Love for the future(18) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「・・拓馬さんが・・・好きです・・」


ほとんど吐息だけの声で


詩織はつぶやくように言った。



「もう。 どうしていいか・・わからないくらい、」



そして初めて彼女から抱きついてきた。



そんな言葉を彼女の口から聞かされて


燃えないわけなかった。



彼女をまた力いっぱい抱きしめて、そのままベッドに倒れこんだ。



「おれだって。 もう・・・どうしていいかわかんないよ、」



落ち着こうと思っても、どんどん興奮する自分。



いちおう


許可を得てからのがいいのかな・・



拓馬は一瞬のうちにいろんなことが頭を渦巻いたが


結局、何も言わずに彼女の首筋にキスをして、そっと左手を彼女の胸の上に置いた。



「ん・・・」


詩織は小さな声を上げた。


彼女の部屋着のボタンを外そうとすると、



「・・あっ・・あのっ、」


思いがけず普通に制された。


「は・・?」


一瞬現実に引き戻された。



「・・私・・・。 はじめてなので・・。 こういうことは・・・」


上目遣いに恥ずかしそうに胸元を押さえた。




それはとっくにわかってっけどさ。




すぐにそう言いたかったが、彼女らしいあまりな律儀な様子に



「・・うん、」


優しく微笑んだ。



もう


かわいくて


かわいくて



本当にこっちこそどうしていいかわからないよ。




彼女の身体がキレイすぎて


興奮しすぎないように抑えるのが大変だった。



両手で抱きかかえたら儚くなってしまいそうなほど華奢で


白く美しい肌が


手に吸い付くようで。



拓馬はコトを進めながらも


一抹の『不安』が渦巻いていた。




初体験は高1の時。


3つ年上の女性だった。


その後も他の女性と経験をしてきて


忘れもしない19の時につきあったこれも2つ年上の女とコトをいたした後。




まだまだ子供だった自分は、そのあとに無邪気に聞いてしまった。



『ねえ。 100点満点でいったら。 おれ何点だった?』



まるでテストの点を聞くかのように言うと。



彼女はうーんと考えて



『・・・15点かな。』



着替えながら普通に言われてしまった。



15点・・・???



あまりの『点数』の低さをきっぱりと言われて


その後も『トラウマ』になってしまって・・・・。



詩織と夢のようなひとときを過ごしつつも、若き日の『トラウマ』が脳裏に浮かんじゃって・・・



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