ターゲット筋を意識すれば、トレーニング効果倍増 | 動きの哲学、日常のヒント

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こんにちは!ピラティストレーナーのようすけです。

 

ターゲット筋を意識すれば、トレーニング効果倍増です!



「どこを鍛えているか」、ターゲット筋の意識が運動効果を高めます。特に体力に自信のない方や、中高年以上の
方にとって、無駄な動きを減らし、怪我のリスクを下げるためにも「ターゲット筋の意識」は欠かせません。



事例:ターゲット筋を意識した場合としない場合の違い

例えば、ロールアップ「座って背骨と腹筋を鍛える」エクササイズを考えてみましょう。


ケース1(意識なし):なんとなく動かす

背中を「板」状態で(背骨を固く)後方に倒してしまう


足の力に頼ってしまい腹筋に効かない

 ※黄色い線が背中のラインです(一直線になってしまっている)


 

ケース2(意識あり):「おへそを引き込む」ことを意識する
 

 

 

 


意識するだけで、動作の質が大きく変わることが分かります。




では、実際にターゲット筋を意識しながらエクササイズを行う方法を紹介します。

エクササイズ:ピラティス=ソフトジムボールを使った腹筋トレーニング



1. 動作準備

 マットに腰かけ、姿勢を整える
 背筋を伸ばし、骨盤を立てる





2. 動作開始

 息を吐きながらゆっくり上体を後ろに倒す

 お腹を意識

 背中を大きく丸くする

 




3.さらに倒す

 

おへそを引き込むイメージで腹筋を使う
腹筋の収縮を感じる

 

 



4. 戻る
 息を吸いながら元の姿勢に戻る
 勢いをつけず、ゆっくり動く





「どこに力を入れるか」を意識すると、より効果的に鍛えられます。
また、手を前に伸ばしてバランスを取ると、やりやすくなります。

 

 

 

 

 

何度も言うように

背中が板にならないように、

キャタピラが「ポッポコ」動くように、一個一個の脊椎(背骨)の動きを、心の顕微鏡で観ます。

これを「スパイナルアーティキュレーション」と称しています。

 

 

ピラティスの創始者であるジョセフ・H・ピラティスさんの言葉通り、

“You are only as young as your spine is flexible.”
• 「柔軟な脊柱がある限り、貴女の背中は若い(あなたは若い)」と言えるのでしょうね。

 

 

 


ではまた。