筋肉には働きやすい長さがある | 近江八幡のピラティススタジオ pilates studio S

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2012年11月に滋賀県近江八幡市にピラティススタジオSをオープンしました。
ピラティスのこと、日常のことなどを書いています。
カラダって不思議、そして面白い☆ピラティスを通じて色々な方と
つながりたいと思っています。


こんにちは。

近江八幡市のピラティススタジオ
『Pilates Studio S』の木瀬由子です。


連休中に続いた雨は止み、今朝はいいお天気です。


さて、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



​筋肉には働きやすい長さがある


ピラティスのエクササイズで重要とされていることのひとつに『適切なアライメントで動く』ということが挙げられると思います。【アライメントとは、骨や関節の配列のこと】


簡単に言うと、「良い姿勢で動きましょう!」ということです。デレデレ


なぜ良い姿勢で動くことが重要かというと、筋肉には力をうまく発揮するために一番いい長さがあるのです。そのためには、筋肉がついている骨と骨とがつなぐ関節が適切なポジションにあるということが大事になります。


(味の素「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」さんのブログより画像をお借りしました)


骨につく筋肉(骨格筋)は、両端が腱になっていて骨と骨をつないでいます。筋肉が収縮すると、片方の骨がもう片方の骨に向かって動きます。こうして関節の運動は行われます。


で、この筋肉の長さが適切であるかどうかによって、発揮される力が変わります。

(「運動機能障害症候群のマネジメント」より画像をお借りしました)


上の図は『筋の長さと張力の関係』を表したものです。

テキストの文章を抜粋すると、

“筋が発揮できる最大の力は、その筋線維の収縮開始時の長さと直接的な関係がある。収縮開始時の長さが短い場合、それぞれの筋節のフィラメントはすでに重なり合っているので筋が発生できる張力は限られている(Aの位置)最大の張力を生じることができるのは、筋がその最適な長さにある場合のみである(Bの位置)ミオシンとアクチンフィラメントが離れすぎてしまっていると、重なり合ったフィラメントの部分を欠くため、張力発生が抑制される(Cの位置)”


つまり、筋肉は短すぎても長すぎても上手く力を発揮することはできないということです。



筋肉の長さは、骨と骨の位置関係によって変わります。


たとえば、股関節を曲げる筋肉である腸腰筋。

この筋肉は、体の前面で骨盤と大腿骨についています。骨盤が前傾すると、前面で骨盤と大腿骨の距離は近づき腸腰筋は短縮状態にあり、筋出力は上がります。出力が上がるということは、過剰に働いちゃうということになります。


そして、この筋肉と拮抗する関係にあるハムストリングという太ももの裏についている筋肉たち。この筋肉たちは骨盤が前傾すると、筋肉がついている部位が離れるので、伸張状態にあり、出力が下がります。出力が下がるということは、上手く力を発揮できないということです。


ということから、筋肉がつく骨と骨が良いポジションにいるということが筋力を適切に発揮するための必要条件になるといえます。

骨と骨が良いポジションにいるということは、関節が適切な角度にあるということ。それは、体全体でみると良い姿勢であると言えると思います。


なので、良い姿勢で動くということはそれぞれの筋肉が上手く力を発揮するために大事だということです。良いポジション&良い姿勢がとれている時は、スムーズに身体が動く感覚や上手く動けているという感覚があり、本当に気持ちいいものです。




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