碁盤斬りを観て記た | 世界真夏納涼協会

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夏を人一倍二倍三倍楽しもう!というブログ。
基本的に夏のことしか書きません。いや。
夏以外書くことはないでしょう。


草彅渋し

渋すぎる草彅と風情溢れる大江戸。
メインテーマを囲碁として江戸庶民の物語を描くというのは渋さもあり斬新なテーマですなぁニヤリ
それを取り巻く展開として「仇討ち」と「けじめ」が主にあるんですが、これ予告とか見てる人なら「仇討ち」に囲碁が付随するんだなって思うと思うんです。
…でも違う!
「囲碁」に「仇討ち」…だけでなく武士道としての「ケジメ」が着くんですね。だから正直展開はちょっと物足りない…というか拍子抜けする部分があるので、心の中でプチツッコミしちゃうかも。
そっちで怒ってたのかぁって…


でも世界観が凄く美しく「花の大江戸」をしっかり表現されています。主人公の境遇の対比で際立つのかもしれませんが、やっぱ邦画は日本の歴史だよなって。
主人公が彦根藩の設定なので、実際に彦根城で撮った部分も城好きとしては嬉しいシーンだった。そら風情も出ますわねニコニコ


そして何より草彅ですよ。こういう渋い…というか寡黙な役は本当に似合いますね。舌足らずな感じは逆に武士らしさを表してるか?
そしてそれを際立たせる國村隼の演技もやはり素晴らしい!あの人の声の抑揚はすっと聞き取れて好きですグッド!
かやちゃんはかわいいのでオールオッケー!


てな具合でしたな。
映像にホント引き込まれるので劇場で見てこそな映画でした。
白石監督的グロさは全くなかったですけどね