「虎に翼」第71回~第15週「女房は山の神百石の位?」 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第71

第15週「女房は山の神百石の位?」

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

昭和二十六(1951)年

 

直治) あ~どうしようどうしよう

 どうしよう。やばいやばい。

花江) 大丈夫よ。

 

昭和26年、終戦から6年目。

 

(戸が開く音)

直明) ただいま。

一同) お帰りなさい。

(戸が閉まる音)

直明) 学校にお姉ちゃんから

 電話があって、職場に寄るか

 ら、帰りが遅くなるって。

花江) そう。

(「おかえりなさい とらちゃん」の

横断幕を作っていた優未たち)

花江) あ・・・今日くらいまっすぐ

 帰ればいいのに。

直治) まあでもいいよな、優未。

 ギリギリまで、のんびりできる

 しね。

優未) うん!

(だらける優未たち)

 

**********

 

(颯爽と廊下を行く、ファッション

も歩き方も、後ろ姿がオードリー

・ヘップバーンのような女)

 

**********

 

<屋上>

汐見) あの~多岐川さん?

(七輪の上で丸まったスルメ)

(足音)

(サングラスを外す女)

寅子) ハ~イ!

 ご無沙汰しておりま・・・。

多岐川) お帰り佐田君!

 やっと帰ったか、もう!

 待ちわびたぞ~!

 

寅子は、アメリカでの

裁判所視察団に参加し、

無事帰国しました。

 

汐見) お帰りなさい。

寅子) ただいま、帰りました。

多岐川) 何だ、俺たちの

 出迎えが不服か?

寅子) 不服といいますか、

 想像と違うといいますか。

多岐川) 想像?

寅子) まず、私がこのすてきな

 ワンピースで優雅に現れます。

 お二人が私の姿に驚きます。

 そこで、「ハ~イ、ご無沙汰して

 おります」、となる予定でした。

多岐川) ハハ・・・バカだな。予定

 どおりいかんのが人生だろ。

寅子) 痛っ、痛いです。

多岐川) ハハッ。

 何だよ「ハ~イ!」って。

 フハハハハハハ!

寅子) すいません痛いです。

 やめさせてください、痛いです。

 

**********

 

多岐川) さあ、早速話を

 聞かせてくれ。

寅子) ええ、もちろん。

 ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、

 ロサンゼルス、サンフランシスコ

 を回りました。どこの裁判所も、

 ご婦人の職員が大勢いて驚き

 ましたが、何より驚いたのは調

 査官の数です。

多岐川) おお。

寅子) マンハッタンのファミリー

 コートの調査官は、家事部に

 21人、少年部に27人。皆さん

 きめこまやかなお仕事で、問題

 解決に当たられていました。

多岐川) 聞いたか? おい聞いたか?

 工藤総務局長、桂場人事局長。

 やはり少年部だけではなく、家事部

 にも調査官を置かねば。

桂場) 多岐川さんは、人材が湯水の

 ように湧き出るとお思いで?

工藤) 残念ながらどこもかしこも

 人手不足だからね。

多岐川) そんな話は聞き飽きた!

 それを集めんのが君らの仕事だろ。

 嘱託の調停委員には、できること

 に限度がある。

小橋) こっちはまだまだ

 後れてますね。

寅子) ただ、あちらでは話し合いを

 しても訴訟になることが多いそうな

 んです。日本では、調停の話し合

 いでほぼ解決できているとニュー

 ヨークの判事にお伝えしたところ、

 我々も日本に負けていられないと、

 感じていただきました。私たちが

 作ってきた日本のファミリーコート

 も、捨てたものじゃない!

工藤) おお、サディ、

 うれしい報告ありがとう。

(ハグにも慣れっこの寅子)

寅子) 皆さん胸を張りましょう。

 子供たちとご家庭のために、

 頑張りましょうね。

汐見) うん!

多岐川) いいぞ、

 それでこそ佐田寅子だ!

(笑い声)

 

**********

 

<猪爪家>

花江) トラちゃんそろそろ帰って

 くるんじゃないかしら。

(寝転んで読んでいた漫画を隠し、

ちゃぶ台の前に座り直す直治たち)

直明) そんな勉強するふりしなく

 てもいいんじゃない?

直人) トラちゃんは、こういうのが

 一番喜ぶんだよ。

直治) そう。

直明) でも・・・。

(3人を見る直明)

 

**********

 

寅子) ただいま!

優未) お母さんお帰りなさい!

寅子) ただいま~!

 ただいま優未! 

 会いたかった~!

直治) お帰りなさい。

直人) お帰り。

寅子) ただいま。

直明) お帰りなさい。

寅子) ただいま。

 いい子にしてた?

