「虎に翼」第57回~第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第57回

第12週「家に女房なきは

火のない炉のごとし?」

 

 

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寅子) よねさん。

よね) こっち来んな。

道男) あの人、

 よねさんの知り合い?

 

**********

 

小橋) ひい~!

稲垣) 轟…生きてたのか!

 

**********

 

(大鍋に作ったすいとんを

子供たちに配るよね)

稲垣) そっか、ここで山田たちと。

 小橋、お前おびえ過ぎだろ。

小橋) だって…。

轟) はあ~。

 上野はずっとこんなありさまだ。

 この寒さでまた、ガキが

 どんどん死んでいくぞ。

 

**********

 

(路上やガレキの陰で眠る子供たち)

 

**********

 

寅子) 分かってる。

 だから今対策を練ろうと。

よね) どうせお前らも、

 ほかのお役人と同じさ。

 机の上で理想をこねて、

 結局さじを投げる。

 手に余るガキどもを町から

 追い出せばいいと思って

 るんだろ。

寅子) まさかそんなつもりは。

道男) 大人はみんなそうさ。

 俺らを虫けらみたいに

 見てきやがって。

 

**********

 

轟) 佐田。道男もタカシも、

 空襲で両親を亡くしてる。

 お前を疑ってるわけじゃない。

 ただ頼むから、これ以上

 子供らに、ここに、余計な

 傷を作らんでやってほしい。

 それだけなんだ。

(胸に手をあてる轟)

寅子) 轟さん。

汐見) おお、いたいた。

 多岐川さん、いました。

多岐川) おお。ハハ。

汐見) 勝手に入ってごめんなさい。

よね) 誰だ、おっさん。

多岐川) 今顔合わせた相手を

 おっさん呼ばわりするやつに、

 名乗る名はない。

寅子) こちら、私の上司で、

 最高裁判所家庭局長の、

 多岐川幸四郎さん。こちらは、

 私の同窓で、山田よねさんと

 轟太一さんです。

汐見) よねさん、あなたが。

よね) はっ?

轟) うちの山田が、失礼をして

 申し訳ありません。

よね) おい! 

轟) 連れていかれて施設に押し

 込まれても、食べ物がなく、

 ひもじくなった子供たちが、

 次々に脱走していってる。

よね) 家庭裁判所だか何だか

 知らんが、どうせ同じ轍を踏む

 ことになるだろ。

寅子) 決してそんなことには

 ならないと、誓うわ。

よね) 安易に誓うなんて言うな。

 お前に何ができる。

寅子) そう、私だけでは無理よ。

 でもよねさんと轟さんだけでも

 無理。何万人もいる孤児たち

 全員は救えない。

多岐川) 君、名前は。

道男) 道男。

多岐川) 道男君、

 仲間に伝えたまえ。

 家庭裁判所は、愛の裁判所だ。

 困っている者には必ず、

 手を差し伸べる。君たちを、

 拒んだりはしない。

 フッ…じゃあな。また会おう。

(よねの肩に手を置く多岐川)

多岐川) 地域に根ざした支援。

 すばらしいじゃないか。

(轟の肩をたたく多岐川)

多岐川) 帰るぞ、諸君。

男性) はい。

(壁に大きく書かれた憲法第14条)

(じっと見ている寅子)

(目をそらしているよね)

寅子) じゃあね。

(出ていく寅子)

 

**********

 

警官) 動くな、おとなしくしろ!

 

戦災孤児は増える一方で、

警察は、浄化作戦と称した、

一斉補導に乗り出しました。

 

(トラックの荷台に詰め

込まれる子供たち)

 

孤児院などの施設は

どこもいっぱいで、

警察が当てにしたのは、

出来たばかりの

家庭裁判所です。

 

**********

 

壇) 悪いな、

 家庭局まで、駆り出して。

 警察がまた、トラックいっぱい

 捕まえてきた。

稲垣) え~13歳以下の子たちは、

 これから児童相談所っていうとこ

 ろに行きます。

小橋) 並べ、シラミを持ち

 込まれちゃ困るんだよ。

 いくよ。はい。はい。

(殺虫剤を振りかけられる子供たち)

寅子) こんにちは。

男子) こんにちは。

寅子) お名前聞いていいですか?

男子) サブロウ。

寅子) サブロウ君。

 

人手が足りず、

家庭局の手も借りて、

聞き取り調査を行います。

必要な場合は、審判を開き、

その後の処遇を決定します。

その間、子供たちが寝泊まり

する施設が、全く足りません。

観護所も、少年院も、

常に満員です。

 

**********

 

小橋) ここは話を聞いててくれたの

 1軒だけでしたよ、1軒だけ。

 

そのため、子供を預かり指導して

くれる、補導委託先を増やそうと、

個人商店や工場などを、開拓して

いくことになりました。

 

稲垣) 今日も頑張りましょう!

