『Postsightseeing』を楽しむ | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

過去を振り返って現在を知り、未来を思う

今までの人生、あまり人に興味をもたなかったけど、これからは人と向き合い、楽しんでいこう。
今さらながら人を幸せにしたいと思うようになった平凡なオヤジの日々。
Schaue dankbar zurück und mutig nach vorne.

スペイン旅行から帰ってきて早いもので3ヶ月以上過ぎた。
先日、たまたま、旅行の一部分について人前でプレゼンをする機会があって、その準備をしている時に新しい言葉を思いついた。

タイトルの「Postsightseeing」という言葉。「Sightseeing(観光)」に、「後の」という意味の接頭語「post」をつけただけだが、Google検索にかからなかったので、もしかしたら僕が創作した「新語」かも。

 

↑Googleで検索して引っかからない時に出てくる変な釣り人(釣りゲームができる)。見たい方は、検索にかからない言葉でググってみてください。

※タイトルの「postsightseeing」は今はもう検索にかかるようになったので、「postsihtsee」ならOKです。


『Postsightseeing』はどういう意味かというと、観光旅行に行く前には、ほとんど事前準備とか計画などしないで出かけてしまって、見るべきだったスポットを見事に見逃す。そして、旅行から帰ってきて、やっと見てきたことについて色々調べていると、見逃したことがどんどん見つかって残念がったり、むしろ、あらためて楽しんだりすること。・・・長いけどこんな感じ。

そういえば、僕の旅行は、これまで、いつもそんな感じ「Postsightseeing」だったような気がする。まだ行ったことのない場所を事前にコツコツ調べる意欲がどうも沸かない性格のようなのだ。

でも、旅で何かを見て、何か新しいことを経験して帰宅すると、とたんに関連したことを調べてみたくなる。事前に買ったガイドブックもやっと開いてみる。とか、関係図書を次々に読みたくなったり、ネット検索したり、Googlemapで行った街を散策したりする。結構楽しい。

そういう意味では、今さらながら、スペインの「Postsightseeing」にはまっていると言っていいだろう。

バスク地方のゲルニカを訪れ、その無差別爆撃の知らせを受けて、ピカソが描いた傑作『ゲルニカ』をマドリードの「ソフィア王妃芸術センター」で観たことは、前のブログで書いた。

 


その後、関連して「スペイン内戦」時代のこと、ピカソのこととかに興味を持ってダラダラといろんな資料を読んでいたら、あの日、本物の「ゲルニカ」をいかに真剣に見ていなかったかに気づく。今になって、とても残念に思うけど、もう無理。

「ゲルニカ」にはタペストリーのかたちでのレプリカ(ピカソ本人が承認)があり、世界で3点のみ制作された。

 

この3つのタペストリーは、ニューヨークの「国連安保理事会議場前」とフランスの「ウンターリンデン美術館」、そして日本の「群馬県立近代美術館」にあることを知る。

 

そうだ、群馬に行こう! でも、残念ながら、いつも見られるわけではなくて、特別展示の時だけだそうな。

そういえば、3年ほど前に、徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」で、陶板画の実物大の「ゲルニカ」を見たけど、他にいっぱい見るものがあったこともあり、今のような気持ちではなかったなぁ。行くか? でも徳島はあまり近くないし・・・・

ということで、あれこれ調べていたら、 帰国後少し経った頃、いつでも東京で見られる場所があることを知る。東京駅近くの「丸の内オアゾ」の「○○広場(おお広場)」。これも大塚国際美術館のような陶板複製作品なのだが、ほぼ原寸大で間近で見ることができるので、何度か訪ねて眺めた。


  丸の内オアゾ・○○広場の「ゲルニカ」

 


この話題については、もう少し書きたいけど、用事ができたので、今日はここまで。

 

あなたもスタンプをGETしよう

僕の生まれ故郷は、日本のエーゲ海「牛窓」