王子は王子に食べられる?1 ( 相櫻小説 | なうのこたつ保管部屋

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初めての王子↓(出会い
恋王子1.


今までの
王子王子シリーズ
1話~31話/お正月
番外編までのリンクと

簡単な説明は↓
王子王子 説明ページ


にて、
リンク貼ってあります♪


(・∀・)はい!
完全に遊びです

反転させます
気軽に読んで下さい
遊びますので



・・・


王子は王子に食べられる?



何故なんだろう・・
この近くには和菓子家さんが無いから
出せば絶対人気店になると思ったのに



3ヶ月前に
駅前通りから一本ずれた筋にある

この 【 桜家 】 は、

店の前すぐが
ショーケースになっていて

10種類ほどしかない
名前の通り桜風味の商品をメインとした
和菓子の店だ

人が多い通りも良いけれど
落ち着いて売りたいと本筋よりも
路地に入る場所に開店させた


毎朝11時に店を開けて
会社帰りに甘い物が欲しいと言う
通勤帰りの人を待っての閉店だから
19時半で店は閉まる

反対に商品が無くなれば
それで閉店だったり

だけど今の所、
それは無くて・・売れ残る日々・・


ケースの上に腕をつき
売れ残る商品をひとつ食べてみる


「 味は旨いんだけどなぁ・・ 」


祖父が引退してからは
同居して両親が居ない間に
オレはじぃちゃんから和菓子を習った

だから味はじぃちゃんの味
絶対に大型スーパーや
そこら辺の安い洋菓子には負けないはず


「 こんにちは 」


・・ん?
気付かぬうちにお客さんが
前に立ってたみたいで


「 あ、すみません。いらっしゃ・・ 」


「 どうも、
今日は桜もち10個ください 」


「 ありがとうございます 」


すげぇ無機質にオレは返事をして
黙々と袋に入れる


「 ねぇ・・名前は? 」
















まただ・・
何を考えているか分からないけど

先週に店の前をこいつの

配達用のバイクで通り
落ちた財布をオレが中をちょっとだけ見て
名刺が入っていたから

連絡を取り財布の居場所を知らせた
それからは恩を感じてるのか?

毎日のように
オレの店の商品を買いに来る


「 定休日に遊びに行かない? 」


「 他のお客様の・・
邪魔になりますから 」


普通に買いに来てくれたら
それは常連さんとして
本当にありがたいのに

何故か毎回・・
ナンパのような誘い方をして
強引に連れ出そうとする


「 お客居ないよね? 」


確かに、
こいつの後ろには誰も居ない
だからバツが悪いけど


「 でも、
来るかもしれないので・・ 」


「 あのねオレは雅紀、
今度商店街の感謝セールで

会合があるからおいでよ 」


・・・でも、
商店街の組合には属してねぇし



「 会合とか興味ないんで 」


雅紀は辺りを見まわし
ふぃにオレの耳の近くで声をかけた


「 関係ないよ、
知らなかったって言ってあげるから

会合に参加したら
オレんとこの枠で・・

宣伝入れてあげるよ? 」


「 え・・宣伝広告? 」


「 うん♪ 」


・・・
・・・・・・

なーんて言われて・・・














早速に、
引きずり出されてしまった

甘い言葉に弱い・・
よく言ったモノだ

どうやら、
今回の会合は商店街で
開催されるグルメフェスタとか言う
安っぽいイベントみたいで

それを仕切ってるのが
雅紀みたいだった

一番前に立ち、
ホワイトボードの前で企画の言葉を
率先して話している


「 どうも、初めて見るね 」


座っていたら
隣のオヤジが声をかけてきた


「 あ・・はい、
最近開店したので 」


「 そうなの?何屋さん? 」


「 和菓子屋ですけど・・ 」


「 へぇ・・
まさちゃんがね 」


どういう意味だ・・


結局オレの事を聞くだけ聞いて
雅紀の場所へと行き

何かを耳打ちしてから
オレの方へ入れ替わりで戻ってくる


「 え・・っと名前は? 」


「 ・・・桜家 」


「 じゃなくてさ自分の 」


「 翔・・・ 」


「 翔かぁ・・宜しくね翔ちゃん 」


なんだよ知ったとたんに翔ちゃんって
名前を確認すると隣に座り
一緒に前のボードの説明を聞いている
どうやら企画から

製品説明の話になったようだ


「 ・・翔ちゃんはこれから暇? 」


オレんとこは月曜定休だし
日曜の今日は明日の仕込みもないから
時間には余裕がある


「 ・・まぁ・・そうだけど 」


「 そっか、
良かったらさうちの店・・

あとで見に来ない? 」


そう言えば
宅配の店だからって
勝手に定食屋とか思ってたけど

会合で紹介されて
ひとまずお試しで在籍だと
会員費は免除してもらった

店も軌道に乗ってないから
内心ドキドキしたけど非常にありがたい


「 すぐそこだからさ、
あの・・引かないでね 」


「 別に・・・引かねぇし 」


思った瞬間、手首を持たれて
商店街のオレの店とは反対側にある
路地から出て角を曲がり

伝統が消えた通りを
確かめもせず引き込まれた


「 今、灯りつけるから 」


そして・・見えたのは・・














暗闇だった店内に
宝石みたいに見えたのは

美しく並べられたケーキで・・


「 ごめんね・・

翔ちゃんの店和菓子屋だからさ
どうかなって思ったんだけどさ 」


「 いや・・旨そうだな 」


「 え・・本当?

家族でしてるんだけど
店の上はオレの部屋で

裏通りに家族のマンションがあるから
ここは自由なんだ、

だから上で好きなの食べなよ 」


「 本当に!?
うわぁ・・どれにしょ 」


こんな本物で
高級そうなケーキを

バイキングみたいに選ばせてもらって


「 あ、
でも持ち合わせねぇ・・わ 」


大きな皿を持ち待っていた雅紀が


「 あのね、
うちも休みなんだ明日

だからこの残った商品があるのは
近くの調理学校に

テスト品として試食してもらう為に
おいてあるんだよ

だから残ってるだけで良いから
好きなの食べなよ 」


「 ・・・無料で? 」


「 うん、ワインもあるよ 」


酒に甘いもの・・大好きかも
結局5個も選ばせてもらって

食い物に釣られた形で
雅紀に慣らされた単純な自分


「 うめぇ・・なんだこれ 」


「 一応、
オレが作ってんの 」


「 マジか・・・すげぇなお前 」


ワインも旨いし
ケーキで腹も膨れたしで
気持ちよくフワフワとしてたら


「 あのさ・・お礼くれる? 」


「 ・・金ねぇって・・・ 」


「 うん・・だから 」


背中に長い腕がまわされて
後頭部から右耳を支えられ
顔を無理に雅紀へと向かされると


「 可愛い・・・翔ちゃん 」


そう言って
オレは驚きで目を見開いたまま・・


雅紀の重なる唇に、
フリーズ化してしまった・・・











・・・つづく



ふ笑


楽しみ?


なうは楽しみだよ
月曜日だけの
お楽しみにします

なので短いかもだから
オヤツと夜は

王子王子?の
方を書こうかと

夏休みになったら
これを夜に書いても良いかなと
考えたり

ちょっと楽しんで書きます♪


では!健太くんとZEROだね
攻め葉さん

楽しみだね翔受け久しぶりやん♪


なう^^

あとで項目変えます♪




・・・


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