坐禅体験 | 近江八幡のピラティススタジオ pilates studio S

近江八幡のピラティススタジオ pilates studio S

2012年11月に滋賀県近江八幡市にピラティススタジオSをオープンしました。
ピラティスのこと、日常のことなどを書いています。
カラダって不思議、そして面白い☆ピラティスを通じて色々な方と
つながりたいと思っています。


​こんにちは。

近江八幡市のピラティススタジオ
『Pilates Studio S』の木瀬由子です。


今日も10月とは思えないくらいの暖かいお天気です。
もう10月ってことは、今年も残り3ヶ月。早いですねー!

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

​坐禅体験


秋分の日。ピラティス仲間であるきよぴーと建仁寺の両足院で坐禅体験に参加してきました。


ずっと計画していたわけでなく、この数日前に突然きよぴーから「坐禅体験に行かない?」とお誘いをもらって急遽お出かけすることに。


この日は、朝からあいにくの雨。

「せっかくの京都なのに雨か…」なんて思いながらお寺に着き、座禅する部屋からお庭を眺めると雨音がとても心地よく聞こえます。


環境が変わっただけで、こんなにも気持ちが変わるなんて不思議。普段、どれだけ環境に影響を受けているのかってことがよくわかります。



両足院のお庭

90分の坐禅体験は、「坐禅とは…」というお話からはじまり、座禅のやり方を教わり5分の坐禅、質問をする時間、15分(10分だったかな?笑)坐禅、残りの30分は好きなようにお過ごしください。という流れです。

坐禅体験に参加するまで「坐禅=無になること」だと思っていた私。
両足院のお弟子さんがおっしゃるには、坐禅とは“落ち着いて座り、周りの環境や自分をじっくりと観察し、理解すること”だと。

不安に思うこと、過去の経験、周りから聞こえる音、痺れる足…どんなことを考えてもいいですよ。どんな考えが浮かんでもいいですよ。その浮かんできたことを、とことん知ろうとする。
それが坐禅です…と。

「えっ!私が思っていた坐禅と違う。」

無にならなくていいんだと思うと、気持ちが楽になります。
実際、最初の坐禅を組んだ時、今一番気になっていることがブワッと頭の中に浮かんできて、「アカン、あかん。無にならないと。」と思っても、その考えが消えることはなく。滝汗

で、お弟子さんのおっしゃる通り「私、このことが気になっているんだなー。」と観察していると、違う考えが浮かんできたり、周りの音が心地よく感じられたり。
そんなふうに自分の中で起こる感情や身体の感覚、周りの音を感じているうちに、気持ちが落ち着いてくる感覚があって、これまた不思議。

普段、バタバタ過ごしている感覚はなかったけど、こんなに落ち着いて過ごす時間もなかったなと。
じっと座って、じっくりと観察して、そして知ろうとする。そんな時間を作れることを知れて良かったなぁと、誘ってくれたきよぴーに感謝です。

色々なお話を聞かせてもらいましたが、私的には『落ち着いて座る』ってとこに坐禅の意味を見出した気がします。
「自分が止まっていると、より周りの変化に気づけるでしょ」とおっしゃった言葉に「なるほどなー」と思ったのでした。


お弟子さん曰く、観察したことをとことん突き詰めていくと、自分で解決できること、そうでないこと、手放そうなどと考えが行き着くそうです。
そこまでいくと、今起こっていることの先(未来)がわかるので、上手く対処できるようになる…というようなことをおっしゃっていました。

慌ただしい今の世界に坐禅って必要じゃない?って思った日でした。


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