GWに江戸川区の善養寺というお寺に行きました。
この日は千葉県市川にある八幡神社に誘われていたけれど、
そういえば以前に、
群馬(長野との県境)の浅間山の記事で紹介したお寺が、
この近くにあった様な、、と思って調べてみたら、
八幡神社から車ですぐの距離だったので、
こちらを先に立ち寄ることにしました。
なんとびっくり。
このお寺の松が凄かった
影向の松と呼ばれ、樹齢600年以上、
繁茂面積は日本一だそうです。
もう松の木というよりも、
変幻自在な龍の様です。
浅間山噴火の供養碑は奥の方にありました。
天明3年(1783年)の浅間山噴火では鎌原村で多くの死者が出たのですが、
その原因は火砕流ではなく、
8月5日午前10時に突如として発生した土石なだれによって流されたそうです。
地質学者の早川由紀夫先生のお話によると、
>鎌原村を高速で通過した土石なだれは吾妻川に入り熱泥流となり、渋川で利根川に合流して、その日のうちに江戸と銚子に到達した
(↑画像はネットからお借りしました)
江戸川の中洲にも牛や馬、人などの遺体が漂着し、
船の運行が妨げられてしまったので、
当時の下小岩村の人々が、
犠牲者の亡骸を善養寺の無縁墓地に葬りました。
近くの別のお寺にも同じ供養碑があるので、
川に流れ着いた犠牲者は相当な数だったのかもしれません。
上の画像は数年前に撮影した浅間山麓の鬼押出しです。
流れた溶岩を間近で観ることが出来る迫力の観光スポットです。
こちらも早川先生の記事からですが、
鎌原村を襲った土石流の中には黒岩と呼ばれる高温の岩石が点在して発見されていて、
渋川市には宅地開発で見つかった10メートルを超える黒岩の巨岩が今も残されています。
こんな大きな岩が浅間山から渋川まで流れたのです。
(画像は早川先生の記事から)
浅間山といえば、
浅間の大神コノハナサクヤヒメですが、
この浅間山は地球の自然活動の中心、
司令塔ともいえる御神体です。
浅間山が動けば地球のあちこちが反応して、
自然界の共鳴が起こります。
もちろん悪いことではなく、
地球にとってはごく自然の働きであり、
新しい生命の誕生、地球の営みです。
なので浅間山が動く時は、
何かしら天界でも動きがあると思った方がいい。
それは地震だの噴火だのと小さな事ではなく、
地球を含めたこの太陽系、宇宙の動き、
耳を澄まして体全体で自然の成り行きを感じる事が大切だと思います。
しかし地球の気候変動は止められず、
これからも自然災害と同時に、
年々と山に棲む動物や虫などの様々な生き物が、
人間の住む所まで下りてくるようになるでしょう。
こちらの千本イチョウも素晴らしいです
参考文献
早川由紀夫ドローンを飛ばして鳥になろう