絵本の応援団 | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

お客様(先輩です)に電話をしたところ、
携帯の向こうがザワザワしていて、

何かの集まりの様子。
 

ニコニコ ←先輩①

もしもし?

あ!ピコットさんだ。
ピコットさん4月にお店やめるんだって?

おや~~~
数日前にもお会いしているので、
それは無いと承知の上でのお話です。

 

ウチの事ですか?
そんな噂が流れているんですかね?
へえ~・・・

とわたし。

以前には、

もうツブレタという話も耳にしました。魂が抜ける
噂の出どころはわかりませんが、
子どもの本屋、危うい感じがするんでしょうね。

ところで、話題を振ってきたこの先輩は、
ご自宅で子ども文庫を主宰されています。
赤ちゃん連れのママさんたちを招いて、
絵本を楽しんだり子育ての相談に乗ったり。

 

 

 

※ こんなに素敵なスペースです。

  熱田区在住の方にはご紹介いたします。



本棚に囲まれた広いリビングには、
保育園勤務時代から収集した大量の絵本。
本は予算があっても急に品揃えできないので、
この長年に渡るコレクションを見ると、
本屋のわたしでも羨ましくなります・・・。
勿論、ここには

ピコットがお勧めした絵本も並びますが。ラブラブ

 

絵本を自由に手にして、お喋りをして、
子育てや保活の情報も収集できるこの場所は、
利用者さんのくつろぎの場であり
子育ての寄りどころとなっているようです。

そして、
先輩と言えばもう一人の先輩。
彼女は、お知りあいに
嬉しいことがあっても辛いことがあっても、
それを耳にすると絵本を贈られる方。

ひらめき ←先輩②
こんな事があった友人に
絵本を贈りたい。

なにか紹介して!
 

という連絡があったら、

プレゼントの選定のために、
本屋、せっせと絵本の情報を提供します。

すると・・・

 

ひらめき ←先輩②

その本も悪くないけど、

う~ん・・・
あげたいのはそういう感じじゃないのよ。

 

など等とお返事が来て、その度、
本棚の前をウロウロする店主です。キョロキョロ


相手の方の事を思ってあれこれ迷うことで、
思いがが籠るんだな~

本を贈るってそういう事なんだと思います。

 

 

 


 

こんにちは あした

内田麟太郎:詩 南塚直:絵

小峰書店 本体¥1,600

 

大変な時にも希望を見いだせる詩集です。

今度聞かれたらお勧めしようと思っています。

 

 

 

 

本屋の仕事では、
ご紹介した二人の先輩に限らず

いろんな方に応援して頂きます。
うちのお客様は、子育てが終わって
ピコット<限定期間>が過ぎても、
ご親戚やお友だちのために

本を選びに来てくださる方が多いでのす

こんなふうに、絵本を、
様々な形で手渡し続けてくださる方の存在は、
絵本の仕事をするわたしたちの支えです。
絵本の事を話題にしたり、貸したり贈ったりは、
絵本を強くします。
絵本を読んでもらった思い出を持つ人が

多くなることも、
絵本に力をくれます。

ありがとう!

という訳で、
つぶれるとかいう噂があっても
とりあえず生き延びているピコットです。

 

明日の祝日、お店は営業ですよ~。



応援よろしく!



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