「虎に翼」第53回~第11週「女子と小人は養い難し?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第53回

第11週「女子と小人は養い難し?」

 

 

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浦野) 家事審判所は、全都道府県

 にありますが、そちらはないじゃな

 いですか。

壇) そちらは地裁の間借りばかり

 で、こちらのように、独立した庁舎

 もないくせに、偉そうに!

 

少年審判所と、家事審判所の

話し合いは、一向に進展しな

いまま…。

 

**********

 

一週間後

 

壇) 私は名前も気に入らない。

 家庭裁判所ではなく、少年

 家事裁判所にすべきだ。

浦野) 家事少年裁判所でしょ。

壇) どうして家事が先なんだよ! 

 ん?(身震いする)

 んっ…しかしここ寒いな。

 なんとかならんのかね?

4人) すみません。

 

ただただ月日だけが

過ぎていきました。

 

**********

 

(達磨ストーブを設置する

稲垣と小橋)

多岐川) ♪(「東京ブギウギ」の鼻歌)

 ここんところ、接待続きだったから

 ね、今日こそは、早く帰らねば、

 いとしの、香子ちゃんのもとへ。

稲垣) よいしょ!

寅子) あっ、大丈夫?

稲垣) 大丈夫。

多岐川) ♪(「東京ブギウギ」の鼻歌)

汐見) 君たちも、

 早く帰って休むんだよ。

稲垣・小橋) ありがとうございます。

寅子) 香子ちゃんって奥様?

稲垣) いや、多岐川さん、

 独身なはずだけど。

小橋) どうせ若い女でも囲ってんだろ。

 ああいうチョビヒゲのやつらは

 大抵スケベだ。

 

憶測と偏見です。

 

小橋) というか正月までに

 合併なんて無理だよな。

寅子) この調子じゃね。

小橋) 前に佐田と口論した時

 言ってたもんな。分かり合え

 ない時は諦めるって。

 もう諦めてんのかな?

稲垣) いや、けど、

 どうなっちゃうんだ?

小橋) そりゃ責任とって誰かの

 首が飛ぶんだろ。

寅子) そんな困るわ。

稲垣) いや…いやいやいや、

 簡単に首は切られないだろ。

 腐っても判事だし。

小橋) まあ、俺らはな。

(寅子に憐れみの目を向ける二人)

 

**********

 

今この仕事を失うわけにはいか

ない。また駄目になったら、優三

さんとの約束も果たせない。花岡

さんにだって、顔向けできない。

 

(道を走る寅子)

寅子) 多岐川さん!

(振り向く多岐川と汐見)

寅子) あの、私、

 まだ納得できてないんです。

汐見) 佐田さん?

寅子) 今反対を押し切って、無理

 やりに家事審判所と少年審判所

 を合併させる必要が本当にある

 のかどうか。私桂場さんと約束し

 てるんです。1月1日までに、家庭

 裁判所の設立にこぎつけられたら、

 裁判官にしてもらうって。

 人生かかってるんです。

(寅子に迫る多岐川)

多岐川) バカたれが!

 

**********

 

多岐川) この大バカたれが!

 何でもっと早く言わない?

 そんなモヤモヤして、いい仕事

 ができるわけがないだろう。

 かあ~っ! これだから最近の

 若いもんは。

寅子) 若いもんって私もう34歳…。

多岐川) いや待て。

 直接納得できないと言いに

 来るだけいいのか?

 うん、偉いぞ、佐田君。

寅子) いや、あの…。

多岐川) 汐見君は先に帰って

 いいぞ。ついてきたまえ。

寅子) どこにですか?

多岐川) いいから早く!

汐見) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

<最高裁判所・秘書課長室>

多岐川) おいライアン!

工藤) タッキー。

 サディも。ハハハ。うれしいな。

 大好きな2人のサプライズ訪問。

多岐川) ライアン。彼女は君の部下

 だったんだろ。その間何も教えて

 なかったのかい?

寅子) えっ、何の話ですか?

多岐川) 我々が目指す、

 ファミリーコートのことだよ。

工藤) そりゃするタイミングがない

 でしょう。だって我々の仕事は今

 まで、法律の改正がメイン…。

多岐川) 言い訳はいい!

 君が推薦したというから、彼女に

 は理念がたたき込まれているも

 のとばかり。きちんと教育してか

 らよこしていただきたいものだね。

寅子) 多岐川さん、お言葉ですが…。

多岐川) お言葉はいらん! まず

 君は、ライアンから、我々が目指

 すものについて勉強なさい。

 俺は帰る。

工藤) いやいやちょっ…

 タッキーもう帰るの?

