3月号の母の友。
特集は「守れているかな 子どもの人権」
でした。
福音館/税込¥580.
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これ、わかっているつもりです。
わかっているつもりですよ…。
う~ん、…しかしながら、
自分の言葉でうまく語れなかったり
行動できない時があるのは
本当の理解に至っていないからでしょうか。
4番目の<子どもの意見の尊重>について
ピコットにお買い物に来られるお子さんは、
実際、恵まれたお子さんだと思います。
けれども、そんな親子さんのやり取りにも、
あれ?なんか、違う、
と感じることも、時にあるのです。
母の友を読んだからには、
勇気を出して
そのことを、さあ、書きますよ。
耳が痛い~とか言わないで、
本屋、口出し過ぎとか言わないで、
とりあえず、読んでくださいね。
たとえば、こんな場面をご想像ください。
大人の方に伴われて来店されたお子さん。
わーいっぱいある!
さあ、どれにする?
そこで本棚をぐるっと巡って
自分にぴったりの本を見つけたようです。
これにする!
この時、
いい本見つけたね
良かったね
と言ってもらえることが
「意見を尊重」され「自己決定権を行使」
出来たということだと思います。
でも・・・
実は、そうではないケースも
たまにはあるのですね。
残念だな~と感じるのが、こんなお返事。
よく似た本を持っているでしょう?
これは、もっと小さい子が読む本だよ。
字が小さいから自分じゃ読めないでしょう。
ひょっとしたら、お子さんは本当に、
相応しい本を選べていないのかもしれません。
だから、お子さんためを思っての言葉だと、
その気持ちもわかります。
でも、と本屋は思うのです。
入り口で、どれがいい?
ってお子さんに言われましたよね。
もしお子さんに相応しい本を
大人の方が選んであげたいと思われたら、
お店に入る時にお子さんに、
本を選ぶから、ちょっと待っていてね。
と言うのが良かったのではないかと。
お馴染みさんとは、このテーマでよく話すんです。
え!どれにする?ってさっき聞こえたよ。
とか遠慮なく言う、口出し本屋。笑
そーだよね~、言ったけど~
言ったけど、
本当にいつも同じような本になるから。
と、お馴染みさん。
で、本屋、さらに援護射撃。
だって、お母さんだって、
よく似たデザインの服いくつも買うでしょ?
こんなことを遠慮なくおしゃべりし、
どーしたらいい?
というお客様の悩みを一緒に考えられるのは、
なかなか幸せな仕事かもしれません。
でも、こんなわたしでも、
これを初めてのお客様には言えません。
そんな時、
自分で決めたい人と
お金を払う人の間で
本屋は悩むのです。
確かに、
どの子もが自分にふさわしい本を
選べるわけではありません。
だから、大人が手を貸すこともあり、
本屋もそのお手伝いを楽しみにしています。
でも、どれがいい?
と選択権を渡したときには、
「母の友」のこの記事を思い出して、
いい本見つけて良かったね!と
まず言ってほしいのです。
わたしも、このテーマの理解をもっと深めて、
小さいお客様を応援できるように頑張ります。
ねえ、どれがいい??
ジョン・バ-ニンガム文・絵 /松川真弓訳
評論社/本体¥1、500.
まるまる一冊分、
どれがいい?という問い掛けの絵本です。
選ぶのに困るくらい嬉しいことも、
こんなの選べないよっていう悲惨な状況も。
勿論答えはありません。
選んで決めることができるようになるのには、
体験の積み重ねも必要です。
応援よろしく!
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