「虎に翼」第58回~第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第58

第12週「家に女房なきは

火のない炉のごとし?」

 

 

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壇) 家で引き取った!?

 バカかお前は。

浦野) 君は判事補なんだ。

 しかも家事部のね!

壇) 少年部の事件にまで首を突っ

 込むなら、もうお手伝いは結構。

寅子) お手伝いは家庭局の

 事務官としてやっています。

 それに、家裁設立にあたっては、

 家事部と少年部が、共に…。

 

**********

 

汐見) じゃあ試験観察の間だけ

 預かっていいとお許しが出たと。

寅子) はい。

小橋) な~んで自分からどんどん

 問題を抱え込むかね。子供を、し

 かもあんな問題児を預かるなんて。

稲垣) 佐田だって、

 善意でやったんだろ?

寅子) 浦野さんも壇さんも

 あんなに反対するなんて。

小橋) だから、みんな多岐川さん

 の理想に乗ったんじゃなくて、

 合併に従っただけなんだよ。

 現実問題、一人の人間ができる

 ことに限界があるんだって。

寅子) 現実ばかり見てちゃ

 子供たちを救えないでしょ。

多岐川) やめだ、やめ!

 君らはな、根っこの考えが違う。

寅子) 多岐川さんいたんですか?

汐見) もう風邪ひきますよ。

多岐川) 道男少年、

 年は、16か、17くらいか?

 昼間、君の家にはご婦人しかい

 ない。そう考えると、預かったの

 は軽率な判断だったかもしれん。

 自分の身だけで収まらん善意は、

 身内がしんどいだけだしな。

小橋) そう! 俺はそういう部分も

 言ってるんです!

多岐川) ただ、理想のために

 もがく人間に、やいのやいの

 口だけ出すのも、いささか

 軽率だと、俺は思うね。

寅子) 皆さん、ご心配をおかけし

 てすみません。少年部を手伝っ

 て、急いで預かり先を見つけま

 すので、何日かは、早めに上が

 らせていただけないでしょうか?

多岐川) それは無理だ。

寅子) はっ?

多岐川) 君、明日から俺と一緒

 に、全国の家庭裁判所を回って、

 意見交換と現地視察をするから。

寅子) ええっ!?

 

**********

 

寅子) ただいま。

花江) お帰りなさい。

優未) お母さん!

寅子) はいただいま。

優未) お手伝いしてた。

寅子) お手伝いしてた?

 お利口さん。

花江) お利口さんだったよね。

はる) お帰り。

寅子) ただいま。

道男) 何?

寅子) ううん、ただいま。

はる) はい次は、お風呂の

 沸かし方教えますからね。

道男) ばあちゃん、それくらい

 教わんなくてもできるから。

 

**********

 

はる) 出張に行くんだったらね、

 お父さんのカバン持っていきな

 さい。あれは、軽くて、とっても

 丈夫だから。

寅子) あっ、うん、ありがとう。

花江) 優未のことは任せてね。

 あと道男君のことも。

直明) 僕も、授業が終わったら

 すぐ帰るようにするから。

はる) いいんですよ、

 いつもどおりで。

直明) いや、でも…。

道男) 心配しなくても、

 もう悪さはしねえよ。

寅子) もう?

道男) 俺、ばあちゃんのサイフ

 盗んで逃げようとしたんだ。

 

(回想)

道男) んだよ、しけてんな。

はる) そう、我が家にはお金なんて

 ありませんよ。はした金盗んで逃

 げるより、この家の手伝いをして、

 三食食べて、暖かいお布団で寝

 る方が、お得じゃありませんか?

 

道男) 確かに、そうだよね。

(ご飯を食べながら箸の先を

はるに向ける)

道男) このばあちゃん、頭いいよ。

はる) やめなさい、お行儀が悪い。

 

**********

 

(部屋で出張の荷造りをする寅子)

直明の声) これ食べてみな。

 すごく甘いから。

 

**********

 

(庭に直明と道男)

道明) 君の話は、上野でよく耳に

 していたよ。子供たちを使って、

 集団でスリをしてるって。でも、

 僕が関わってる子供たちは、

 誰も君を悪く言わない。

(家の中からこっそり見ている

はると寅子)

直明) 道男は、そうやって小さい

 子やら女の子を守っていたんだ

 よね。僕から話すよ。助けになり

 たいんだ。

道男) いいやつなら助けてやる

 って? じゃあ悪いやつは助け

 ないってこと?

直明) えっ…。

道男) あんた、そうやって自分が

 いいことしたって思って、気持ち

 がよくなりたいだけなんじゃない

 の?

寅子) もうその辺にしておきなさい。

道男) 別に追い出して

 くれていいぜ。

寅子) 追い出さない。でも私の
 留守の間、ケンカはよしてよ。

道男) 家族が心配か。

寅子) そりゃ心配です。

 家族も、道男もね。

直明) 道男の言うとおりだよ。

 ごめん。

道男) どいつもこいつも

 いいやつぶりやがって。

 んだよ、説教か?

