映画『パピチャ 未来へのランウェイ』 | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

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今日は「映画の日」、映画は昔から好きだが、最近は昔見た映画をもう一度見ることが多いような気がする。
 
昔見て気に入った映画は、ストーリーを逃すこともなく、内容に裏切られることもなくて安心して楽しめる。もしかしたら、新作を見ることに臆病になってきてるのかもしれない。

とかいいつつ、映画館で見た新作映画は
 
舞台は「暗黒の10年」と言われた1990年代の内戦時代のアルジェリア。
 
タイトルの“パピチャ(PAPICHA)”とは、アルジェリアのスラングで「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味だそうな。

昔住んだ懐かしさと、若い女性を描いた映画ということが、有楽町の映画館まで足を運んだ理由だったが。

「ファッションデザイナーを夢みる大学生のネジュマは、ナイトクラブで自作のドレスを販売していたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性にヒジャブの着用を強要するポスターがいたるところに貼りだされていた。

そんな現実に反抗するネジュマは、自分たちの自由と未来をつかみ取るため、命がけともいえるファッションショーの開催を決意する。

イスラム原理主義による女性弾圧が強まり日々自由が失われている中で、ネジュマは友人達の協力を得て、学生寮の華やかなファッションショーを実現するが・・・・!
 
こういう重苦しく、主題の難しい映画の感想を書くのは苦手だ。「笑えた」「泣けた」「面白かった」で「映画が好き」と言ってきただけのオヤジなので。

ということで、「橋本愛さん」の感想インタビューにリンクを張ることで、今回も「映画の日」のお茶を濁すことにした。

 

橋本愛が語る「パピチャ 未来へのランウェイ」

 

さて、暗黒の10年が終わった後、僕は2007年にアルジェに住んで仕事をすることになったが、内戦時代のことなどつゆ知らず、能天気な単身生活を楽しむことになる。
 


しかし、平和になったとは言え、滞在中にも時々テロ事件は起こり、12月にはアルジェで死者70名以上という「同時爆破テロ事件」が起こった。

職場のすぐ近くにある国連関係事務所が爆破されて10名以上が死亡、僕らの事務所兼宿舎も、怪我人はなかったが、爆風で窓ガラスが割れ、ドアが飛んだりして、まる1日停電という影響を被った。

無事に帰国した後、2013年1月に、日本人10名を含む37人が亡くなった石油プラントの人質事件が起きて大ニュースになった。

 

 

アルジェは、ジャンギャバン主演の『望郷』という映画の舞台となった美しい港町であり、演歌『カスバの女』で歌われる。