優未) うん。今もお勉強

 見てもらってたんだ。

寅子) そう。

 みんなも元気そうね。

直明) 長旅ご苦労さま。

 随分遅かったね。

寅子) 多岐川さんたちに

 足止めされてしまって。

花江) それじゃ仕方ないわね。

直人) トラちゃん、派手だね。

寅子) あっ・・・

 女優さんみたいでしょ?

(笑い声)

寅子) うわ~すてき。

優未) みんなで作ったの。

寅子) ああそう。

 

**********

 

寅子) 花江には、

 美容クリームと・・・。

花江) ありがとう。

寅子) 料理の本。

花江) 料理の?

 料理の?

 あら、全部英語じゃない。

寅子) 花江なら読めるわよ。

 それと、みんなに、お菓子と・・・。

 はい、どれも面白そうでしょ。

(大量の本)

寅子) たくさん勉強して、

 世界を広げてちょうだい。

 分からないところは辞書を

 引くのよ。

花江) みんなトラちゃんに

 お礼して。

3人) ありがとう。

寅子) うん。

直明) 生徒たちにも見せて

 あげようかな。

寅子) 是非そうして。うん。

 

直明は、今年から中学校で、

教師として働いています。

 

花江) それで、しばらくは

 ゆっくりできそうなの?

寅子) それは無理。アメリカ視察

 の報告もあるし、仕事が山ほど

 たまっていてね。それから、取材

 の話も来ていてね。

花江) 取材?

寅子) うん。

 

**********

 

<家庭局>

 

寅子の特集を雑誌で組みたい

と提案してきたのは、なじみの

深い記者、竹中でした。

 

竹中) こちらは、冷えますなあ。

 ハハハハハハハ。

 

今はフリーの記者をしています。

 

竹中) 早速ですが、こちらが、

 企画の概要です。

多岐川) 「新時代の開拓者、佐田

 寅子。理想的な社会をつくる為、

 格闘する日々に密着!」。

 すばらしい企画じゃないか君。

 ハハハハハ!

寅子) お久しぶりです竹中さん。

 お元気そうで。

竹中) お嬢ちゃんも。

多岐川) お・・・お嬢ちゃん?

竹中) 男社会、で危なっかしく

 暴れ回って、ここまで出世して

 大したもんだ。みんな、お嬢ち

 ゃんの言葉を聞きたがってん

 だよ。あんたは、世の娘さん

 たちの希望の星なんだから。

 忙しいだろうが、頼む。

 

**********

 

<猪爪家>

(味見をしている花江)

優未) 花江さん、ただいま。

花江) あっ、お帰りなさい。

 ねえ、ちょっと来て。

優未) うん。

花江) ねえ、味見してくれる?

優未) する~!

花江) 熱いかな? はい、あ~ん。

優未) うん、おばあちゃんの味だ。

花江) でしょ。

 今日はなかなか上手にできたわ。

優未) フフフ。

直治) ただいま。

花江) あっ、お帰りなさい。

優未) お帰り。

直治) トラちゃんのおみやげ

 食べてもいい?

優未) 私も!

花江) みんなの分も

 取っておくのよ。

2人) は~い。

 

いつの頃からか、

子供たちは花江の

前では伸び伸びと・・・。

 

**********

 

寅子) 私のことを若い子

 たちの希望の星だって。

 

寅子の前では、お利口さん

でいるようになりました。

 

花江) すごいじゃない。

寅子) それで記者さんがみん

 なの話も聞きたいんですって。

 だから今度の週末にいらっし

 ゃるから。

直明) えっ、今週?

花江) そんな急に?

 あっ、掃除しなきゃ。

寅子) 必要ないわよ。

 十分きれいだもの。

花江) そうはいかないわ。

 みんなの新しいお洋服も

 必要ね。出費がかさむわ。

直明) あっ、僕が買おうか?

 それくらいの貯金はあるし。

花江) ああいいのよ。直明ちゃん

 が気にすることないわ。

寅子) そうよ。お金は私が十分

 家に入れてるんだから。

 それで優未、今日もお利口さん

 にしてた?

優未) うん! 

 宿題終わったあとに、花江

 さんのお手伝いもしたよ。

寅子) そう、偉いわね。

 じゃあ、いただきます。

 

**********

 

カメラマン) 皆さん、もう少し

 真ん中に寄ってください。

 

密着取材が始まりました。

 

(シャッター音)

カメラマン) はい。

 はいもう一枚いきますよ。

 笑って。もっと笑って。

(シャッター音)

 

**********

 

竹中) じゃあ、家のことは、

 家族で分担を?

