画展をはしごしました | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

しばらく前に、

服部美法さんから絵本が送られてきました。

( ↑ おふくさんの作家さんですよ~♪)

 

片山令子さんの最後のテキストに、

絵をつけたので、と。 

 

 

どんな ときも きみが すき

(おはなしワンダーランド 10月号 本体¥355.)

 

片山令子 文 / 服部 美法 絵

世界文化社

 

森へ散歩にいった男の子は
それぞれ悩みを抱えた森の仲間に
こんな言葉を掛けます。


ぼく すきだな


出来ないことや弱い心や・・・

抱えている辛いことも合わせて
きみの全部が好きだよ!

という
男の子のその言葉に励まされて
彼らは自信を取り戻していきます。

元気になった仲間たちは、

次に出会った時に
男の子に改めて聞くのでした。

 

それでもまだ ぼくのことががすき?

 

 

 

どんな気持ちでこの絵本を手にしても、
丸ごと受け止めるよ、という、

片山さんから読者へのメッセージが詰まっています。

 

お話が進むにつれ、絵本の中の森は、

だんだんと紅葉していきます

服部さんは、

その秋の深まりゆくさまと、
森のみんながあるべき自分を見い出す過程を、
重ねて表現されているように感じます。

 

その原画が見られるということで、

今日は早めに仕事を切り上げ、

アートスペース創 さんを訪ねました。

お目当ての原画3点の他、

タブローやオブジェなど、

服部美法さんの作品がぎっしりでした。

 

そうそう、

おふくさんにおみくじを運んでもらえる

というコーナーもありましたよ。

詳細は控えて

行かれた方のお楽しみということにしますね~。

 

アートスペース創さんHP

http://art-sou.com/

 

※ この絵本は専売品のため当店にはございません。

  アートスペース創さんでお求めください。

 

 

で、この後、欲張ってもう一箇所、

今度は刈谷市美術館へ

村上康成の世界展

を鑑賞に。

 

 

 

村上さんといえば、緑!

・・・と誰もが思いますよね。

 

その通りでした。

けれどもその手法は様々で、、

上質紙にマーカーであったり、

カラーケント紙にアクリル絵の具であったり。

 

雪景色も印象深かったのですが、

ケント紙の絵の上に、

雪を描いたトレーシングペーパーを重ねてありました。

 

村上さんの絵本を手にする時の、

風景や表情のあの立体感は、

こうして作り出されているのですね。

 

ちょうど入場者の途絶えた時間だったので、

遠慮なく近距離で見せていただきました。

担当の方・・・すみません。

 

また、村上さんの画展でも、

一室は丸ごとタブローが掛かっていました。

 

1枚の絵にすべてを込めることもできるのに、

画家は何故絵本を作るのでしょうね?

そんなことも思いながら帰路についたのでした。

 

※ 村上康成の世界展 の開催期間などは「刈谷市美術館」でご確認ください。

 

 

ピンクペッコンのペンケースです。

携帯が入るかな?と思って。

 

 

 

帰りは渋滞。

そして、なんだか怪しい空でした。ドクロ

 

 

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