「虎に翼」第72回~第15週「女房は山の神百石の位?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第72

第15週「女房は山の神百石の位?」

 

 

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アナウンサー) 改めまして、今日は最高

 裁判所長官、山本紘作さんと共に、

 間もなく、設立3年を迎える、家庭

 裁判所の活動についてお伝えして

 います。では設立準備の時から、

 多岐川判事と佐田判事補は、家庭

 裁判所のためにご尽力してきたと

 いうわけですね。
山本) ええ。いわば、多岐川さんは

 家庭裁判所の父、佐田さんは、家

 庭裁判所の母とでもいったところで

 しょうか。

寅子) あっ・・・家庭裁判所の基本

 理念を作り上げた多岐川さんは

 ともかく、私が家庭裁判所の母

 とは、おそれ多いです。

多岐川) 彼女と、夫婦になった覚え

 はないですが、我が子のように家裁

 を育っておりますよ。なあ、佐田君。

 家庭裁判所は、冷たく、厳正なる刑

 罰ではなく、温かく、柔軟に、更生

 と生活の立て直しを支援する場所。

 これまでの裁判所とは違う、特殊な

 存在なのです。

山本) だからこそ、女性である佐田

 さんが輝ける。佐田さんの持つ愛情、

 女性本来の特性を遺憾なく発揮で

 きる。家庭裁判所は、女性裁判官に、

 ふさわしい場所と言えるでしょう。

アナウンサー) なるほど。

寅子) はて?

山本) ん?

寅子) 家庭裁判所の裁判官の適性

 は、個々の特性で決められるべきで、

 男女は関係ないのではないでしょう

 か。長官の発言は、今家裁で頑張

 って働く男性裁判官への、配慮にも

 欠けますし、家裁は女の場所といっ

 た思考は、いずれ必ず、間違った偏

 見を生みます。私は、真の女性の

 社会進出とは、女性用の特別枠が

 あてがわれることではなく、男女平

 等に、同じ機会を与えられることだと

 思います。

多岐川) おっしゃる通り!

寅子) 私は、裁判所から、

 変えていきたいんです。

山本) さすが佐田さん。

 すばらしい意見だ。

寅子) ありがとうございます。

 

**********

 

(ラジオを聴きながら、

残り物を食べている花江)

ラジオ) 「私は、真の女性の社会進出

 とは、女性用の特別枠があてがわ

 れることではなく、男女平等に、同じ

 機会を与えられることだと思います」。

(ラジオを止め、食事を続ける花江)

 

**********

 

(寅子を目で追う職員)

男性) ほら、ラジオの。

男性) 長官にたてつくなんて、

 よくやるよな。

男性) 大した度胸ですね。

 

**********

 

<調停室>

(ノック)

寅子) 失礼いたします。

福田) あっ、佐田寅子!

 あなたが担当の裁判官なの?

寅子) ええ、そうです。

 よろしくお願いいたします。

福田) すごいわ! 私運がいい。

 後で握手してくれる?

長峰) あっ、福田さん、落ち着いて。

根本) 裁判官、

 どうぞ、お座りください。

寅子) はい。

長峰) それで、どうでしょう?

 離婚を考え直していただくのは、

 難しいですか?

慶太) 何度も申していますが

 離婚の意思は変わりません。

 不貞をして裏切ったのは彼女

 ですから。

福田) だから何度も謝ってるじゃ

 ない。私、絶対離婚なんてしたく

 ないの。

寅子) では、不貞行為に及んで

 しまった理由を、教えていただけ

 ますか?

福田) 理由?

寅子) 例えば、彼が家に帰ってこな

 かった、家にお金を入れなかった、

 日常的に暴言や暴力を・・・。

慶太) そんなことは一切ありません。

 私は夫としての務めをきちんと果た

 していました。

寅子) 彼の言うことに、

 間違いはありませんか?

福田) あなたも女なら分かるでしょ。

 どうしようもなく寂しい時があるって。

寅子) その夫婦の間にしか分からな

 い苦悩や事情があるとは思います。

福田) お願い! もう絶対にしない

 から、許してください。離婚なんて

 したら、私生きていけないわ。

慶太) そんなこと俺の知った

 ことではない。

福田) 一度の浮気くらい許して

 くれたっていいじゃない! 男ら

 しくないわ! ねえ、佐田さん。

慶太) こういうところが嫌なんだよ。

福田) 佐田さん、

 何か言ってやってよ!

寅子) 不貞行為に、男らしいも、

 女らしいもありません。配偶者に

 不貞な行為があった時、離婚の

 訴えを提起することができると、

 民法770条で定められています。

 性別は、関係ありませんよ。

慶太) ありがとうございます。

福田) あなた女の味方なんじゃ

 ないの!?

長峰) 福田さん落ち着いて。

福田) 助けてよ!

 困ってるんだってば!

寅子) 別々に、

 お話をお聞きしましょうか。

根本) ええ。

 

**********

 

寅子) どうぞ。

(涙を流す福田の妻に、

ハンカチを差し出す寅子)

寅子) 福田さん、もう少し、相手の

 気持ちに寄り添ってみてはいか

 がでしょうか? 「一度だけだ」とか、

 「男らしくない、困ってる」とか、

 そういう謝り方じゃなくて、もう少し、

 相手の気持ちを考えて・・・。

福田) 何よ、偉そうに。ちょっと

 有名だからって何様よ。

根本) 福田さん?

長峰) 福田さん!

 待ってください!

根本) 福田さん!

長峰) 福田さん!

根本) 福田さん!

 

**********

 

<家庭局>

寅子) ただいま戻りました。

多岐川) 佐田君、行くぞ。

寅子) えっ、どこへ?

多岐川) いいからついてこい!