 お茶でも飲んでいきなよ。

 とっておきのクッキーがあるんだよ。

多岐川) いらん! 香子ちゃんが

 家で待ってる。じゃあな。

寅子) あっ…多岐川さん!

工藤) ハハハ。タッキー面白いよね。

寅子) 何だかすみません、

 お忙しいのに。

工藤) で? 何があったの?

 

**********

 

工藤) つまりサディは、家事審判所

 と少年審判所の合併には反対なん

 だね。

寅子) 予算がないことや、合理性の

 部分は理解しています。少年法も

 変わりますし、行政機関の少年審

 判所が、存在できないことも。

工藤) でも?

寅子) でも、せいては事をし損じる

 といいますか。

工藤) うん、そうだね。ただでさえ、

 全国の裁判所がまだ満足に機能

 していない中での大改革だからね。

寅子) 両方の審判所が反論する

 気持ちも分かります。

 何をするのが正解なのか。

(紅茶の中にジャムを入れる工藤)

工藤) あれは、真珠湾攻撃の1年

 前だったな。アメリカ中の裁判所

 を視察して回ってね。そこでアル

 バートとも仲よくなったんだよ。で、

 案内された中で一番心を打たれ

 たのが、ファミリーコート。

 家庭裁判所さ。

(寅子に写真を見せる工藤)

工藤) 一歩入ると、入り口には、花

 や絵画が飾られていてね。音楽が

 流れて明るくて。日本のあのわざ

 と暗くして威厳づけようとしてる裁

 判所とは大違いでしょう。

寅子) ええ。

工藤) 相談受付には、子供たちを

 連れた女性たちが並んでいてね。

 それを案内する職員にも女性が

 たくさんいて、笑顔で和やかだ。

 居心地がよくて、より健康的な生

 活に近づける空間で、少年の問

 題と家庭の問題が同じテーブル

 で語られているんだよ。それを見

 て気づかされたんだ。子供たちと、

 家庭の問題は、地続きなんだって。

 子供の問題はまずは、家庭の側

 面から。逆もまたしかり。しかも、

 事件だけではなく、少年や、相談

 者の生活にも目を向ける。それが、

 社会の平和、ひいては、未来の

 平和につながっていく。まあ、裁

 判所本来の考え方や今までの

 やり方とは全く違うから戸惑うけ

 ど、でも、憲法が変わった今、こ

 の仕組みをまねしない手はない

 でしょ。誰もが気軽に訪れること

 のできる間口の広い裁判所。家

 庭裁判所は、生活に根づいた、

 温かな、愛にあふれた場所にな

 ると思うんだよ。

寅子) あの、多岐川さんは、ライア

 ンさんからファミリーコートの話や

 今の話も聞いているんですよね。

工藤) もう何度も僕のところを訪ね

 てきては、アメリカでの話を聞か

 せてくれってせがんできてね。

 まあ、彼ほど少年問題に熱心な

 人はいないよ。

寅子) 熱心?

工藤) 彼のもとでなら、

 きっとサディも学ぶことがある。

 僕はそう思って、君を推したんだよ。

 それに、君たちは、ウマが合いそう

 だしね。ハハ。

寅子) ハハ…残念ながら、

 今のところは全く。

工藤) ハハハ。

(紅茶を一口飲み、ジャムをスプーン

ですくって食べる笑顔の寅子)

工藤) それは混ぜて飲むものなんだ。

寅子) すみません。

工藤) ハハハハ!

 

**********

 

<猪爪家>

寅子) ただいま。

はる) お帰りなさい。

直明) お帰りお姉ちゃん。

寅子) あれ、優未は?

はる) 花江さんたちとお風呂ですよ。

 ちょうどよかったわ。あなたも夕飯

 食べちゃってちょうだい。

寅子) はい。

 

**********

 

直明) えっ!

寅子) えっ!

直明) えっ…多岐川さん?

 えっ…お姉ちゃんの今の上司の人

 って、あの多岐川幸四郎さんなの?

寅子) 「あの」って…。

 何、有名な人なの?

直明) 僕が今活動してる、東京

 少年少女保護連盟のもとは、

 アメリカで行われているものだ

 って知ってるよね?

寅子) うん。BBS運動。

 ビッグ ブラザーズ シスターズ

 ムーブメントでしょ?