一同) はい。

男性) 頼むよ。

寅子) はい。お願いします。

 

でも、なかなか委託先は

見つかりません。

子供たちを預かる余裕など、

どこにもないのです。

 

**********

 

<猪爪家>

寅子) 委託先もそうだけど、

 子供たち、保護されるのを

 心底嫌がるのよ。寒くて、

 ひもじいはずなのに。

直明) 親戚の家で、やっかい

 者扱いされて逃げてきた子や、

 施設でひどい目に遭った子も

 大勢いるからね。

はる) そう…。

花江) 安心できる居場所

 見つけてやりたいわよね。

寅子) そうなのよ、本当に。

 

**********

 

(家庭裁判所の廊下に

集められた子供たち)

(寅子が足をとめる)

寅子) 道男?

(薄い毛布の上に道男とタカシ)

寅子) ねえ、どうしたのその傷。

道男) 触んな。

寅子) ねえ何があったの?

タカシ) サツのやつらが、みんなの

 迷惑だから連れてくって。「それは

 おかしい」って道男にいちゃんが

 言ったら、あいつら急に。

道男) もういい黙ってろ。

(二人を見つめる寅子)

 

**********

 

<夕方>

(鐘の音)

(廊下に残っているのは、道男だけ)

寅子) ごめんなさい。タカシと一緒の

 場所に、あなたも、行けたらよかった

 んだけど…。今はまだあなたの引き

 取り先が、見つからなくて。

道男) じゃあつまり、

 俺は帰っていいってこと?

寅子) そう伝えてくれと言われた。

 でも、私が探すから。

道男) 今度サツが来たら、

 全員とっちめてやるよ。

 そしたら、少年刑務所だろ。

 あんたの仕事も減らせるだろうし。

寅子) バカなこと言わないで。

道男) 何で? 

 俺が消えたらうれしいだろ。

寅子) うれしいわけないでしょ!?

道男) 目見りゃ分かるよ。

 俺のことはほっとけって。

寅子) ほっとかないってば!

道男) 何? じゃああんた

 何してくれんの?

 家にでも泊めてくれんの?

 ほらな。あんたなまぬりぃよ。

 あんな格好つけてたくせに。

寅子) あんたそこまで私に

 心開いてくれてたのね。

道男) はあ?

寅子) いいわよ、いくらでも

 泊めてやるから。

 

**********

 

<猪爪家>

花江) それで、私たちに相談も

 なく連れてきちゃったの?

寅子) ごめんなさい。

道男) 何?

優未) 怖い。

直明) おお、子供たちが

 おびえてるだろ。

花江) 君ね、それが泊めて

 もらおうって人の態度?

道男) おばさんは、

 俺がひれ伏せば満足?

花江) お…お…。

直人) トラちゃん、

 僕こんな人無理だよ。

 早く追い出して。

寅子) でも…。

はる) 泊めてあげなさい。

 今夜だけじゃない。

 必要なだけ、

 ここにいればいいわ。

花江) お義母さん?

 人生持ちつ持たれつ、

 助け合いですよ。

 お天道様は見てます。

直人・直治) はい。

はる) 道男。

道男) 何?

はる) お風呂に入りなさい。

 直明、いろいろ教えてあげて。

直明) うん。

はる) 花江さんはごはんの準備。

 直人直治、お手伝いして。

 とりあえず着るものはお父さん

 の浴衣でいいわね。

 優未ちゃん、お手伝いして。 

 寅子も、いらっしゃい。

寅子) はい。

はる) さあ、動く!

花江) はい。

寅子) みんなごめんね。

 ありがとう。

直明) よし、じゃあ道男君

 お風呂行こうか。

(花江を見る道男)

道男) おばさん、よく見たら、

 きれいな顔してんな。

直人) お母さんのこと見るな。

直明) おいおい、ケンカはやめ

 とけよ、ケンカは。なっ。

 

**********

 

(タンスの引き出しから

直言の浴衣を出すはる)

はる) はい。

寅子) はい。じゃあこれを

 お兄ちゃんたちのとこに

 持ってってください。

優未) はい。

寅子) はい。ありがとう。

 お母さんも、

 ありがとうございます。

 助かりました。

はる) 道男、

 何をして捕まったの?

寅子) スリと、

 置き引きとかいろいろ…。

 でもそれは生きていくためで。

はる) そう。

寅子) 預け先は必ず見つけるし、

 その間は、なるべく早く家に

 帰れるようにするから。

はる) ああいう子が、日本中に

 いるのよね。この寒い中、外で

 眠っているのよね。

寅子) うん。

はる) 寅子からずっと話を聞いて

 たのに、あの子を見るまで、どこ

 かずっとひと事だった。子供たち

 を置いて亡くなった親御さんたち

 は、さぞ、無念でしょうね。

寅子) うん。

 

**********

 

<朝餉の時間>

(道男におかずを取られる直治)

直治) 今日ごはん少ない。

直人) 俺の食えよ。

花江) 直人はいいから

 私の食べなさい。

(あくびをする道男)

はる) 食事の時に大きな

 口を開けない。

道男) うるせえな、飯くらい

 好きに食わせろよ。

(直治や直人のするどい視線を

感じながら、砂を噛むようにご飯

を食べる寅子)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

相変わらず勢いで面倒を持ち込む

寅子。面倒を持ち込まれる家族は

大変ってやつ。面倒見のいい人の

陰で苦労する家族は多いんだろう

な。長所と短所は、裏表。知らない

ことは多い。まずは知ることから…。

 

 

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