 

**********

 

多岐川が向かった先は、

最高裁判所でした。

 

多岐川) 到底許し難い。ったく!

寅子) 多岐川さん、一体何を・・・。

桂場) 失礼いたします。

(長官室に入る桂場を追いかける)

多岐川) おい桂場!

寅子) 失礼いたします。

多岐川) どういうことだ桂場。

山本) 多岐川君。

工藤) どうしたのタッキー。

 ノックもしないで。

多岐川) ちょうどいい。

 ここではっきりさせよう。

 山本長官、これは先日の

 当てつけでしょうか?

寅子) 多岐川さん。

山本) 当てつけ?

多岐川) 佐田君の、異動の件です。

 

異動!?

 

多岐川) 佐田君を判事に任命し、

 新潟地家裁三条支部勤務を命ずる。

 これは一体どういうことですか?

 

新潟地家裁、

三条支部勤務を命ずる!?

 

寅子) ええっ!? ええっ!? 

 ええっ!?

工藤) えっ、もしかしてサディ、

 知らされる前に連れてこられ

 ちゃった感じ?

桂場) 多岐川さん、

 あちらで話しましょう。

工藤) うん、その方がいい。

多岐川) ちょっと待て! 待て! 

 離せ! 長官、ラジオでの彼女の

 口のきき方が問題だったとい

 うことでしょうか?

工藤) ちょっと落ち着いて。

多岐川) だっておかしいだろ! 

 おい! 突然遠方の支部への

 異動だなんて。

寅子) 私のために怒ってくださっ

 てるのはありがとうございます。

 でも、これはまずいです。

多岐川) 君は黙ってろ!

桂場) もうやめろ多岐川さん!

多岐川) しかしだな!

桂場) 怒りをぶつける相手を間違

 えている。佐田君の異動を決め

 たのは人事局長の、俺だ。

寅子) えっ・・・。

桂場) 長官、とんだ失礼を、

 お許しください。

 佐田君からも、謝りたまえ。

寅子) あ・・・申し訳ございません。

山本) 構わんよ。

桂場) それで、

 何が問題なのですか?

多岐川) 問題? 

 お前ふざけんなよ。家庭局も

 彼女がいなくなったら大きな

 痛手! 大きな損失だ!

桂場) お言葉ですが問題は、

 職員一人の異動で、痛手を

 負うような組織形態かと。

多岐川) 貴様桂場! お前!

工藤) タッキー落ち着いて。

寅子) 多岐川さん、

 もうやめてください!

(桂場の胸倉から手を離す多岐川)

多岐川) 俺は絶対納得できんぞ。

 納得できん。

寅子) あっ、待ってください、

 多岐川さん。

工藤) 桂場君も。

桂場) 失礼いたしました。

山本) ああ。

 

**********

 

<夜・猪爪家>

直明) 新潟か。随分遠いね。

寅子) うん。今日内示が出て、

 私も驚いてしまったんだけど。

 まあ、判事補から、判事への

 昇進では、あるんだけどね。

花江) そう。

寅子) 「そう」って、それだけ?

花江) だってもう、決まっちゃったん

 でしょ。お仕事なら仕方がないわよ。

寅子) まあ、

 それはそうなんだけどね。

花江) 引っ越しの準備も始めない

 とね。直明ちゃんお仕事もあるから、

 ここで一人で住むしかないわね。

寅子) あっ、そのことなんだけど、

 直人や直治の学校のこともあるし、

 いろいろ考えて、新潟には、私た

 ちだけで、行こうと思うの。

直明) えっ、私たち?

寅子) だから、私と優未の二人で。

直明) いや、申し訳ないけど、

 それには僕、賛成できない。

寅子) えっ?

直明) だって、お姉ちゃんには仕事

 があるでしょ? 優未が、一人でい

 ることも多くなる。慣れない土地で、

 寂しい思いさせちゃうんじゃない?

寅子) 優未は私の子供だもの。

 置いてくわけにはいかないわ。

花江) トラちゃんは何にも見えて

 ない。何にも分かってない。

寅子) 何? 何の話?

直明) 花江さん。

花江) 直明ちゃんの言うとおり

 優未は置いていって。私が責任

 を持って面倒を見ますから。

 どうぞトラちゃんは新潟でお仕事

 に専念なさってちょうだい。

寅子) あ・・・ねえ、何を怒ってるの?

 言いたいことがあるなら言ってよ。

花江) 言ったってしかたがない

 でしょう!

寅子) えっ・・・?

花江) そう思わせてきたのは

 トラちゃんよ。この家のあるじ

 はトラちゃんなんだから。

寅子) 何? その言い方。

直明) ちょっと、

 2人とも落ち着こう。

 子供たちも起きちゃうし。

寅子) だってひどいじゃない。

 こっちは家族のために、毎日

 必死で休まず働いてるのに!

花江) そういう態度よ!

 そんなふうに、家族に目を向けら

 れないくらいまで頑張ってくれな

 んて私頼んでない!

(睨み合う2人)

花江) 優未は、あなたに甘えたく

 ても、必死に我慢していい子を

 頑張ってる。あなたに、喜んでも

 らおうといい子のふりをしてる。

 分かる?

直明) 花江さん・・・。

花江) トラちゃんが見てるのはね、

 本当の優未じゃないの。

寅子) えっ・・・?

(涙をこらえきれない花江)

花江) (泣)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

ラジオで、最高裁長官に「はて?」を

繰り出す寅子、怖い物知らずだね~。

離婚調停では、女の味方扱いを期待

され、家に帰ればついに花江が爆発。

来るべき時が来たという感じ? すっ

かり昭和の父親の立ち位置になって

しまった寅子。誰かが100%悪いわけ

じゃないのよね。みんな少しずつ・・・。

 

 

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