ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!


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お店の前のプランターにゴミを捨てていく人がいます。

水をやっていてそれを見つけた時には、

たとえおにぎりのフィルム一枚であっても、わたしは不穏な気分になります。

頭の中で発火しているかも。

 

 ぶれいもの~っ  

 

 

自分にゴミを押し付けるような人にも、

花たちは惜しげもなく綺麗な姿を見せ、香ります。

でも、残念ながらわたしは、そのような広い心は持ち合わせておらず。

こういう性格、

心穏やかに暮らすのには難しいものがありますね。困

 

そんなわたしには、(そんなわたしゆえ?)

どうしても納得のいかない昔話があります。

それは 花咲かじいさん

 

わたしが許せないのは、悪者のおじいさんではなく、

良い方のおじいさんなのです。

 

可愛がっている犬のシロを、

となりの悪いじいさんに貸してあげちゃうって・・・、どゆことup?blue

たとえ一時間で返してもらえたって、シロが辛いでしょうに。

 

善い行いをした人が報われるという昔話の約束事により、

シロのおじいさんとおばあさんは幸せになり、

心根の悪い隣のじじばばは、散々な目にあいます。

 

でも、

そのハッピーエンドのために、

なぜシロは殺されなくてはいけなかったのか?

というところへ、

いつも気持ちが舞い戻ってしまいます。

 

動物からいろんな愛情を貰った経験からして、

シロのおじいさんとおばあさん、よかったですね~、

・・・とは、到底思えず。

おじいさんたちを頼りきっていたシロを、なぜ貸してしまったのだろうか、

犬だから殺されても仕方なかったのだろうか、

シロがいないのに、おじいさんたちは本当に幸せになれただろうか、

 

などなど、

いつも、お話の筋から離れて、

妙に現実的な疑問に立ち返ってしまいます。

 

そんなことで、これまで、、

花咲かじいさんの絵本を実は冷遇していたピコットです。

けれど、わたしは趣味で絵本を集めている訳ではなく、

本屋なんだよ!

と心を入れ替え、久しぶりに、

店内のあちこちに隠すように収納していた花咲かじいさんの絵本を、

読み直してみました。

 

昔話は語り継がれた物語で、

語り部によって少しずつお話が違っています。

 

再話した書き手は、各地に残されたそれらのお話の中から、

これと納得のいくものを選んで絵本にしたのでしょう。

作品によって、語り口調や絵の雰囲気に違いがあって、

読み比べてみると、その違いがとても面白いです。

 

ただ、シロのことさえなければ・・・ ね。

 

その<シロのことさえなければ>を抱えながら読んでたところ、

この絵本の中に、気持ちに触れてくるひと言を見つけました。

 

 

 

花さかじい

つばきはらななこ 文 太田大八 絵 童話館 本体¥1,300.

 

 

隣のじいさんにシロを貸すくだりで、

それは、こんなふうに書かれています。

 

 

「かす」」とも言わないのにということは、

つまり、おじいさんは内心ではシロを貸したくなかったんですね。

その一行に大いに慰められたわたしでした。

 

いや、でも本当はそこ、貸さない!って言わなくちゃダメだよ。

シロも嫌だってワンワン吠えなきゃ。

ってことなんですが、

まあ、そうすると花咲かじいさんのお話は成立しませんからね・・・。

 

 

ところで、たくさん出ている花さかじいさんの絵本のうち、

桜** 花じんま (田島征三 再話・絵 福音館 本体¥1,300.)では、

四国の方言が味わい深く、

また、おじいさんはお殿様から褒美を貰うのでなく、

花を咲かせて村の仲間に喜ばれた、となっているのが印象的です。

 

桜 はなさかじいさん (石崎洋司 文 松成真理子 絵 講談社 本体¥,1200.)では、

心根の悪いじいさまとばあさまが、これでもかというくらいに醜く滑稽に描かれて、

わたしの溜飲を下げました。

 

 

機会があったら、昔話絵本の読み比べをしてみませんか?

 

 

 

 

応援、よろしく!

 


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