海外から帰国した10代の男性の患者さん。
38℃以上の発熱と発疹が出て検査の結果、麻しん(はしか)と診断されました。
個人情報なので詳しくは書けませんが、
この男性の患者さんが、麻しん発症前に東京から新幹線で東北方面に移動しました。
時期は3月の初めです。
新幹線内と、山形で行ったある施設での感染が広がっているそうです。
そこで国はウイルスを封じ込めるために、徹底して感染者を調べています。
この時期に山形方面の新幹線に(早朝)乗って具合が悪くなった人は、
最寄りの保健所に連絡をしてくださいということです。
男性が行ったその施設では東北各地~関東近県からも若い人たちが参加していて、
関東でも10代~40代の感染が増えて、今後も拡大されることが予想されています。
あまり大袈裟に騒ぐほどのことではないけれど、
年齢が進むほど感染したときに重篤になる危険があります。
経験の少ない医師は麻しんの診断が出来ない人もいるかもしれません。
アメリカでは遠い過去の出来事になっていて、若い医師は麻しんを知らない人もいます。
新幹線の詳しい時刻など、該当者と思われる人には情報を伝えるので、メッセください。
<麻しんの症状>
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が2~4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発疹が出現します。症状が発現する前1日から感染する可能性があり、感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。
インフルエンザですが、微妙にBの患者さんが増えています。
Bは比較的症状の軽い人が多いので、
風邪だと思って職場や学校に行く人も多く感染が広がっているようです。
あと食中毒で急性腸炎の患者さんも。
最近は居酒屋で生に近い?鶏肉を食べて食中毒になる若い人が増えてます。
あまりお肉は生で食べないほうがいいかもしれないです(^_^;)