「虎に翼」第59回~第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第59

第12週「家に女房なきは

火のない炉のごとし?」

 

 

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寅子) お母さんは?

 お医者様は何て?

花江) 心臓の発作じゃないかって。

 脈が弱くて、夜を越せるかどうか

 分からないって。

寅子) そんな…。

はる) 寅子、帰ったの?

直明) お姉ちゃん。

(はるのそばに、直明と優未たち)

寅子) お母さん…。

(はるの手を握る寅子)

寅子) ちょっと待って、

 こんなの急すぎる。

はる) ごめんなさいね。

 本当は、お父さんの代わりに、

 あと10年は頑張って、みんなを

 支えるつもりだったんだけどね。

 でもね、母さんは、愛する子供

 たちと、自慢のお嫁さんの花江

 さんと、宝物の、孫たちに囲ま

 れて、何にも悔いは…。

(遠い目を天井に向けるはる)

花江) お義母さん?

(はるを見つめる花江)

花江) 道男君…。

 ねえトラちゃん、トラちゃん。

 道男君を捜して。

(寅子に頷くはる)

(飛び出す寅子)

直明) お姉ちゃん!

 

**********

 

<カフェー燈台)

よね) ここには来るなと

 言ったはずだ。

寅子) お願い。道男がどこに

 いるか、心当たり教えて。

 本当は知ってるんでしょ。

 お願い。緊急事態なの。

よね) 帰りな。

寅子) お願い!

轟) よいしょ。

寅子) 道男。待って!

(鍵をかける音)

(部屋にこもる道男)

寅子) お母さんが危ないの。

 お母さんが、最後に道男に

 会いたいって言ってるの。

 だから。

道男) そんなこと言うわけ

 ないだろばあちゃんが。

 とっ捕まえて、

 締め上げる気だろ。

寅子) そ…そんな、

 しょうもないうそつくか!

 あなたには人の心って

 ものがないの!?

 いいから一緒に来て!

道男) さんざん虫けら扱い

 してきたのはそっちだろ!

寅子) してない。

道男) 自分で分かってんだよ!

 俺はどこにいても邪魔者なんだよ。

 戦争なんて始まるずっと前から。

 父ちゃんは、飲んだくれで、俺と

 母ちゃんのこといっつも殴ってて。

 その母ちゃんは、空襲ん時、俺

 を置いて、父ちゃん捜しに行って、

 そのまま2人とも…。

 あんたら大人は、都合が悪くなる

 と、俺から逃げたり捨てたりする

 んだよ。だから、一人でいる方が

 マシなんだよ。

寅子) 私の家族から逃げた

  のは道男でしょうが!

道男) うるせえよ、

 それはあんたらが…。

道男) 黙って聞いて!

 いい? 誰でも失敗はするの。

 大人も、あんたも!

 でもまっとうな大人はね、

 一度や二度の失敗で子供の手

 を離さないの。離せないの!

 関わったらずっと心配なの!

 そういうもんなの!

道男) かっこつけんなよ。母親の

 ために捜しに来ただけのくせに。

寅子) だったら何!?

 お母さんはね、私が出会ってき

 た中で、一番まっとうで優しい人

 なの。だから今、あんたのことが

 気になってしかたないの。このま

 まじゃ、最後に絶対悔いが残っ

 ちゃう。そんなの絶対嫌なの!

 会ってくれたなら、そのあとは、

 道男の好きにすればいい。

 だからお願い! ずっとずっと

 心配ばかりかけてきたの。

 最後の願いぐらいかなえて

 あげたいの! だから…。

 お願いします!

(扉に向かい、頭を下げる寅子)

(扉を開ける道男)

(涙まみれの顔で見つめる寅子)

 

**********

 

<猪爪家>

(戸の開閉音)

寅子) ただいま。

 お母さん、道男来たよ。

(か弱く目を向けるはる)

(遠くから見ている道男)

はる) 道男…

 こっちいらっしゃい。

(頭を浮かせるはる)

(はるを支え、抱き起こす直明)

はる) おいで。

(ためらう道男)

はる) いいから。

(はるの前に座る道男)

(かぼそい手を伸ばし、

道男の頬に触れるはる)

(肩を掴み、道男を抱き締める)

はる) んっ…これでいい。

道男) 何がだよ。

はる) あなたにして

 あげたかったこと。

(道男の手を両手で包む)

はる) よくここまで、

 一人で生きてきたね。

(微笑むはる)

(はるを寝かせる直明)

道男) ばあちゃん、死ぬのかよ?

はる) 死ぬ。

道男) 死ぬなよ。

 じゃあ、また、俺一人じゃん。

はる) それは、

 これから先の道男次第。

 全てを突っぱねちゃ、駄目。

(はるの手を握った泣きべその道男)

 

**********

 

(直人と直治を布団に寝かせる直明)

(絵本を手に、優未と眠っている道男)

 

**********

 

(外は雪)

はる) 机…机の真ん中の、

 引き出しにね…今年の、

 日記が入ってます。

花江) 日記?

はる) それに、私が死んだあとの

 ことは、大体書いてあります…。

 それ以外の日記は、全部燃やし

 てちょうだい…。

寅子) えっ、燃やす? どうして?

はる) それは…恥ずかしいです。

 絶対に、お願いね。

(頷く寅子と花江)

はる) 写真を、

 持ってきてちょうだい。

花江) 写真? 写真…。

 

**********

 

(手にした家族写真を見つめるはる)

(写真を胸にあてる)

はる) これでいい。これで…。

寅子) やだっ!

 やだっ! やだっ! 死んじゃやだ!

はる) 寅子…。

寅子) お願い、いなくならないで!

 ずっとそばにいてよ!

 お母さんいなかったら私…。

はる) 何を子供みたいなこと言って

 るの。「地獄だ、やめろ」って言っ

 ても、好き勝手に飛び回ってたの

 はあなたじゃないの。

寅子) 今それ言いますか、今!

はる) 寅子、花江さん…。

 母さんはね、何にも、

 悔いはないの。

 いろんなことがあった人生だっ

 たけど、悔いは何一つない。

(泣き声)

はる) この家のことは、

 2人になら任せられる…。

 先のことは、よろしくね。

花江) はい、任せて…。

寅子) やだあ~っ!

はる) 寅子…「はい」と

 言いなさい、「はい」と。

(グシャグシャの顔で首を横に

振り、はるにしがみつく寅子)

寅子) (泣き声)

はる) もう、この子…。

(寅子の頭を撫で、笑うはる)

寅子) (泣き声)

はる) 大丈夫よ…。

 

その日の夜更け…。

はるは、息を引き取りました。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

はるさん・・・。早いよ、早すぎるよ~!

 

よくここまで、
一人で生きてきたね。

これから先の道男次第。
全てを突っぱねちゃ、駄目。

 

道男を抱きしめ、ぬくもりと肯定を与え、

この先をアドバイスするはる。良き~。

懺悔だらけの直言さんとは真逆。悔い

なしと言い切れる人生、見習いたい♪

 

 

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