解剖学×感覚 | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

こんにちは。


ピラティスの運動メソッドは、ジョセフピラティス氏が1926年渡米した後、ニューヨークで構えた自身のスタジオにて、ダンサーのリハビリとして普及してゆきました。

ジムが評判になり始めたのは、ピラティス氏独自のトレーニング理論の効果によるところも大きいと思います。

 

ドイツ人らしい合理的で職人的な運動体系は、現在でもピラティスエクササイズの基本として実施されています。
この運動体系は、医療と連携を図ることも重視され、医師の勧めで始める方も少なくありません。また、ピラティスインストラクター資格の取得過程では解剖学を勉強します。

その上で、「アイソレーション」という原則も、ピラティス氏の重視した考えのひとつです。

特定部位の筋肉、つまり、例えば「手足」の筋肉を独立して動かし、さらに全体の調和を目指すものです。感覚が求められる技術ですね。

 

身体を雑に動かすと、自分のコントロールが聞いていない状態で、急に筋肉を収縮(力を発揮)させたり、伸ばしたり(ストレッチ)することで、肉離れやぎっくり腰を引き起こしやすくなるのです。

 

ピラティスを深めることで、身体の感覚を磨き、心身の調和を実現できる可能性が広がります。

2025.6.8rewrite

 

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