こんにちは。
ピラティスでも、『マインド&ボディ『という、心を育てることにつながっていくのもピラティスの役割として説かれることもあります。
どちらかというとピラティスが、よく比較されるヨガとの対比では、体幹部を鍛える筋トレの一種、また「体の深層部」「深層筋」の筋トレと言われ、ヨガのように、神秘的なイメージや「マインドフルネス」のようなイメージもあまりありません。
その意味で、フィジカルな部分が強いピラティスではありますが、だがしかし、感覚のサポートする部分も意外に多い。体をコントロールする感覚的な部分も大事ということが、やり込むにつき出てきます。
基本的には、ピラティスがアメリカでダンサーの怪我のリハビリ・予防として広まり、その延長上で、フィットネスの世界に広まりわが国にもフィットネスの色合いが濃く反映される形で輸入されました。それでも、創始者であるドイツ人のジョセフ・F・ピラティスさんのドイツ的ピラティスが元になっていますから、ドイツ特有の職人的な体系を強みとしています。
その頃は、百花繚乱の諸文化が栄えたワイマール時代であり、この頃、「スタビライザーゼーションエクササイズ」等と共に「ピラティス」も発展しました。
その性質の延長で、今でも、医療とは基本的に連携を図りながらやろうとするのがピラティスの基本的スタンスです。医師の勧めでピラティスに来る方も珍しくありません。
インストラクターも、資格取得の段階で、解剖学を勉強します。しかしながら、科学の色合いの濃い解剖学的アプローチ、療法的アプローチではない、感覚的なものも大事なのですね。
ピラティスの原則の(カラダづくりのヒントになる「ピラティス 8原則」とは) 一つである「アイソレーション」は、「個別」の意味であり、総じていえば、四肢(手足)がバラバラでありながら全体が調和的であるということ。
これは、ある種「感覚」的なものです。
感覚的に磨いていくしかありません。
「手」の動きと「足」の動きではなく、それを調和させる「感覚」の橋渡し。料理で言えば「つなぎ」の卵みたいのが肝z。
これは技術ではあるが、感覚的なもの。
この解剖学アプローチと感覚的アプローチの融合が醍醐味です。
では。