恋王子1.
今までの
王子王子シリーズ
1話~31話/お正月
番外編までのリンクと
簡単な説明は↓
王子王子 説明ページ
にて、
リンク貼ってあります♪
(・∀・)はい!
完全に遊びです
反転させます
気軽に読んで下さい
遊びますので
・・・
王子は王子に食べられる?
何故なんだろう・・
この近くには和菓子家さんが無いから
出せば絶対人気店になると思ったのに
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150511/14/piman89/ba/17/j/t02200117_0312016613303756916.jpg?caw=800)
3ヶ月前に
駅前通りから一本ずれた筋にある
この 【 桜家 】 は、
店の前すぐが
ショーケースになっていて
10種類ほどしかない
名前の通り桜風味の商品をメインとした
和菓子の店だ
人が多い通りも良いけれど
落ち着いて売りたいと本筋よりも
路地に入る場所に開店させた
毎朝11時に店を開けて
会社帰りに甘い物が欲しいと言う
通勤帰りの人を待っての閉店だから
19時半で店は閉まる
反対に商品が無くなれば
それで閉店だったり
だけど今の所、
それは無くて・・売れ残る日々・・
ケースの上に腕をつき
売れ残る商品をひとつ食べてみる
「 味は旨いんだけどなぁ・・ 」
祖父が引退してからは
同居して両親が居ない間に
オレはじぃちゃんから和菓子を習った
だから味はじぃちゃんの味
絶対に大型スーパーや
そこら辺の安い洋菓子には負けないはず
「 こんにちは 」
・・ん?
気付かぬうちにお客さんが
前に立ってたみたいで
「 あ、すみません。いらっしゃ・・ 」
「 どうも、
今日は桜もち10個ください 」
「 ありがとうございます 」
すげぇ無機質にオレは返事をして
黙々と袋に入れる
「 ねぇ・・名前は? 」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150511/14/piman89/b1/9d/j/t02200182_0247020413303766076.jpg?caw=800)
まただ・・
何を考えているか分からないけど
先週に店の前をこいつの
配達用のバイクで通り
落ちた財布をオレが中をちょっとだけ見て
名刺が入っていたから
連絡を取り財布の居場所を知らせた
それからは恩を感じてるのか?
毎日のように
オレの店の商品を買いに来る
「 定休日に遊びに行かない? 」
「 他のお客様の・・
邪魔になりますから 」
普通に買いに来てくれたら
それは常連さんとして
本当にありがたいのに
何故か毎回・・
ナンパのような誘い方をして
強引に連れ出そうとする
「 お客居ないよね? 」
確かに、
こいつの後ろには誰も居ない
だからバツが悪いけど
「 でも、
来るかもしれないので・・ 」
「 あのねオレは雅紀、
今度商店街の感謝セールで
会合があるからおいでよ 」
・・・でも、
商店街の組合には属してねぇし
「 会合とか興味ないんで 」
雅紀は辺りを見まわし
ふぃにオレの耳の近くで声をかけた
「 関係ないよ、
知らなかったって言ってあげるから
会合に参加したら
オレんとこの枠で・・
宣伝入れてあげるよ? 」
「 え・・宣伝広告? 」
「 うん♪ 」
・・・
・・・・・・
なーんて言われて・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150511/14/piman89/34/64/j/t02200165_0246018513303779705.jpg?caw=800)
早速に、
引きずり出されてしまった
甘い言葉に弱い・・
よく言ったモノだ
どうやら、
今回の会合は商店街で
開催されるグルメフェスタとか言う
安っぽいイベントみたいで
それを仕切ってるのが
雅紀みたいだった
一番前に立ち、
ホワイトボードの前で企画の言葉を
率先して話している
「 どうも、初めて見るね 」
座っていたら
隣のオヤジが声をかけてきた
「 あ・・はい、
最近開店したので 」
