「虎に翼」第56回~第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第56回

第12週「家に女房なきは

火のない炉のごとし?」

 

 

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多岐川) この光景を、どうしても
 君たちと一緒に見たかったんだ。


昭和二十四(1949)年・一月

昭和24年1月1日。
家庭裁判所が発足。
その2日後のこと。


(夕餉を囲んだ、はるや花江たち)
寅子) 人使いが荒すぎるでしょ…。
花江) どうしたの?


寅子に届いた電報には、
こうありました。
「急用あり。今夜七時拙宅へ
来られよ。多岐川」。


**********

(ノック)
寅子) 多岐川さん。佐田です。
(ノック)
寅子) 多岐川さん!
 急用だというから、
 伺ったのですが!
 ヒャ…。香子ちゃん、
 明けましておめでとう。


**********

(香子に案内され、
井戸端を見る寅子)
(万歳の姿勢で、両手をピラピラ振
っている、ふんどし一丁の多岐川)
多岐川) ふう~。
香子) どうぞごゆっくり。
寅子) ありがとう。

(大きなお腹で去って行く香淑)
多岐川) 待ちかねたぞ、佐田君。
 明日は仕事始め。そして、家庭
 裁判所の発足を祝う、大事な
 記念式典が開催される。
寅子) ですから準備を万全にした
 く…。このように急に呼び出され
 るといささか迷惑です。
多岐川) さあ、始めようか。
寅子) 何を?
汐見) ごめんね、佐田さん。
 急に呼び出して。
寅子) あの、今から何が始まろう
 としているのでしょうか?
汐見) 多岐川さんは縁起を担いで
 よく、滝行をするんだ。でも、ここら
 辺には、好みの滝がないらしくて。
寅子) 好みの滝?
汐見) だから滝行の代わりに、庭で
 水行するのが最近の日課でね。僕
 がいつも、桶で水をかけてるんだ。
寅子) あっ、すいません。
多岐川) 今から俺が何か月も考え
 抜いた、家庭裁判所に必要な
 五大基本性格を、発表する。
寅子) そんな大事なことを
 なぜこのような状況で?
多岐川) いいんだ! ほら、佐田君。


**********

多岐川) 来たまえ!
寅子) はい。

(多岐川の肩に水を掛ける)
多岐川) 独立的性格!
 佐田君、派手に頼むよ。
 まるで、滝のようにね。
寅子) はい。
多岐川) そ~れ!
寅子) はい!
多岐川) 民主的性格!
寅子) はい!
多岐川) 科学的性格!
寅子) はい!
多岐川) 教育的性格!
寅子) はい!
多岐川) 社会的性格! 以上!

(荒い息遣い)
多岐川) あ~寒い!

**********

多岐川) この5性格は、とどのつまり、
 家庭裁判所の基本理念ですな。
 1つ目。独立的性格!


1月4日の仕事始め。
家庭裁判所の
開所記念式典の場で、
多岐川は高らかに、家裁の
5大基本性格を宣言しました。


多岐川) 親しみのある、国民の
 裁判所であること。


**********

多岐川) 何なんだ、この忙しい時に。
工藤) まあまあいいじゃないの、
 ちょっとぐらい。
桂場) こっちだ。

(桂場に促される寅子と多岐川)
桂場) 長官、彼女が、例の。
朋彦) 穂高先生の、希望の光だね。
多岐川) 佐田君、
 星朋彦最高裁長官だ。
寅子) 家庭局事務官、
 佐田寅子です。
桂場) 君に辞令を出すと言ったら、
 星長官自ら伝えたいと。
寅子) 辞令!?
多岐川) おい、聞いてないぞ。
桂場) 言っていないから、
 君にも来てもらった。
朋彦) 佐田寅子君。君には、
 東京家庭裁判所判事補。兼、
 最高裁判所家庭局事務官と
 して、今日から頑張ってもらう。
寅子) 兼?
桂場) まずは言うことが
 あるだろう!
寅子) ごめんなさい、はい、
 ありがとうございます!
 それであの、兼務とは?
朋彦) 言葉どおり、兼務という
 ことだね。まだまだ、裁判所は
 人手不足だから。
多岐川) 当然ですな。家庭局の
 仕事を放り出されては困る。
桂場) 形はどうあれ、
 念願の裁判官だろ。


桂場の言うとおり、判事補は、
裁判官の最初の職位のこと。
寅子はついに、裁判官に
なることができたのです。


朋彦) 話せてよかった。
 くせ者三人に引けを取らない、
 くせ者の君ならば、きっとねじ
 曲がってしまった子供たちと
 立派に対峙してくれるだろう。
寅子) 子供たち?
朋彦) 戦争の一番の被害者さ。


戦争で親を失った、
多くの孤児たちをどうするかが、
大きな社会問題となっていました。


**********

家庭局の面々は、視察のため、
上野を訪れました。


(バラックや露店が
ひしめく、雑多な通り)
汐見) 君たち、ちょっといいかい。
(逃げる子供たち)

終戦から3年が過ぎてもなお、
路上には孤児たちが
あふれています。

終戦直後の、昭和20年、9月。
政府は、戦災孤児保護対策
要綱を取りまとめました。
その内容は、個人家庭への
保護委託、養子縁組みの斡旋、
集団保護の3つ。しかし、その
3つの方針、はほぼ実行されず、
戦災孤児は、生きて行くため
に働くか、犯罪に手を染める
ようになります。


(路上で眠る小さな子)

**********

昭和23年9月には、
浮浪児根絶緊急対策要綱が、
閣議決定されます。
浮浪児、根絶…。
まるで子供たちを、やっかい者
のように扱うその背景には…。


(視察中の小橋に少年がふらつく)
タカシ) ごめんなさい。
小橋) 気をつけろよ。

(盗んだサイフをポケットに
入れながら、去って行く少年)
寅子) あっ、ちょっと、
 行ってきます。
稲垣) ん?

