案山子さんたちのお仕事と自然の中の子育て | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

 

お仕事でお訪ねする阿久比町・英比保育園さんでは、

隣の田んぼに、子どもたちが作った案山子が立っています。

 

こちらの園に絵本のご紹介をさせていただく機会があり、その際に、

 女の子 かかしの絵本もね!

と園長先生からリクエストをいただいたのは、

この取り組みのためだったようです。

 

そして、昨日おじゃますると、

もうこの案山子さんたちの担当の田んぼは、稲が刈り取られていました。

 

案山子さんたち、お疲れ様!

 

 

 

刈り取られた田んぼを背景に立つ、園児さん作の案山子たち。

右側の案山子さんに、若干の疲労感が。おつかれ~。

 

 

 

こちらの案山子のモデルは、田んぼのおじさんだそうです。

 

 

 

 

そして、鬼とピカチュウ。

自分たちの担当部分は刈り取られたけれど、

周りには黄金色の田んぼもあるので、まだ気迫がみなぎってます。

 

 

 

 

園長先生に撮影の許可をお願いしたところ、

田んぼに関する活動のお話を聞かせていただくことができました。

 

町では自然農法による稲作がすすめられているそうで、

園児さんたちは、かかし作りでの参加の他に、

 

れんげ れんげの花の咲く田んぼに入れてもらったり、

  ( ↑れんげは鋤込まれて、田んぼの肥料になります。)

 

カルガモ(親) 合鴨のヒナの放鳥をさせてもらったり、

  ( ↑ 鴨に稲の虫を取ってもらう合鴨農法です。)

 

ザリガニ ザリガニつりをさせてもらったり、

  ( ↑ 自然農法の田んぼはザリガニも元気らしい。)

 

等など、地域のご協力による、

田んぼにまつわる豊かな活動が展開されているのだそうです。

 

いいですよね・・・。

自然がいっぱいの町で、地域の皆さんと触れ合って育つということ。

 

都市部では子どもたちの声が「騒音」扱いとなって、

保育園の建設が中止になったり、

子どもを連れての外出でお母さんたちが肩身の狭いをするなど、

残念なお話も耳にします。

 

人の土台となる部分を作る乳幼児期には、

今回お聞かせいただいたような、

自然とも人とも深く関わる体験は、何より大切だと感じます。

 

 

 

 

かかしのじいさん

深山さくら 黒井健 佼成出版社 本体¥1,300.

 

 

 

 

 

 

もっと知りたい イネ

赤木かん子 藤井英美写真 新樹社 本体¥1,400.

 

 

 

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