お仕事でお訪ねする阿久比町・英比保育園さんでは、
隣の田んぼに、子どもたちが作った案山子が立っています。
こちらの園に絵本のご紹介をさせていただく機会があり、その際に、
かかしの絵本もね!
と園長先生からリクエストをいただいたのは、
この取り組みのためだったようです。
そして、昨日おじゃますると、
もうこの案山子さんたちの担当の田んぼは、稲が刈り取られていました。
案山子さんたち、お疲れ様!
刈り取られた田んぼを背景に立つ、園児さん作の案山子たち。
右側の案山子さんに、若干の疲労感が。おつかれ~。
こちらの案山子のモデルは、田んぼのおじさんだそうです。
そして、鬼とピカチュウ。
自分たちの担当部分は刈り取られたけれど、
周りには黄金色の田んぼもあるので、まだ気迫がみなぎってます。
園長先生に撮影の許可をお願いしたところ、
田んぼに関する活動のお話を聞かせていただくことができました。
町では自然農法による稲作がすすめられているそうで、
園児さんたちは、かかし作りでの参加の他に、
れんげの花の咲く田んぼに入れてもらったり、
( ↑れんげは鋤込まれて、田んぼの肥料になります。)
合鴨のヒナの放鳥をさせてもらったり、
( ↑ 鴨に稲の虫を取ってもらう合鴨農法です。)
ザリガニつりをさせてもらったり、
( ↑ 自然農法の田んぼはザリガニも元気らしい。)
等など、地域のご協力による、
田んぼにまつわる豊かな活動が展開されているのだそうです。
いいですよね・・・。
自然がいっぱいの町で、地域の皆さんと触れ合って育つということ。
都市部では子どもたちの声が「騒音」扱いとなって、
保育園の建設が中止になったり、
子どもを連れての外出でお母さんたちが肩身の狭いをするなど、
残念なお話も耳にします。
人の土台となる部分を作る乳幼児期には、
今回お聞かせいただいたような、
自然とも人とも深く関わる体験は、何より大切だと感じます。
かかしのじいさん
深山さくら文 黒井健絵 佼成出版社 本体¥1,300.
もっと知りたい イネ
赤木かん子作 藤井英美写真 新樹社 本体¥1,400.
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