(さりげなく後を追う寅子)
小橋) やられた!
寅子) あっ、ちょっ、もう!
 何で大きい声出すの!
 ちょっと君!


**********

タカシ) はい。
(バラックの陰で、サイフを
開ける、年上の少年)
寅子) 君、返しなさい。
 大丈夫よ、別に警察に突き
 出したり…。ちょっと!
 ちょっと! 君!

(バラバラに逃げる少年たち)

**********

(追いかける途中に、
見覚えのある路地)
寅子) えっ…。
(カフェー燈台があった場所)
(焼け残った店の表に
 「轟法律事務所」の看板)
(看板の前に立つ寅子)

**********

道男) うるせえ。
よね) だからスリだけは
 やめろって言っただろ!
 (ため息)
寅子) よねさん?

(入り口を振り返るよね)
寅子) よねさん。
よね) こっち来んな。
道男) この人、
 よねさんの知り合い?

(ドアが開く音)
轟) よいしょ。
(奥から轟が出てくる)
轟) 佐田? 生きてたのか。
 よかった! 本当によかった!
寅子) 轟さんも。
轟)ハハハ…。

(寅子から目をそらしてるよね)

**********

(少年からサイフを受け取る寅子)
轟) 道男、何か言うことが
 あるんじゃないのか。
道男) すられる方があほなんだ。
轟) こらっ! 頭くらい下げろ、ほら!
道男) うるせえ!
轟) おい!
よね) 放っておけ。追うだけ無駄だ。

(机に向かって作業をしているよね)
轟) 久しぶりの再開はうれしいが、
 何でお前がこんな所にいるんだ?
寅子) あ…視察で来ていて。
轟) 視察?
寅子) 実は私いま、家庭裁判所で
 働いてるの。人手不足でね。今は、
 家庭局で事務官をやりつつ、家裁
 の判事補を。
轟) 判事補!? そうか、女も裁判
 官になれる時代が来たか!
寅子) お二人は、ここで弁護士を?
よね) 資格がないのに
 どう弁護士になる?
轟) おい、何だその言い方は。
 復員して上野で再開してな、山田
 には、助手をしてもらってる。とい
 っても、実質上の親分はこいつだ
 がな。ハハハハハハハハハ!
 おい! いつまで睨んでる!
 どんな道を歩もうと、
 佐田の自由だろ。
よね) ああ、そうだな。
 好きな道を行けばいい。お互い
 死なずに済んでよかった。
寅子) よねさん。
よね) ただ、顔を合わすのは
 今日が最後だ。

(机に向かったよね)
轟) 佐田、すまない。今日は、
 虫の居どころが悪いようだ。
寅子) ううん。
 裏切ったのは私だから。

(よねに向き直る寅子)
寅子) 何もかも、ごめんなさい。
(頭を下げる寅子)
寅子) あの時は、逃げること
 しかできなかったの。


(回想)
よね) こっちの道には
 二度と戻ってくるな。
寅子) 言われなくても
 そのつもりよ。
(一人になったよねの頬に
涙がこぼれる)


タカシの声) 助けて、
 道男にいちゃん!


**********

<表>
道男) 離せよ。
 サイフならあんたの
 知り合いに返した。
小橋) そんなうそ信じられるか。
稲垣) 小橋、こいつらまた
 逃げる気だぞ。
道男) とっ捕まえたきゃ好きにし
 ろよ。トラックにでも押し込んで、
 追っ払えばいい。またすぐ逃げ
 出すだけだ。

(小橋の顔を鷲づかみにする道男)
道男) あんた、小橋っていうん
 だな。覚えたからな。
小橋) ひい~!
道男) 覚悟しとけよ。
よね) その辺にしとけ、道男。
寅子) おサイフなら、返してもらっ
 たから。だから、離してあげて。
タカシ) 道男にいちゃん。
道男) ケガないか?
轟) 何だ何だ、
 今日は同窓会か!?
稲垣) 轟…生きてたのか!

(泣き声)
(道男にすごまれ、再会の
抱擁に参加できない小橋)
(情けなさそうに見ている寅子)
轟) ああ…。

**********

 

超簡単感想で♪

家庭裁判所の5大基本性格は・・・

独立的性格
民主的性格
科学的性格
教育的性格
社会的性格

 

うん、大事だよね。滝行が必要か

どうかは・・・ちょっと分からないw

 

ついに、よねと轟に再会した寅子。

轟はホントとことんいい男だねえ!

彼に大きな幸いが訪れますように。

 

 

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