Big Brothers and Sisters movement)

直明) それを、日本で初めて

 取り入れた人なんだよ。

寅子) えっ…。

直明) 確か、京都の、少年審判所に、

 学生たちを呼んで、関西の学生たち

 を、団結させたんだよ。

寅子) えっ!

はる) いちいち声が大きい。

寅子) 人違いじゃない?

直明) ええ、そうかな?

 

アメリカでは、非行少年たちの

保護と更生を目的とした、

学生によるボランティが活動が

盛んでした。

 

直明) ええっ…?

 

周りから聞く多岐川の印象と、

自分が見た多岐川の印象の

ギャップが埋められない、

寅子です。

 

**********

 

汐見) もう、何でそんなに

 飲んじゃうんですか?

多岐川) 香子ちゃんの作る

 ツマミがうまいからさ。

寅子) おはようございます。

汐見) おはよう。

多岐川) どうだ、ライアンから

 勉強してきたか?

寅子) はい、貴重なお話が

 聞けました。

多岐川) そうか。

汐見) 佐田さん、昨日言えなかった

 けど、多岐川さんは裏で、壇さんや

 浦野さんとの話し合いを続けてるん

 だ。

寅子) えっ、そうなんですか?

汐見) うん。

多岐川) 汐見君の言うとおりだ。

 多岐川幸四郎を見くびって

 もらっちゃ困る。

 次回は、君も同席したまえ。

寅子) はい、喜んで!

 

**********

 

<法曹会館のラウンジ>

 

話し合いって、

飲み会じゃないか!

 

壇) 多岐川さん、確かあんたあの、

 宇治に少年院を作ろうとして、住民

 から猛反対食らったんだよな?

多岐川) ただ名称でもめただけ

 だ。だよな? 汐見君。

浦野) 名称? どんなです?

汐見) 愛の、宇治学園です。

(笑い声)

浦野) 愛…愛…

 好きですね、あなた。

壇) そりゃ断られるよ。

(笑い声)

寅子) あの…あの、少し家庭

 裁判所の話をしませんか?

多岐川) 佐田君、ここでは、

 仕事の話はやぼだよ。

(笑い声)

壇) まあまあまあ。

浦野) やぼだよ。

壇) 飲みなさい。

寅子) あっ…あっ、

 ちょっと、失礼します。

(席を立つ寅子)

(笑い声)

多岐川) 愛の宇治学園って

 おかしい? おかしくない。

浦野) いいっすね、ラブ。

(笑い声)

(グラスを手に一口飲んで、

ギョッとする汐見)

 

**********

 

(ハンカチで手を拭きながら、

寅子が戻ってくる)

(入り口で足が止まる)

(ここは昔花岡と食事をした所)

 

花岡さんが亡くなって、1年。

たったそれしかたっていないのに、

ぜいたくはできませんが、食べる

のに困ることも少なくなりました。

 

(テーブルに突っ伏した汐見)

浦野) おい、しっかりしろ

 しっかりしろ。

壇) ハハハハ、何だよ。

寅子) あれ? 汐見さん?

多岐川) 間違って飲んじゃった

 ようだ。こいつは下戸なのに。

浦野) ハハハハハハ。

壇) 浦野さんがコップを

 間違えるからだよ。

浦野) いやいや、壇さんでしょ、

 間違えたのは。

 

**********

 

<多岐川の家>

多岐川) 香子ちゃ~ん、ただいま。

女性) は~い。

寅子) あああ…!

(玄関に倒れ込む)

寅子) あの、表札が、多岐川と

 汐見と2つありましたけど、

 お二人は一緒に住まわれて

 るのですか?

多岐川) 香子ちゃ~ん、君の、

 いとしの旦那さんが、酔い潰れ

 ちゃいましたよ。ハハハハハ。

女性) えっ、圭さん。

寅子) 旦那さん?

(お腹の大きな妻が出てくる)

(寅子の目が釘付け)

寅子) ヒャンちゃん?

 

多岐川の家にいたのは、

かつて女子部で共に学んだ、

香淑(ヒャンスク)でした。

 

(目をそらしている香淑)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

いろいろ難しいよね~。こうやって、

少しずつ経験値を上げていくしか

ないんだろうなあ。そもそも社会に

出ていく機会が少なすぎなのよね。

そんな寅子にいらつくように、ちゃ

んと描かれているんだなあと思う。

そして突然のヒャンちゃん。いろい

ろ察してしまうけど、寅子にはわか

らないんだろうなあ…。ドンマイw

 

 

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