予定していた画展に行けるのが
いつも終了間際になってしまいます。
日程をぎゅうぎゅと詰めて、
今回もギリギリで行ってきました。
今頃書いても
おすすめするには遅すぎと
承知の上ですが・・・。
JR・TAKASIMAYAで開催
こぐまちゃんシリーズのことは
よく知ってる!
と思っていました。
保育士時代には読んで読んで、
ソラで言えるくらいだし、
子どもの本屋でもず~っと
定番で在庫しているシリーズだし。
でも、実は知らないことだらけ・・・
だったかな、と、
画展を見て来て思っています。
絵本に限って言えば、
わたしは、製本された絵本を1ページずつ
めくりながら見るのが好き!
ということは変わらないのですが、
でも、原画を見ないとわからないことが
たくさんたくさんあるのですよね。
会場を周りながら改めて感じました。
作家さんといえば
あふれる才能をお持ちなのは勿論ですが、
その才能を形にするための
作品作りにかける熱意と努力は
本当にすごいです。
今回の画展ではその
熱意と努力の絵本作りの工程が、
とても丁寧に紹介されれていました。
やっと今気付いたの?
こぐまちゃんシリーズの原画は、
6枚の下絵をリトグラフで重ねて
刷り上げてられたものだそうです。
つまり、最初に若山さんが描いたのは、
↑こういう色付きではなく、
6色に分けた黒色の下絵。
描き分け原画というそうです。
インパクトあるこぐまちゃんの画風は、
6色のインクを重ならないよう刷ることで
創りだされているのですって。
こぐまちゃん独特の
くっきりとした色合いを出す技法です。
それから、もうひとつ。
若山さんといえば
まず、こぐまちゃんが浮かぶ!
いえ、むしろ、
こぐまちゃんしか浮かばないというほどに
強い印象のこぐましろくまコンビですが、
この画展は
絵本画家・わかやまけんの世界
と銘打たれているだけあり、
様々な作風の若山作品が並んでいました。
イラストレーターご出身ということもあり、
若山さんは
自在に画風を描き分けられたそうです。
こぐまシリースの他に
さまざまな作品が紹介されていて、
きつねやまのよめいり
わたし、この雰囲気が好き!
たろちゃんのおつかい
あら、こんな表現もされたんだ・・・と、
たっぷり楽しみました。
画風といえば、
若山さんは保育雑誌「保育の友」の表紙を
長年担当されていたという事です
説明を読んで、
ええっ~?と言いそうでした。
この雑誌はピコットでも扱って来ましたが、
若山さんの表紙が長く続いていたのに
全く気付いていませんでした。
全く!
若山さんといえばこぐまちゃんという
思い込みのせいですね。
いつもと違う服装の知り合いに気付けない
あの感じです。
保育の友の原画も
会場に何枚か架けられていて、
素晴らしかったです。
でも、
リアルタイムで楽しめるチャンスを
逃していたことが残念でした。
そうそう、会場には司書さんの読む、
しろくまちゃんのほっとけーきが
ずっと流れていました。
勿論、ほっとけーきを焼くあの場面も。
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