肋骨の形からわかる呼吸の状態 | 近江八幡のピラティススタジオ pilates studio S

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2012年11月に滋賀県近江八幡市にピラティススタジオSをオープンしました。
ピラティスのこと、日常のことなどを書いています。
カラダって不思議、そして面白い☆ピラティスを通じて色々な方と
つながりたいと思っています。


​こんにちは。
近江八幡市のピラティススタジオ
『Pilates Studio S』の木瀬由子です。


今日は、午後から冷たい雨が降っています。

明日は雪が降るとか…


どうぞ暖かくしてお過ごしください。



​朝のウォーミングアップのクラス


先週の月曜日は、朝のウォーミングアップのクラス担当の日でした。

毎回テーマを考えてクラスを進めるのですが、今回は「肋骨の形」についてお話をしました。


肋骨と言えば「呼吸」が頭に浮かぶのは私だけでしょうか?デレデレ


1日2万回すると言われる呼吸。

もし、その呼吸に偏りがあったり、本来の呼吸ができていないとすれば…


呼吸によって動く肋骨の形もその呼吸にあった形になる…と想像できませんか?


呼吸は、下の図のように

▫️息を吐く(呼気)とき、肋骨はしぼんで胸のスペースは小さくなる。

▫️息を吸う(吸気)とき、肋骨は拡がり胸のスペースは大きくなる。



そうやって空気の出し入れをしているわけですが、安静時の肋骨の形を評価することでちゃんと呼吸ができているかを評価することができます。(「ちゃんと」って緩いですねー。笑)



​肋骨下角の角度は?


呼吸がちゃんとできているかの評価方法のひとつに「肋骨下角」の角度を測る方法があります。




​肋骨下角が90°➡︎正常
肋骨下角が90°以上➡︎アブノーマル


肋骨下角が90°以上ある場合を『リブ(肋骨)フレア(広がる)』と言い、肋骨が過度に外旋している状態にあります。


肋骨が過度に外旋すると、

​肋骨は脊柱から離れる
   ↓
肋骨につく横隔膜は収縮してピンと張る
   ↓
ピンと張った横隔膜に腰椎が前に引っ張られる
(腰が反る)

ということが起こると考えられます。


リブフレアしている時の肋骨の形は、呼吸の図で見ると「息を吸う」ときと同じ形です。

となると、肋骨がリブフレアしている場合、体は“吸気状態にある”つまり息が吐けていない状態にいるってことになります。


「普段どんな呼吸をしていると思いますか?」とお聞きすると、「息が吸えていないと思います。」とおっしゃる方の肋骨下角をみると90°以上広がっている方が多くいらっしゃいます。

ということは、息が吸えていないのではなく、すでに息を吸ってる状態にいるからそれ以上に息を吸えないんじゃないかと思うのです。


そこで「たーっぷり息を吐いてくださいね。」とお伝えすると、次の吸う息はスッと入ってきたりします。ニヒヒそう、吸えていないんじゃなくて、吐いていなかったんです。


何度かたっぷり息を吐いてもらうと、多くの方は肋骨が下がり肋骨下角の角度も狭くなってきて“呼気”の状態に近くなってきます。

呼気の状態にいると、肋骨が脊柱から離れることもなく良い位置にいて、肋骨につく横隔膜もリラックスしたポジションにいることができるので、肋骨の形に影響を受けて腰が反るってことはなさそうな…。(それ以外の理由で腰が反ることはあっても。)


リブフレアの肋骨は、肋骨と骨盤に付着する“腹横筋”と“内腹斜筋”が上手く働いていないことが原因で、肋骨が下げられないことにあったりします。

なので、息を吐いて腹横筋と内腹斜筋の収縮を促すことが肋骨の形を良い状態に保つことにつながり、良い姿勢にもつながるというワケです。



「私は吸っているの?」「吐いているの?」と気になる方は、ノートの角を肋骨下角に当ててみると、だいたいの角度はわかるのでお試しください。(ちなみに90°以下の場合もアブノーマルです。チーンその時は外腹斜筋の短縮が考えられます。)


さて、あなたの肋骨は吸気?呼気?どちらでしょうか?



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