はる) 慣れてないのよね、

 誰かに優しくされることに。

(道男を目で追うはる)

直明) お姉ちゃんごめん。

 僕勝手なことを。

寅子) ううん、悪くないよ。

 直明も、道男も。

 出張から帰ってきたら、必ず

 道男に合った預かり先を見

 つけるから。戻ってくるまで、

 どうか、お願いします。

(頭を下げる寅子)

 

**********

 

(家の中で聞いている道男)

 

**********

 

翌日から、寅子は全国の

家庭裁判所をまわりました。

 

男性) 孤児たちの犯罪は増える

 一方ですな。人手も余裕も全然

 足りとらんのです。

 

男性) まだ、家庭裁判所の仕事も

 頭に入っちょらんもんで、勝手が

 分からんこばっかりです。

 

男性) 少年院も、観護所

 いっぱいだもんで。

 

男性) 福祉活動は、裁判所の

 仕事ではないのでは?

 …とも、思ってるでがんす。

 

男性) 家裁の5性格でしたっけ?

 その理念は、すばらしいなと思

 うがですけど、今の日本じゃ、

 無理なんと違うかね?

 

**********

 

<猪爪家>

(優未のお絵描きに付き合う道男)

(隣の部屋に花江たち)

直人) これお父さんの服でしょ?

 僕が着たかったのに。

花江) 大きくなったら、次は直人

 と直治が着ればいいのよ。

(直人を見ている道男)

直人) 見んなよ。

直治) ねえお母さん。

花江) んっ?

直治) トラちゃん今日帰って

 くるんだよね?

花江) ええ、そうよ。

直治) 帰ってきたら、

 早くあいつどっか行って

 もらってよ。

花江) もう、

 そんなこと言わないの。

 道男君がいろいろとお手伝い

 してくれるから、お母さん助か

 ってるのよ。

 

**********

 

(直道の背広を着た道男)

花江) あら、似合ってるじゃない。

道男) そうかな。

花江) うん…とっても。

(顔をそらし、涙を堪える花江)

道男) 花江ちゃん?

花江) ごめんなさいね…。

 実際に着ている姿を見たら、

 ちょっと直道さんのことを、

 思い出してしまって。

 本当はね、ずっと考えてるの…。

 直道さんがそばにいてくれたら

 って。泣いてたことはあの子

 たちにはないしょね。

(正座する道男)

道男) 俺、なれないかな。

花江) ん?

道男) その人の、代わりに。

 花江ちゃん、優しいし、

 いい人だし、きれいだし。

 だから俺…俺…。

花江) ごはんにしようか。

(割烹着を掴む道男)

道男) なあ、

 頼むって、花江ちゃん。

(戸が開く音)

直人) 何してんだよ!

(直人が飛びかかる)

花江) ちょっと、直人!

直人) 触るな!

花江) やめて!

直人) 謝れ!

花江) やめて!

直治) お前!

花江) 直治、やめなさい!

 直人、いいかげんにしなさい!

はる) 何の騒ぎですか!

直人) 道男が悪いんだ!

 道男がお母さんに!

道男) そんなんじゃねえよ。

はる) 道男、あなた…。

道男) んだよ、結局そんな

 目で見てくんのかよ。

はる) 道男!

 

**********

 

<夕方>

はる) 寅子、ごめんなさい。

寅子) お母さんが謝ること

 じゃないでしょ。

はる) 花江さんも改めてごめん

 なさい。私が、道男を泊めると

 言ったばかりに。

直明) 僕のせいだ。

 油断した。ごめん。

 

**********

 

<家庭裁判所>

壇) (ため息)何だ、逃げ出したか、

 道男のやつ。

寅子) 家族と、ちょっとありまして。

 

**********

 

<路地裏の廃屋>

寅子) タカシ?

 どうして? 

 施設に入ったんじゃ…。

タカシ) 飯も満足に出てこない

 んだ。そりゃ逃げるよ。

寅子) 最近道男に会った?

タカシ) いんや。にいちゃんは、

 いい家に引き取られたって

 聞いたけど…。

 

**********

 

道男の消息は分からないまま、

10日が過ぎました。

 

<猪爪家>

花江) お義母さんは十分

 やっていましたよ。

はる) うん?

花江) 子供たちと変わらぬ

 ように道男君と接していて、

 すごいと思いました。

はる) 道男はね、

 名前の候補だったの。

花江) 名前?

はる) 直道が生まれた時ね、

 どっちにしようか、迷ってね。

 だからほっとけなかったのよ。

花江) そうだったんですね。

はる) とにかく、何か、

 してあげたかったのよ。

 でも、花江さんにあんな思い

 させちゃって、ごめんなさいね。

花江) そのことはもう本当に、

 謝らないでください。

はる) 勝手に息子と重ね合わせ

 たのは私なのに…。道男に、あ

 んな目を向けてしまうだなんて。

はる) 優未~。優未ちゃ~ん。

 おやつにしましょう。

優未) は~い。

(軒下の干し柿に手を伸ばすはる)

(倒れるはる)

優未) おばあちゃん?

花江) お義母さん! お義母さん!

 お義母さん! お義母さん!

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

中身は子供でも、大人の男性の

外観は、それだけで十分に怖い。

怖いと感じてしまうのは、しょうが

ない。実際不幸な事件もあるしね。

 

慣れてないのよね、
誰かに優しくされることに。

 

とても難しいけれど、ぶつかって、

傷つきながら、少しずつ、歩み寄

っていくしかないんだろうなあ・・・。

 

 

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