母の友休刊について | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

1か月ほど前に
雑誌「母の友」休刊のお知らせが出て
お客さまとの間でも深刻な話題になりました。

長く購読してくださっている方も多く、
皆さんの第一声は


どうして!?

・・・でした。
楽しみに購読している方には、
寝耳に水だったでしょう。
雑誌の休刊廃刊が相次ぐ時代ですが
まさか母の友が!と。




母の友 2024年12月号
福音館/税込¥700.

休刊まで続々と特集が・・・


福音館の担当さんが来店くださった際にも、
この件は話題に上がりました。
お話して感じたことを少し書きます。


雑誌の発行は、
作る側に届けたいテーマがあり、
読者の側はそれを手にして、
気づきや学び、そして元気をもらいますよね。

けれども発行には、作り手・読み手の他、
経営というもう一つの側面があることに
こういう事があって気付かされます。
母の友の休刊は、
経営上の決定事項とのことです。

経済社会ですからね、
経営上の理由は全てに優先する
という事については仕方ありません。
ピコットも小さな書店として
その荒波にさらされているので、波
よ~くわかります。

それでも、

お客様に母の友をご紹介して来た立場として
もっとできることは無かったかと、
苦い思いはあります。

「母の友」はこのところ
連載や特集に新しい試みが見られるなど、
内容が充実していて、
1か月で棚から外すのが勿体なく、
定期購読のお客さま以外にも、

ニコニコ 今月の特集いいですよ~
とお声掛けしすると
ひらめき ホント!おもしろそうだね!
と、購入くださる方が多かったです。

その「母の友」が休刊。
もうすでに結論の

出てしまったことなのに今更・・・
とモヤモヤしながら書いているのですが。

3世代に読み継がれて、刊行から70年。
「母の友」に助けられてきた
たくさんの子育て家庭があるはず。

これまでありがとう・・・は、まだ言わないで、

復刊を待ちたいと思います。

 

 

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