つぶやき。 | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

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ご覧くださっているみなさま、いつもありがとうございます。

 

明日から新しい章です。

 

野々村家の秘密が徐々に明らかになります。

 

そして初音が背負っている重い何か、も。

 

私はいわゆる『田舎』と言われるところに住んだことがなく、常にちょっと電車に乗ったり自転車に乗ったりすれば何でも手に入るという新興住宅街で育ち、今は結婚してすぐに地下鉄に乗れるところに住んでます。

 

父の田舎が本当に田舎で。

 

山の中の集落にあります。

 

裏に川があって夏休みに遊びに行くと川が流れる音で目が覚めました。

 

私が知っているその川はいつも子供の足首くらいしか水がなくて、川が石がごろごろしていて河原で石を投げて遊んだりしていました。

 

おばあちゃんの話だと大雨になると川が溢れて大変で、下の納屋が水に浸かってしまうということだったのですが

 

いやウソでしょ・・

 

と思うくらい穏やかな川でした。

 

野々村家は兵庫県の丹波篠山というところに住んでいて

 

実際の地名を出すことにちょっと悩んだのですが、一度テレビで見た風景があまりに美しく、名前をお借りしてしまいました。

 

妹の旦那さんが丹波篠山の隣の市の出身で、穏やかで全く災害なんかないところ・・

 

と聞いていたのですが、野々村家は自然災害で運命が変わってしまいます。

 

 

毎年のように豪雨被害がニュースで伝えられ、床上浸水に遭う家々を見たりすると、本当に他人事なんですが

 

なんて大変なんだ

 

でもきっとこの人たちはここを離れないのだろうな

 

と思ったり。

 

こんなに文明が発達しても自然災害という怒りをどこにぶつけていいのかわからない被害は常に起きています。

 

今回の能登半島地震でも

 

大切な人が亡くなったり、家を失ったりする人たちがたくさんいます。

 

仕方ない

 

としか言いようがなくともやりきれない気持ちでいっぱいでしょう。

 

それでもやっぱりここを離れたくない

 

と思う人たちの自分の故郷への思い。

 

私などではとても理解が難しいですが、

 

自分が生まれた所、長く住んだ所というのは特別なんですよね・・

 

今後、初音と真緒はいったいどうなるのか。

 

いろいろありますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

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私は子供の頃からマンガが大好きで

 

漫画家になりたい!

 

と子供が一度は夢見ることを思ってました。

 

少し成長すると

 

誰もがなれる職業ではない

 

ということがわかってきます。

 

作画、ストーリー、演出・・

 

全部をやらないといけないんですよね。

 

何気なく読んでいるマンガも画角や構成など本当によく作られてる。

 

数ある職業の中でも

 

漫画家さんは私にとって尊敬に値するものでもありました。

 

 

芦原妃名子さんのご不幸はショックでした。

 

彼女の漫画は正直読んだことはありませんでした。

 

セクシー田中さんがドラマ化され、そっちも見ていなかったのですが

 

面白い題材だな

 

と思い1巻だけ読んでみました。

 

不器用でも必死に生きてる田中さんがベリーダンスを糧に勇気を振り絞ってる姿に胸打たれました。

 

この世に生きる人が全て

 

明るくて賢くて見栄えが良くて

 

なんてありえないわけで、誰しもコンプレックスを抱いて生きている。

 

1巻を見る限り予定調和でいくと田中さんと笙野がくっつく展開・・

 

と思いきや全くそんな感じではなく。

 

男と女がくっつくのってそんなに簡単なことではないというリアル。

 

マンガの実写化で

 

これは大成功だな

 

と思う事ってすごく少なくて、たいていはファンであればあるほど不満を抱くのではないでしょうか。

 

私は『ハチミツとクローバー』でやられてから好きな漫画の実写化に全く希望が持てなくなりました。

 

映画はとにかく暗いし、ドラマに至ってはさらに酷くて

 

キャラの設定まで変わっている。

 

嫌なら見なければ済むのですが、自分の大好きな漫画が知らない人に

 

つまらないもの

 

と思われることが本当に口惜しくて口惜しくて。

 

芦原先生の命が失われたことは本当に悲しいし、才能の損失以外何物でもなく。

 

こういう才能のある人を潰してしまった人たちが全く責任を取らないのか、とこの一件が風化してしまうことが許せなく思っています。

 

マンガが実写化されれば原作者もホクホクだろう

 

という実写制作側と出版社の勝手な思い込みがあるかわかりません。

 

脚本家の方がやり玉にあがっていますが、

 

ドラマ制作側と出版社にも大きな責任があると思っています。

 

クリエーターの方々って『鶴の恩返し』じゃないけどものを造り出すために命削ってると思うんですよね。

 

そのくらい大変なことだと思うんですよね。

 

その大切な作品をドラマで受ける作品にするために勝手に変えるなんてあまりにひどい。

 

脚本家の方のSNSの言葉はナイフと同じくらいの凶器。

 

でもあんな風に言わせたのは制作側の空気もあったんじゃないかと思うんですよね。

 

原作者ってそんなに弱い立場だったのか

 

と初めて知りました。

 

『ハチクロ』の実写化をなぜウミノ先生は許してしまったのだ、

 

と嘆いたものですが

 

私なんかが考えるよりもたくさんの事情が絡みあっているのでしょう。

 

漫画家さんの組合とかあるのかわかりませんが

 

もっともっと

 

著作権が守られる方向に行かないものでしょうが。

 

芦原先生の作品もロクに読んでいないくせに

 

もう何だか悔しくて悔しくてたまりません。

 

 

----Hina夜の街