それはさておき、この「虎に翼」の今週のタイトル「朝雨は女の腕まくり」に目がとまる。どういう意味だろ?
「あさあめはおんなのうでまくり」とは、女が腕まくりしていくら力んで見せても、すぐにへたばってしまう。同じように、朝降る雨は、じきに上がるから恐れるに足りないことをいうそうな。
このことわざ、僕はこの歳にして、恥ずかしながら今まで知らなかったのだが、(^_^;)
そういえば、「虎に翼」の毎週のタイトルは「女にまつわる古いことわざ」から選んでいることに今頃気づく。
先週は 「屈み女に反り男(かがみおんなにそりおとこ)」、女性はかがんだうつむいた姿がよく、男性は胸を張って上体を反らした姿がよいものだという意味。僕は「屈み男」かなぁ・・・・
スタートの週は「女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)」、女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえだとか。知らなかったなぁ、これも。
こんなことわざを、今の女性(例えば女房殿とか)に言った日には、「血の朝雨」が降るだろうに。
まあ、そんなこんなで、「虎に翼」は楽しめるだけでなく、とても勉強になる毎日である。
そもそも、タイトル「虎に翼」も「韓非子」の言葉で、「鬼に金棒」「ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わること」という意味らしいけど、「虎に翼」のような現在の強い女性達もこのドラマを楽しんでいるらしい。
最近、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出された「上野千鶴子さん」も見てると言ってた。
上野さんが理事長をやっている「WAN (ウィメンズアクションネットワーク) 」のエッセイ・ネタにもなっている。
なんだか今日は、珍しく有意義に過ごせたような「憲法記念日」だったかも。