Angel(3) | My sweet home ~恋のカタチ。

My sweet home ~恋のカタチ。

せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

南さんかも・・・。



でも。



ワインを飲んだようなのだが、ボトルではなくグラスワインを2杯頼んだだけで。



しかも


コーヒーが苦手な彼女がカプチーノを頼むことも不自然。



南さんとなら絶対にワインはフルボトルで頼むはず。




この最後のデザートが一人前だけ頼まれたことを見ると


男性である可能性は低い。



彼は甘いものはあまり得意じゃない。




事業部に配属された佐屋さんかしら。



何度か仕事で一緒になったけど



彼女もかなりの酒豪だって訊いたことがある。




やっぱり不自然だ・・・




まるで探偵になったかのように、ゆうこは推理をしてしまった。



そして


ドキドキした。




今朝の約束どおり志藤は7時に帰宅した。



寝室で着替える彼に



「・・あのっ、」


ゆうこは勇気を出して話しかけた。


「ん?」


ネクタイを緩めながら返事だけをした。



「・・昨日・・・、外出先から直帰したんですよね?」



彼女がなぜ今そんなことを言うのかがわからず



「え・・? そーだけど、」



上の空で答えてしまった。



「・・あの店・・」


ゆうこが思い切ってあのイタリアンの店のことを切り出そうとしたとき


ひなたの泣き声が聞こえた。


目を覚ましたようだった。



慌ててベビーベッドが置いてあるリビングに行った。



「・・よしよし。 おなかすいたよね。 ちょっと待っててね、」



ひなたを抱き上げた。




なんて


訊けばいいんだろ・・・。




いきなりあのレシートをつきつけて



誰と行ったの!?


なんてヒステリックになったりするのもみっともないし。



冷静に訊くこともできそうもないし。




まだまだ『恋愛中』のゆうこにとって


彼の気持ちが読みきれずに戸惑うばかりだった。




疑問だけが渦巻くゆうこですが、どうしても志藤につっこめません・・・


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