子どもの頃、家ではないどこかで思いがけす家族に会った時、
嬉しいような照れくさいような妙な気分になった・・・ってこと、
ありませんでしたか?
クリスマス前の繁忙期、サンタの手下のわたしは残業また残業の日々ですが、
ちょっとだけその気忙しさから離脱すべく、
閉店後、常連さんにラーメンを付き合っていただきました。
1週間ほど前のことです。
向かった先は、とんこつラーメンの一風堂さん
絵本を置いてくださっています。
・・・→ その記事はこちら
お店が混んでいて、入口では何組かのグループが待機中でした。
そして、待っている家族連れはみ~んな、
一風堂さんの絵本コーナーの絵本を読んでいました~。
うちから行った絵本たちが、
子どもたちに読まれていますよ。
絵本たちただ今お仕事中!みたいな感じです。
うちの棚に普通に並んでいた絵本ですが、
ラーメン屋さんでお客様の手に取られている様子は、
なんだかちょっと違って見えます。
小さい人たちに読まれている絵本を見て、
嬉しいような照れくさいような、なんだかくすぐったい気分でした。
そうこうするうち、
食事を終えてたグループと入れ替わりに、
待っていたグループが どうぞ~ と席に案内される訳ですが、
ご馳走様して席を立った親子連れが、
絵本コーナのところで、
さあ、帰るわよ。
やだやだ!
みたいなことになってしまいました。
どうやら、小さなふたりの兄弟が本を返したくないようで、
今読んだ絵本をそれぞれぎゅっと抱えています。
お腹がいっぱいになっても、絵本とは別れ難い模様・・・。
絵本、気に入ってくれたんだね。
それとなく拝見していたところ、
結局お父さんが何やら言い聞かせて、表紙を撮影されたようです。
きっと、題名を覚えたから今度買ってあげるよ、ということだったのでしょうね。
ようやく納得した様子で絵本を戻して帰っていく、小さいふたりの後ろ姿に、
その絵本はピコットで売っているからね!
とは言えなかったわたし。
だって、ほら、
お店の外で絵本に出会っただけでも、気恥い気分になっちゃう訳ですからね。
言えなかったけど、
絵本と小さい人の出会いを垣間見られただけで十分でした。
いかりのギョーザ
苅田澄子 文 大島妙子 絵
佼成出版社 本体¥1、300..
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