「 そうなの?何屋さん? 」
「 和菓子屋ですけど・・ 」
「 へぇ・・
まさちゃんがね 」
どういう意味だ・・
結局オレの事を聞くだけ聞いて
雅紀の場所へと行き
何かを耳打ちしてから
オレの方へ入れ替わりで戻ってくる
「 え・・っと名前は? 」
「 ・・・桜家 」
「 じゃなくてさ自分の 」
「 翔・・・ 」
「 翔かぁ・・宜しくね翔ちゃん 」
なんだよ知ったとたんに翔ちゃんって
名前を確認すると隣に座り
一緒に前のボードの説明を聞いている
どうやら企画から
製品説明の話になったようだ
「 ・・翔ちゃんはこれから暇? 」
オレんとこは月曜定休だし
日曜の今日は明日の仕込みもないから
時間には余裕がある
「 ・・まぁ・・そうだけど 」
「 そっか、
良かったらさうちの店・・
あとで見に来ない? 」
そう言えば
宅配の店だからって
勝手に定食屋とか思ってたけど
会合で紹介されて
ひとまずお試しで在籍だと
会員費は免除してもらった
店も軌道に乗ってないから
内心ドキドキしたけど非常にありがたい
「 すぐそこだからさ、
あの・・引かないでね 」
「 別に・・・引かねぇし 」
思った瞬間、手首を持たれて
商店街のオレの店とは反対側にある
路地から出て角を曲がり
伝統が消えた通りを
確かめもせず引き込まれた
「 今、灯りつけるから 」
そして・・見えたのは・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150511/14/piman89/db/b3/j/t02200165_0300022513303792169.jpg?caw=800)
暗闇だった店内に
宝石みたいに見えたのは
美しく並べられたケーキで・・
「 ごめんね・・
翔ちゃんの店和菓子屋だからさ
どうかなって思ったんだけどさ 」
「 いや・・旨そうだな 」
「 え・・本当?
家族でしてるんだけど
店の上はオレの部屋で
裏通りに家族のマンションがあるから
ここは自由なんだ、
だから上で好きなの食べなよ 」
「 本当に!?
うわぁ・・どれにしょ 」
こんな本物で
高級そうなケーキを
バイキングみたいに選ばせてもらって
「 あ、
でも持ち合わせねぇ・・わ 」
大きな皿を持ち待っていた雅紀が
「 あのね、
うちも休みなんだ明日
だからこの残った商品があるのは
近くの調理学校に
テスト品として試食してもらう為に
おいてあるんだよ
だから残ってるだけで良いから
好きなの食べなよ 」
「 ・・・無料で? 」
「 うん、ワインもあるよ 」
酒に甘いもの・・大好きかも
結局5個も選ばせてもらって
食い物に釣られた形で
雅紀に慣らされた単純な自分
「 うめぇ・・なんだこれ 」
「 一応、
オレが作ってんの 」
「 マジか・・・すげぇなお前 」
ワインも旨いし
ケーキで腹も膨れたしで
気持ちよくフワフワとしてたら
「 あのさ・・お礼くれる? 」
「 ・・金ねぇって・・・ 」
「 うん・・だから 」
背中に長い腕がまわされて
後頭部から右耳を支えられ
顔を無理に雅紀へと向かされると
「 可愛い・・・翔ちゃん 」
そう言って
オレは驚きで目を見開いたまま・・
雅紀の重なる唇に、
フリーズ化してしまった・・・
・・・つづく
ふ笑
楽しみ?
なうは楽しみだよ
月曜日だけの
お楽しみにします
なので短いかもだから
オヤツと夜は
王子王子?の
方を書こうかと
夏休みになったら
これを夜に書いても良いかなと
考えたり
ちょっと楽しんで書きます♪
では!健太くんとZEROだね
攻め葉さん
楽しみだね翔受け久しぶりやん♪
なう^^
あとで項目変えます♪
・・・
はじかれちゃった場合
こちらに移します♪↓
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★櫻葉兄弟
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ゆっくりアップしています↓
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