職場復帰のお母さんへ | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

この時期になると気になって仕方ない、
保育園への入園問題。

 

無事入園が決まりましたか・・・。

どこの園に入れましたか・・・。

 

この春に育児休業を終え、

職場へ復帰されるお母さんたち。

保育園入所の申し込みをすると、
名古屋市の場合は2月に
<利用調整結果の通知>

とかいうお知らせが来て、
入所の可否や園名が知らされるのだそうです。

 

連絡来た?
まだ~・・・

 

つい、こんな会話になります。

お母さんたちだって心配で、
早く結果が
知りたくて落ち着かないのに、
アオっちゃダメでしょ?
と思いつつ、
当店の小さいお客様たちが

どんな待遇を受けるのかと、
わたしだって気がもめるのです。

 

そして、入園(入所)が決まると、
お母さんたちの次なる心配のタネは、
園生活にちゃんと慣れてくれるかしら・・・
に移ります。

わたし自身は保育園に勤務していた時に、
子どもたちにとって保育園が
どんなに楽しい場所かを見てきました。


でも、初めて我が子と離れるお母さんは、
あれもこれもが不安に思えることでしょう。

 

女性 

大丈夫だって!
泣いてもぐずっても
担当の子どもたちのこと、
保育士さんは本当に可愛いく思うんだよ。
だからね、慣れないうちは
泣いたっていいの~~~


と力説するのですが、

入園を控えたお母さんにすれば、
何を言われても心配なのよ!
・・・の心境なのでしょうね。

 

そんな時期のお母さんに、
この絵本をおすすめしたいと思います。
お子さんにではなくて、
お母さんに、ですよ。

どうぞ、ご自身のために読んでくださいね

 

 

 

まっててね ハリー

メアリ・チャルマ-ズ 文・絵 小比賀優子  訳

福音館 本体¥700.
 

 

こねこのハリーが、初めて

お母さんと離れて過ごすことになりました。

お母さんが出掛けることはわかっていたけれど、

まさか、お母さんが自分を置いてくなんて・・・。

ハリーは、驚いて、泣いて、怒って、

お世話をしてくれるブルスターさんを拒否して、

でもその後、

お断りしたクッキーを、やっぱり食べて・・・。

それから、持ってきた絵本や積み木で、

ブルスターさんと遊び始めました。

知り合ったばかりの人と気持ちが通う、

それはハリーにとって初めての

嬉しい体験でした。

 

 

 

 

この手帳サイズの小さな絵本は、

4冊シリーズになっています。

主人公はこねことして描かれていますが、

その行動や気持ちは、

まさに、子どもの姿そのものです。

 

 

 

 

初めての環境だから、
もちろん最初は泣いたけれど、
家庭でいっぱい愛されて育ったハリーが、

(ハリーは、あなたのお子さんのことですよ。)
外に出て関係を築き居場所を作っていく様子が
この小さなお話しの中に描かれています。

この絵本を読んで、

うちの子、大丈夫!

と思っていただけますように。

 

入園したら、

泣いたりお熱を出したりいろいろあっても、
周りの人の手を借りてやっていってくださいね。
お子さんは保育園で、
お母さんは職場で、
充実した時間が過ごせますように。

 

 

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