃い


もっと蜜月に
あま甘にしようと思ってるので


もう少しだけ
お待ちください


正月明け
正月

それくらいには
新しい相櫻出そうと思っています


なう


23時で完全に閉めます
米なくても全然いいので
頂けるなら喜びます♪
自分のペースでね

なんだか
人が何を読もうが
どう読もうが

それは自由だし
読まれない自分もあるだろうし

ひきつける力も不自由分だしね
だめ!最近ポジティブに生きてるから!!
ダメだダメだ

毎日楽しい!
そう書こう笑う






・・・・・・・・



これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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