懐かしい絵本、ありますか? | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

少し前のことになりますが、
成人式お祝いの帰りに

振り袖姿を見せに来てくださった方がありました
引っ越されましたが、以前はお店の近くで
彼女とは赤ちゃんの時からのお付き合いです。

生き生きと表情豊かで、

晴れ着姿がおきれいで、
素敵な大人になられました。

会いに来ていただけて嬉しかったです。

それから、半月ほど後には、
今度は、もう中学生になるお子さんのパパ。
彼も小さいころピコットの常連でした。
お父さん お久しぶりー!わかりますか?
とマスクを取って挨拶してくださったけど、

わから~んポーン
と、お互い笑ってしまうほど久しぶりでした。

子どもの本の店はある意味

<ご利用期間限定>です。
それにもかかわらず
こうして訪ねて来てくださったり、
贈り物用を買いに来てくださったりと、
どうやらその後も、お客様とは
細くて長い糸で繋がっているらしいです。

大人になってからも
そうだ、ちょっとピコット覗いてみようか気づき
と、懐かしく思い出して頂けるのは、
本当に嬉しいことで、
そのためには、

楽しくお買い物していただけるよう
お店としても、勿論努力をいたします。

でもね、

懐かしく思っていただける1番の理由は、
パパ&ママと絵本を選ぶ時間が

幸せだったラブラブ
その絵本をお家で読んでもらう時間が
幸せだったラブラブ
そんな濃い時間があったからだと思うのです。

なので、忙しい日常の中で、
お子さんの手を引いてお店に来てくださった、
パパさんママさんには、ただただ感謝です。


最近は、小さいお客さまだった方が、
今子育て世代となって
ご自身のお子さんの手を引いて
また通ってくださることも増えています。

幸せだったラブラブ
を、わが子にも経験させてあげたい
って思ってくださるんですね。

その2代目さんたちとお話ししている時に、
お母さんお父さん なつかし~
とよく話題にされるのが

繰り返し読んでもらったロングセラー。

上げればキリがないのですが、

おおきなかぶ とか

ぐりとぐら とか

11ぴきのねこ とか

他にも・・・


 

もこもこもこ

谷川俊太郎/元永定正

文研出版 本体¥1,300.

1977~(46年)

 

 

どうぞのいす

香山美子/柿本幸造

ひさかたチャイルド 本体¥1,000.

1981~(42年)

 

 

 

からすのパンやさん

加古里子

偕成社  本体¥1,000.
1973~(50年)




お母さんお父さん 今は赤ちゃんのわが子も、

こういった思い出の絵本を
もう2年後には一緒に読めますね・・・

と楽しみにされます。

小さな時にお気に入りだった絵本を
再び、今度はわが子と手にする、
こんな幸せなことが、
絵本で育った子育て世代にはあるのです。

なぜならば、40~50年前の絵本が、
今も日本では入手できるからです。

けれども、残念ながら、
良い作が全部残っていくわけではありません。
買っていただける本だけが

残っていくのです。
今残っているロングセラーは、
たくさんの方が買って支えて下ったのですね。


本屋もいっぱい努力をしますけれど、
激動のこの時代に
本当に残すべき絵本が残るためには、
読者の力が大きいと感じます。

どうぞ、ご自身の本棚を
一度じっくりご覧くださいね。

 

 

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