橋が落ちた | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

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今までの人生、あまり人に興味をもたなかったけど、これからは人と向き合い、楽しんでいこう。
今さらながら人を幸せにしたいと思うようになった平凡なオヤジの日々。
Schaue dankbar zurück und mutig nach vorne.

米国で大きな橋梁落橋事故が起こった。落橋の瞬間をとらえた動画も公開されていて、大変衝撃的だった。
 

米国時間2024年3月26日未明、米東部メリーランド州ボルティモアの港湾に架かるトラス橋の橋脚に大型コンテナ船が衝突し、橋の大部分が崩落する事故が発生した。衝突後、10秒程度で橋桁の崩落が始まったと見られる。同26日時点で6人が行方不明になっているものの、米沿岸警備隊は同日朝までに捜索救助活動を打ち切った。

橋の名称は「フランシス・スコット・キー橋」、通称「キー・ブリッジ」。1977年3月に完成した4車線の連続トラス橋で、中央径間長366m、全長は2630m。アプローチ部を含めると長さは10km以上だという。
 
首都ワシントンDCとニューヨークを結ぶ大動脈の一部であり、年間交通量は1130万台に及ぶそうだ。

 


 
事故が起こったのが未明のことだとは言え、事故に巻き込まれた人が少なかったのは、コンテナ船がコントロールを失って橋脚に衝突する前に「メーデー信号」が送られ、当局が橋に乗り入れる車を止める時間を持てたからだという。同船は、時速約15キロで航行していたそうだ。
 
僕は知らなかったけど、「メーデー(Mayday) 信号」というのは、無線電話で遭難信号を発信する時に国際的に使われる緊急用符号語のことで、フランス語の「ヴネ・メデ(venez m'aider)」(「私を助けに来て」という意味)に由来するのだそうだ。
 
行方不明になっている6人は、この橋の舗装の修理を請け負った建設作業員だと報道されている。こんな季節、こんな時間に仕事していて不幸な事故に遭遇したことは痛ましい。
 
落橋した長大橋「フランシス・スコット・キー橋」は、「Francis Scott Key」という合衆国メリーランド州生まれの人の名前に由来する。

 

この人は弁護士で、アメリカ合衆国の国歌である『The Star-Spangled Banner"(星条旗)』の歌詞を書いたアマチュアの詩人だそうな。
 
恥ずかしながら、アメリカ合衆国の国歌は『星条旗よ永遠なれ』だと勘違いしていたことに、今日気づいた。

 

こちらの曲「Stars and Stripes Forever」は、スーザが作曲した「国の公式行進曲(National March)」で、聴けばすぐに違いが分かる・・・・(^_^;)
 
ついでに色々な雑学の勉強にもなったけど、やはり「大きな船が衝突して橋脚が壊れると、橋はあっという間に落橋する」という事実をあらためて突きつけられた。

 

このような事故は世界でこれまでに何度も起きていて、これからも起きる可能性はあるけど、遭遇しないよう幸運を祈るしかないのだろう。

 

ついでながら、日本の橋脚は耐震設計されていて、地震のない国の橋脚よりは強くなっているので頑張れるかもしない。