寅子) ええ、みんなで

 支え合っています。

(ロールキャベツを作る、

割烹着姿の寅子)

竹中) ふだん、しないの? 料理。

寅子) えっ?

竹中) あっ、休日はしてくれてい

 ますよ。でも彼女は毎日仕事が

 忙しいので。

寅子) ふだんの料理は、

 花江が、してくれています。

花江) トラちゃんのロールキャベツ

 おいしいから楽しみだわ。ねっ?

 優未。

優未) うん!

寅子) あらそう?

 じゃあ頑張って作るわね。

(何だかしっくりこない竹中)

 

**********

 

直明) 姉のおかげで、大学に進む

 ことができました。甥っ子たちにも、

 自分たちで進みたい道を見つけな

 さいと、いろんな経験もさせてくれ

 ていて。なっ?

直人) はい。この前はコンサートに

 連れていってくれて、弟はそれか

 らすっかり音楽に夢中です。

直治) かっこいいよな、

 優未のお母さん。

優未) うん!

竹中) あなたにとって、

 佐田寅子さんは?

花江) はい、女学校の頃から、

 自慢の存在です。彼女が頑張

 っているからこそ、何不自由な

 く生活できています。

 ありがとうね。

寅子) こちらこそ。

花江) あのこちら、是非。彼女の

 お父様から受け継いで私がスク

 ラップしているんです。

竹中) さすが、人気者だとすごい

 量だ。ハハハ、一苦労ですね。

花江) いえいえ、家族ですもの。

 支えて応援するのは当然です。

 ねっ?

3人) はい!

(みんな、よそゆきの笑顔)

 

**********

 

寅子) じゃあ、

 お見送りしてくるわね。

花江) ご足労いただき

 ありがとうございました。

3人) ありがとうございました。

直明) ありがとうございました。

竹中) こちらこそ、ご苦労さん

 でした。ハハハハハ。

寅子) 原稿出来上がったら

 見せてくださいね。

竹中) 分かってるよしつこいな。

直治) やっと終わった。

優未) 優未、

 お利口さんできてた?

(微笑む花江)

花江) よくできました。花丸!

優未) おなか減った~。

直治) 何か食べた~い。

花江) ロールキャベツでも

 食べましょうか。

直治・優未) 食べたい!

花江) あっ、ちょっと用意して

 用意して。

 

**********

 

(炊事場へ行く花江)

(ロールキャベツを作った後、

汚れた調理器具をそのまま

ほったらかした流し)

 

**********

 

<竹もと>

 

続いては、

女性司法修習生との対談。

 

竹中) じゃあ君は、彼女に憧れて?

女性) はい。幼い頃、佐田さんの

 高等試験合格の記事を見て、

 この道を志したんです。

 

法曹の世界を目指す女性たちも、

増えてきています。

 

女性) 衝撃的だったよね。

女性) その話してた。

女性) ずっと道を切り開いてくださ

 っている佐田さんのあとを、私た

 ちも、追っていかないとだわ。

寅子) あっ・・・ありがとう。女性が

 男性と対等な、できることはして

 いくつもりよ。

女性) さすが佐田さんですわ。

女性) すごいわ。

(拍手)

寅子) ありがとう。

 

**********

 

梅子) はいどうぞ。

寅子) ありがとうございます。

 皆さん、取材ご苦労さま。

 どうぞ召し上がって。

女性) いただきます。

女性) いただきます。

(おしるこを食べる修習生)

女性) うん、おいしいです。

寅子) でしょ ? フフッ。

 あっ、そうそう、アメリカではね、

 事件の処理から、建物の設備

 への指示まで一切をとりしきっ

 てるたくましい女性裁判官が

 いて、とても刺激になったわ。

 あと何と言っても驚いたのは

 託児所ね。

女性) えっ、託児所?

 裁判所の中に託児所があるの。

 しかもそれは戦前からなんです

 って。
女性) そう考えると、日本は

 随分後れていますね。

寅子) とはいえいい時代になっ

たわ。私たちの時代には法律を

 勉強することすら許されなかっ

 たんだもの。あなたたちは、恵

 まれているんだから、頑張らな

 いとね。頂きます。

女性) はい。

女性) はい。

 

おやおやおや?

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

アメリカ帰りの寅子が見事にアメリカ

かぶれしていて笑った。お約束よね。

そしておみやげに英語の本を買って

くるセンスに苦笑い。せめて絵本にし

てほしかったし、ワクワクするものに

してほしかったよ~。その他もろもろ、

特大ブーメランが寅子を襲ってきそう

な予感にあふれた月曜日。やれやれ。

 

 

「虎に翼」関連ブログはこちらから↓

「虎に翼」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「虎に翼」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村